ume-y
東京には面白い名前の坂がたくさんあります。面白い名前には当然興味深い歴史が隠されているのです。実はここには・・・。坂の名前や歴史を知ると東京の素顔が見えてくるかもしれません。1.神楽坂
http://find-travel.jp/article/2676
神楽坂は、大正時代に隆盛を誇った花街です。飯田橋駅を背にした坂の右手に残る花街特有の路地は、日本でもここにしかないといわれています。関東大震災以後、日本橋や銀座方面より商人が流入し、夜店が盛んになりました。山の手銀座と言われた時期はこの頃で、林芙美子や、矢田津世子の小説にも登場します。坂沿いには商店街が立ち並び、瀬戸物屋、和菓子屋など和物のお店が中心に軒を連ねていました。
2.十貫坂
http://blog.goo.ne.jp/asaichibei/e/f1333d2f6f7785bed3b1c3c60d2e0d88
青梅街道の東京メトロ丸ノ内線新中野駅近くの鍋屋横丁から南西に、本町5丁目と6丁目の境を杉並区和田1丁目まで下っている坂道です。坂下に地蔵堂があり「東圓寺十貫坂地蔵堂」の銘板があります。十貫坂の由来は、この辺り一帯の大地主だった中野長者が埋めたとされる古銭十貫文を入れた壺が、江戸末期にこの坂の近くの畑から掘り出されたことからきています。東京都中野区本町
3.宿坂
http://navalin.at.webry.info/201209/article_16.html
江戸時代には「宿坂の関」と呼ばれる関所がこのあたりにありました。この坂の名が、宿坂道として残っているのは、おそらくそれに由来します。宿坂の関は鎌倉街道の道筋にあり、ここ宿坂はその街道上の地名です。古地図によると、鎌倉街道は現在のこの道より、やや東寄りに位置しています。三百年ほど昔、このあたりには樹木が生い茂り、昼間でも暗く、暗闇の坂道として旅人らは恐れていました。よく狸が現れて通行人をばかしたそうです。 東京都豊島区高田1丁目
4.鼠坂
http://raizo.daa.jp/archives/2006/1101_0645.php
崖下と崖上に跨る街区です。至近には、鼠坂などの味わい深い坂道が点在しており、音羽通りを挟む谷の周辺には、美しい地形の街並みが広がります。
5.猫又坂
http://www.panoramio.com/photo/74150046
かつて、江戸時代には赤い鉢巻をした猫狸(妖怪の一種)が夜な夜な現れて、通行人を驚かせた坂道です。驚きのあまり、近くを流れる千川に落ちた人も多数いました。現在では想像もできません。