Kyoto-Picture
宝泉院とともに勝林院の子院となり、庭園である契心園は心字池を中心にした池泉廻遊園と贅沢な造りになっています。洛北の大原は三千院や寂光院などの有名な寺院がことごとく並ぶところはありますが、この実光院も負けてはいません!!1.「実光院」とは?
大原の勝林院の子院として、仏教音楽・声明伝承の為に平安時代の中期に建立されました。実光院、宝泉院は、天台声明の根本道場としても多くの人が通う場所です。勝林院の子院であった普賢院の庭園で、庭園の奥は紅葉が楽しめます。客殿の西側には、旧理覚院の池泉回遊式庭園が広がります。こちらで見たいのは『不断桜』!!秋にサクラと紅葉が同時に楽しめるこの実光院は注目!!
2. どんな魅力が?
大原は春秋通して美しい自然が豊で、三千院から奥までの参道はシーズンになると人で溢れかえります。実光院は池泉回遊式が有名で契心園にこの不断桜が秋から春まで多くの人の目を楽しませてくれるのです晩秋に色付いた紅葉と『不断桜』、そして借景となる山々とのコラボレーションは目に焼き付くと忘れられることはありません。秋に桜がみられるなんてちょっとワクワクしてしまいませんか?
3.見どころ・お勧めポイント
不断桜
春の大原はなんとも言えない風情がありますが、秋も素晴らしい紅葉が目をたのしませてくれます。ですが実光院の魅力は紅葉ではなく「桜」です。この不断桜が知られていないのか・・・秋に桜は楽しくないのか。
毎年訪れますが、人もすくなく落ち着いて楽しめるので寺院を楽しみたい人にオススメです。紅葉と桜は合わないと思う人もいるでしょうから好みではありますし、京都に寺院では珍しい庭園に咲いています。おうすを頂いて、ぼんやりと不断桜を見ていると心が溶け出してしまう・・・そんな空間がここにあります。
声明寺院らしいものが多い
声明寺院の坊として伝承されてきたこの院には、多くの楽器が陳列されているのも見逃せません。寺院と聞くと仏像と思いますが、声明の伝承者である歴代の住職が収集したともあり普段は見ることのできない楽器がズラリ!!900年近くの歴史がある声明を伝承する道場らしく「編鐘」がみられるもの得した気分に!!美しい庭に流れる声明の調べが響き渡るのです。
契心園
書院などから見るだけのお寺が多い中、こちらは庭園内を散策が可能となっています。江戸時代からの実光院の庭ですが、もう一つの回遊式庭園は、理覚院跡に植木や現住職が石や植木の選別までに関り手づくりで 造り上げたもの。秋から春に咲く珍しい『不断桜』がこちらでは楽しめる事もあり、紅葉と桜を一度に観賞できる楽しく趣の深い庭で穏やかな1日が過ごせるのです。
4.口コミ
@jikko_in この花は最近はよく見かけるんですが名前か分かりませんでした。 でも実光院さんのツイートで藪蘭ってことが分かりました pic.twitter.com/6PUN8gxSUD
— ぶな (@bunamomo57blue) 2015, 9月 4
実光院。お庭を見ながら、お抹茶をいただきます。 pic.twitter.com/RVuwJoF6nk
— すてぴ (@steppineurobeat) 2015, 8月 22
I’m at 実光院 in 京都市, 京都府 https://t.co/VJDYwvyBtX pic.twitter.com/lOpgYlQ4Qh
— あれなな (@_arenana) 2015, 7月 26
5.詳細
■ 基本情報
- ・名称: 実光院
- ・住所: 京都市左京区大原勝林院町187
- ・営業時間: 9:00~17:00
- ・電話番号: 075-744-2537
- ・拝観料金: 600円(お抹茶・和菓子付き)
- ・所要時間: 1時間
- ・オススメの時期: 秋
- ・公式サイトURL: http://kyoto-ohara-kankouhosyoukai.net/お寺・史跡/実光院/
ひっそりとした大原の、そのまたひっそりした実光院。三千院から奥に進むとそこはあります。観光客も少ないので穴場ですよ!!