Naoki Ishii
平成25年に完了した「平成の大遷宮」、平成26年には高円宮家の次女典子さまの結婚式と、ビッグニュースが続く出雲大社。
古の神話の世界にふれる旅に出かけるかたも多いと思いますが、出雲大社の参拝には、あまり知られていないマナーがいくつかあるのです!この機会に、正しいマナーを学んで、参拝して下さいね!!
1.祓社へ立ち寄ること!
正門の鳥居をくぐったら、すぐに御本殿を見に行きたいところ。ですが、まずは立ち止まって、参道右手の「祓社(はらいのやしろ)」という小さな社を訪れてください!
ここには、四柱の神様がおられて、穢れを祓ってくれると言われています。
出雲大社の神様に参る前に、ここで汚れを落とすのが、セイカイのマナーですよ。
http://riccun.blogspot.jp/2013/09/blog-post_5.html
2.出雲大社は二拝四拍手一拝!
「祓社」穢れを落としたら、三の鳥居を抜け、松の参道へ入ります。樹齢何百年にもなる松の参道を歩み、四の鳥居を抜けると、いよいよ本殿へ詣ります。
参拝者は本殿に直接参拝ができないので、八足門まで進み、その前で参拝となります。
このとき注意していただきたいのが!実は出雲大社は「二拝四拍手一拝」が基本だということ!
他の神社の「二拝二拍手一拝」とは違うんです!!
せっかく出雲まで参拝に来たのだから、正しい作法で参拝したいですね。ちなみに、白いものを身につけて参拝すると、気持ちを改める意味で良いと言われているので試してみてはいかがですか?
http://riccun.blogspot.jp/2013/09/blog-post_5.html
3.本殿へは2度参拝!
本殿への参拝マナーは、実は「二拝四拍手一拝」だけではありません。参拝の際、拝殿で本殿に向かって参拝するだけで終わってしまいがちですが、正しいマナーは…
1.本殿正面の拝殿でご拝礼
2.瑞垣に沿って、摂末社を参拝
3.御神座正面より、再度心を込めてご拝礼
つまり、本殿正面で拝礼したあと、西側からも参拝していただきたいのです!
これは、大國主大神が鎮座する本殿の正面の入り口は南向きですが、殿内の御神座は西向きになっているためです。本殿の西側には、そのための拝所も設置されていますので、探してみて下さいね。
http://riccun.blogspot.jp/2013/09/blog-post_5.html
4.注連縄にはお賽銭を投げつけないで!
さて、本殿への参拝が終わり、境内から西側へ出たところに「神楽殿」があります。こちらにかけられているのが、出雲大社のシンボルにもなっている大きな注連縄。重さ5トンもあると言われる大注連縄です!こちらの注連縄、実際にその下へ入ってみると分かるのですが、注連縄の藁の間に、たくさんの硬貨が挟まっています。これは、注連縄にお金が刺さると願いが叶うといったお話が広まっているためとか…。ですが、神社の方によると、これはまったくのデマとのこと。それどころか、注連縄が傷んでしまうので困っているそうです。
うまく刺さらなかったお金が、他の人に当たって迷惑になったり、神様にも失礼ですので、注連縄にお金を投げる行為は慎みましょう!!
http://japan-web-magazine.com/japanese/japan-shimane-izumo-taisya1-japanese.html
訪れれば、きっと日本神話の世界を感じることが出来る出雲大社。正しい参拝ルールを知って、神様に失礼の無いように参拝したいものですね!
■ 基本情報
- ・名称:出雲大社社務所
- ・住所:〒699-0701 島根県出雲市大社町杵築東195
- ・営業時間:問合せ 午前8時30分~午後5時
- ・電話番号:0853-53-3100
- ・公式サイトURL:http://www.izumooyashiro.or.jp/