日本でもウユニ塩湖のような絶景を楽しめるスポットご紹介！天空の鏡が神秘的。

日本にあるウユニ塩湖をご存知ですか？水面に空が映る景色は、自分が空中にいるかのような、いや天国にでもいるのかと思うほどの息を呑む眺めのスポット。死ぬまでに行きたい絶景として世界中に名を知られているのは、南米ボリビアにある天空の鏡と呼ばれている所ですが、実は、そんな素晴らしい風景を見ることが出来るエリアが、私達が住んでいるこの国にもあります。今回は、最北端から最南端まで調べあげて見つけた場所をご紹介します。

天空の鏡と呼ばれる「ウユニ塩湖」

南米・ボリビアにある「ウユニ塩湖」。1～3月の雨季になると、湖面に水が溜まることで「鏡」となって空を映し出し、その光景は”天空の鏡”と評されています。様々なメディアやユニクロのCMに出たことでも有名になり、死ぬまでに一度は行きたい絶景としてみんなの心を震わせているウユニ塩湖ですが…。

アンデス山脈に取り囲まれた塩の大地です。面積は積約11,000km2ほどにもなり、なんと岐阜県の面積とほぼ同じ広さとなります。また、これほど広大でありながら塩湖全体で50センチほどしか高低差がなく、「世界で最も平らな場所」と言われています。

実は日本にも”天空の鏡”がありました！

1.蔦沼（青森県）

蔦沼は青森県十和田市にあり、この「蔦七沼」は神秘の沼と言われる7つのうちの最も大きな沼です。紅葉シーズンには観光スポットとして多くの人がこの景色を見に訪れるようです。燃えるような蔦の群れが沼にも燃え広がっているかのようで、圧巻ですね。

見頃は早朝の朝焼けが差し込む頃だそうで、この幻想的な景色を収めようとカメラマン達も多く訪れている穴場スポットなんです。夏・冬通して色んな幻想を映し出すこの場所は、まさに日本ならではの『ウユニ塩湖』ではないでしょうか。

 池を取り囲むブナの原生林「十和田樹海」が四季折々に彩りを変え、水面に鏡のように映し出されています。テレビや雑誌などで取り上げられたことから注目を集め始め、最近では紅葉シーズンになると多くの観光客が訪れます。

2.テダ御川（沖縄県）

テダ御川は「てだうっかー」と読むそうで、太陽神（テダ）が降臨したとされる場所。海辺を目指して歩いて行くと、海中の珊瑚やなどが堆積してできた「琉球石灰石」がそこかしこにたくさん転がっています。ちょっと驚きますよ。そして浜辺で水平線の彼方まで、水面に映る空がとってもすてきです。

海沿いに遊歩道がきちんと整備されていて、入り口には駐車場もあるとのこと、そこに停めてから徒歩で、中城の丘から津堅（つけん）島や久高島を見ながら散歩するのも良いですよ。

なるほど、潮の満ちている時がベストなのですね～。訪れるときは潮の満ち時を確認してから訪れたほうが良いようですね。

南城市知念知名崎の海岸にあります。琉球王国時代、国王や聞得大君（琉球神道における女司祭）が久高島へ参拝する際は必ずここへ立ち寄り、航路安全を祈願したそうです。今でも多くの人びとが参拝に訪れるそう。

3.猪苗代湖（福島県）

日本で4番目に大きい湖で、風のない晴れた日には透明度の高い猪苗代湖に空がそのまま映ります。まさに天鏡湖ですね。朝日と共に猪苗代湖に映る会津磐梯山は幻想的です。

長瀬川から流れ込んでいる水が酸性度が高いために、水質は弱酸性の貧栄養湖となっていてプランクトンが生息しにくいようです。だから鏡のように映るのですね。

福島県のシンボルのひとつとされている広大な池で、磐梯朝日国立公園に指定されています。上記の理由から、国内各地に点在する湖沼の中で随一の水質を誇っているんですよ。弘法大師にまつわる伝説も残されています。

4.金田海岸（千葉県）

東京アクアラインからすぐの千葉県木更津市に、天空の鏡！ウユニ塩湖のような幻想的な風景が見られるんです。ここは暖かい季節になると簀立てや潮干狩りで大変賑わう場所です。引き潮で出来た潮溜まりや、人が少なくなった潮が満ちた海辺には、水鏡と化した鏡にウユニ湖ばりの景色が浮き上がります。

