トレードを始めてから時間も経ちある程度自分の戦略を作れるようになったら、もっとレベルの高いトレード戦略がほしいと思うだろう。自分のトレード戦略をレベルアップさせる方法を考えてみる。
テクニカル指標の幅を広げる
トレードに慣れてきて経験を積んだら、すでに自分自身のトレード戦略を立てられるようになっているはずだ。しかし現在のトレード戦略に満足しているとは限らないので、トレード戦略をもっとレベルアップしたいと考えるトレーダーは多い。
トレード戦略をレベルアップするには、まずは多くのテクニカル指標を身につけることだ。世界で多くのトレーダーが利用するトレードツール・MT5(メタトレーダー5)なら多くのテクニカル指標が表示できるので、ダウンロードして活用すればテクニカル指標の学習に役に立つ。MT5 ダウンロードはいろいろなサイトで簡単にできる。
知っておいた方がいい主なテクニカル指標は、トレンド系なら移動平均線、ボリンジャーバンド、MACD、そしてモメンタムなど。なお移動平均線には単純移動平均線の他に、加重移動平均線や指数平滑移動平均線などいくつか種類があるのでそれらも覚えておこう。主なオシレーター系指標には、RCI、RSI、ストキャスティクス、そしてDMIなどがある。
他人のトレード戦略を参考にする
テクニカル指標を覚えたら、次は他人のトレード戦略を研究してみる。ただしここで重要なのは研究することであり、他人のトレード戦略をそのまま使うという意味ではない。
他人のトレード戦略を十分理解せずにそのまま使って売買をしても、最初は上手く行っても将来市場の動きが変わった時に対応できず損失になってしまうことが多い。
それを避けるためにはトレード戦略をそのまま使うのではなく、十分理解し、その長所短所を研究することが求められる。そうすることで市場の変動時も上手く対応できるように、自分なりにアレンジできる。
世の中には多くの有料トレード商材が出回っていて、それらを買えばトレード戦略が使えるようになっている。またMT5にもEA(エキスパート・アドバイザー)という有料のトレード戦略販売システムがある。
しかし他人のトレード戦略を研究するために必ずしも有料のものは必要ではなく、トレーダーのブログや無料のシステム売買で使われるトレード戦略を利用すればいい。
自分のトレード戦略を構築する
テクニカル指標や他人のトレード戦略を研究して知識をつけたら、自分でトレード戦略を構築してみる。その際はどのタイミングでエントリーするのか?利食いのタイミングは?損切りは?一度に持つポジションの大きさは?など考えることがたくさんある。 戦略が固まってきたらMT5などのチャートを使って、戦略を実行していたら最近の相場で上手く利益を出せたかどうかバックテストをしてみる。利益が出せる戦略だと思ったら、実際にその戦略に基づいて売買を開始しよう。
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