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東京の葛飾といえば、年配の人だと「男はつらいよ」の寅さん。中年の方は「こち亀」がまず思い浮かぶでしょう。そんな人気の観光スポットの葛飾区にある「普賢寺」を紹介します。寅さんのスポットとあわせて、ぜひ観光に訪れてみてください。普賢寺とは?
治承4年(1180年)鎌倉幕府創設に尽力した領主の葛西三郎清重が創建したと伝えられます。その後兵火で焼失しましたが、慶長2年(1597年)に法印斎海によって再興されました。南葛八十八ヶ所霊場55番札所、荒川辺八十八ヶ所霊場57番札所、荒綾八十八ヶ所霊場87番札所です。どんな魅力が?
古くから伝わる境内にある3基の宝篋印塔(仏塔)は、鎌倉幕府創設に尽力した豪族葛西氏の墓であるといわれています。鎌倉時代末期のものと推定され、都下最古の遺物として都の有形文化財に指定されました。普賢寺は、『新編武蔵風土記稿』『江戸名所図会』『葛西志』などにも記載され、江戸時代中期にはすでに古碑として著名だったそうです。周辺のおすすめ観光スポット
葛飾柴又 寅さん記念館
柴又公園内の葛飾区観光文化センターに併設された記念館。寅さんの世界を多彩なコーナーにより紹介しています。実際の撮影に使用した「くるまや」のセットが大船撮影所から移設され撮影風景を再現するほか、映画で使用された資料も展示されています。30分ほどで回れます。9時から17時まで。入館料500円。題経寺(柴又帝釈天)
柴又の顔ともいえる帝釈天は日蓮宗の古刹で、寛永年間(1624~44)の創建。映画シリーズ『男はつらいよ』で一躍有名となりました。彫刻の寺としても知られ、帝釈堂の外側に刻まれた彫刻は、彫刻ギャラリーとして「十二支彫刻」「法華経説話彫刻」などが公開されています。日蓮聖人が刻んだといわれる板本尊のほか、祖師堂や鐘楼、開山堂、回遊式の庭園「邃渓園」[すいけいえん]など、みどころもたくさんあります。帝釈天参道
京成金町線柴又駅から帝釈天まで続く200mほどの通りです。参道の両側には、『男はつらいよ』のモデルになっただんご屋をはじめ、せんべい屋、手づくり飴、川魚料理店など、江戸時代から続く店が軒を連ねています。門前町の昔ながらの、懐かしく風情のある街並みが楽しめます。■ 基本情報
- ・名称:普賢寺
- ・住所:東京都葛飾区東堀切3-9-3
- ・アクセス:京成線お花茶屋駅から徒歩約20分
- JR亀有駅からバス「普賢寺」下車徒歩すぐ
- ・電話番号:03-3602-2925