ゴールデンウィーク中は1日1,000人以上も訪れ、潮干狩りスポットとしては非常に有名なのですが、この幻想的な景色を見られるということはあまり知られていないようです。 東京アクアラインも望みますのでぜひおすすめ。

5.白保海岸（沖縄県）

夢か幻か？空と海の境界線が消えた！石垣島で絶景と地元素材のスイーツを堪能しよう #travel_jp #沖縄 #旅行 b! http://t.co/vtlMK88Mfz pic.twitter.com/gzbfj313D1

— トラベルjp＜たびねす＞ (@travel_jp_guide) 2015年10月15日

シュノーケリングスポットとして有名な白保海岸には美しサンゴ礁が広がっています。透き通った海水が周りの景色を綺麗に映し出し、ウユニ塩湖で見られる”水鏡”のような現象が起こる場所。ねらい目は風のない日。まさしく空と海の境界線が消えて絶景が広がります！

また、白保海岸はサンゴの大群落が多く分布していることでも非常に有名です。その規模は北半球最大ともいわれており、世界有数なんですよ。 陸の上からも海の中からも絶景を楽しむことが出来る貴重な海岸です。

6.池間大橋【沖縄県】

本土から遠く離れた南国沖縄！そこから更に南へ300kmあまりの場所に浮かぶ宮古島と池間島を結んでいるのが、ブルーラグーンの上を真っすぐに架かる全長約1.4kmのブリッジです♪

抜群の透明度を誇る沖縄屈指…いや日本屈指の美しい海に浮かび上がる様子は筆にも言葉にも尽くせない程ですよ。太陽が徐々に傾いてくるサンセット頃からが見どころです！夜のとばりが降りる頃から、穏やかな海が、星空を映し出す天空の鏡となっていくのです♪

沖縄有数のドライビングスポットとして知られる池間大橋でもウユニ塩湖のような景色を楽しめるんです。両側に澄んだターコイズブルーの海が広がり、まるで海の上を走っているかのような気分になれるんですよ。

7.嘉瀬川河川敷【佐賀県】

広大な佐賀平野を縦断するように流れる穏やかな河川です。佐賀県民のシンボルとして、四季を通じ癒しを与えるパワースポットになっています。ゆるやかに流れる時間が日頃の喧騒を忘れさせてくれますよ♪

天空の鏡となっていくのは、夜も更けた頃です！川面を照らす僅かな外套の光が幻想的な世界に誘いますよ♪特におすすめの時期は、佐賀バルーンフェスタが行われるとき！日中は空を飛ぶバルーンも夜は係留されています。川面に映る様子は何とも幻想的なのです！！

なお、佐賀バルーンフェスタは毎年秋に嘉瀬川河川敷で開催されている熱気球大会で、アジア最大級の規模を誇る大きなお祭です。このほか、嘉瀬川周辺には北山ダムや嘉瀬川ダム、川上峡などが点在していますよ。

8.角島大橋【山口県】

美しい綺麗な海と言えば、沖縄or北海道だと思い込んでいませんか？山口県の特に日本海側は屈指の透明度を誇る海と白い砂浜が続いているのですよ♪

とくに角島は数々の映画やCMの舞台になったほどの美しい雄大な海面が広がります。本州と角島を結ぶ角島大橋が架かる様子が水面に映し出されて、ココロを穏やかにさせる不思議な風景を眺めることができます！是非、足を運んでみてはいかがでしょうか。

こちらも山口県屈指のドライビングスポットとして非常人気があり、遠方からも多くの人々が訪れています。海へと続く道は絶景で、「土木学会デザイン賞2003」の優秀賞受賞、トリップアドバイザーによる「口コミで選ぶ 日本の橋ランキング」では1位に輝きました。

9.厳島神社【広島県】

海に浮かぶ赤い大鳥居がシンボルの厳島神社は広島県の宮島にあります♪日本に居る方ならば、誰しも一度はメディアなどで見たことがあるのではないでしょうか。世界遺産にも登録されている、日本三景の一つに数えられます。

何と！干潮時は大鳥居まで歩いていけるのですよ。しかし満潮時の方が圧倒的に見ごたえがあります
。特に晴れた日は水面が鏡になり、大鳥居と青い空が映し出されるのです。訪れる際は、潮見表をチェックすることをオススメいたします♪

あの有名な大鳥居や寝殿造りの本殿が海面に写り込み、まさに日本らしい情緒に溢れた水鏡の風景を堪能することができますよ。とにかく幻想的で美しく、日本国内はおろか、世界各国から数多くの観光客が訪れています。

10.渡月橋【京都府】

京都の嵐山を流れる桂川に美しい架橋の姿を皆様はご覧になったことがあるのではないでしょうか。この橋が渡月橋なのです！嵐山随一の観光スポットして、メディアや雑誌などに多数登場しています。

穏やかに流れる桂川に天空の鏡が映し出されるのは、晴天が続いた日がねらい目です！！水流が穏やかな時ほど鏡の効果が増すのです♪日中の青空が映し出された様子と、薄暗闇から夜のとばりが降りる頃の2パターンともオススメですよ。

古都京都でも特に人気のある観光エリア・嵐山。そのシンボルとなる渡月橋でも水鏡の美しい風景を楽しめるんです。特にオススメは秋の紅葉シーズン。豊かな緑に紅葉が差し色のように色づき、水面に映し出される姿は圧巻の美しさです。

11.寸又峡の夢の吊り橋【静岡県】

インターチェンジを降りて車を走らせること約90分。日本にこんな秘境があったのか！？と桃源郷に来たような気持ちにさせるスポットです。ここは南アルプスの入口にあたります。温泉が湧出する日本古来の伝統文化が現存していますよ。

温泉地から足を延ばした先にある人造湖は穏やかな表情を浮かべています。一度に10人しか渡ることのできない橋が架かっています。ここが天空の鏡のスポットです！晴天が続き、水の流れが穏やか時にしか見られないため、天候を要チェックしてくださいね。

12.みくりが池【富山県】

立山黒部アルペンルート途中にある神秘のスポットです！それもそのはず、車の乗り入れは、富山側は立山駅まで、長野側は扇沢駅までなのです。車を駐車場に置いた後はご自身の足で進んで行かなくてはならないのです！！

長い年月をかけて形成された立山火山の火山湖は11月から翌年6月までは雪で覆われています。7月から10月までの4か月間のみ、水面に紺碧の空と雄大な立山連山の姿を映し出すのです。日本の絶景ポイントで間違いなくベスト3に入る場所ですよ♪

13.タウシュベツ川橋梁【北海道】

1939年にタウシュベツ川に架けられた橋梁でしたが、ダムの建設により橋梁周辺は湖底に沈んだのですが、橋梁は高さがあったため、不思議な姿を湖面にとどめているのです！

驚くことに季節や水位で全く違った顔を見せるのですよ♪水量が多いときは水没してしまい、全くその姿を見ることはできませんし、冬場は凍結した湖とマッチした幻想的な姿が見られます。天空の鏡となるのはわずかな時期。穏やかな季節、晴天で水面が落ち着いている時だけなのです。

14. 白駒池【長野県】

長野県の奥深くに静かに鎮座するヒーリングスポットです♪霊峰・八ヶ岳の北側に位置する自然の恵み豊かな八千穂高原まで足を運ばなければなりません。

特にオススメの時期は秋です。特に秋晴れの穏やかな日には真っ赤な紅葉と真っ青な空が湖面に映り込んだ天空の鏡が見られます。夜は青空が水面鏡のプラネタリウムに早変わりしますよ。自然の織りなす不思議な光景をアナタの目でお確かめください♪

15. 摩周湖【北海道】

「霧の摩周湖」で有名な世界屈指の透明度を誇る湖なのです♪湖の周囲は切り立った険しい断崖に囲まれており、不思議なことに水位がほとんど変わらないことでも有名なのですよ。

深みのある青い湖は穏やかな水面に青空が映り込む「天空の鏡」が見られる頻度が高いことでも有名です。様々な気象条件が重なった時にだけ見ることができる自然の摂理に圧倒されること間違いありません！！


日本にあるウユニ塩湖をご紹介させていただきましたが、いかがでしたか？世界中にボリビアの名所として知られている所にも負けずとも劣らない美しい鏡張りを見ることが出来るのは嬉しいですね。南米まで見に行こうとすると飛行機を使って何時間もかけて行って、なれない言葉に苦戦しながら過ごすと考えると大変ですが、国内にあるスポットなら言語問題もなく、移動距離も短いので気軽に行けますよね。今度のお休みは、早速空を飛んでいるような気分になれる景色を楽しみに行ってみませんか？

素材提供：トリップアドバイザー