月山スキー場は、少し変わったゲレンデです!普通ウィンタースポーツはもちろん冬に楽しめるものですが、ここでは寒い間はシーズンオフで、なんと春にオープンするんです。暖かくなってきたけど、まだまだ滑り足りない!という方におすすめの場所です。山形県中部に位置しており、国指定の天然記念物に指定されているため、他にもトレッキングをしてみたり、温泉に浸かってみたりと、色んな楽しみ方が出来るエリアです。その魅力をまとめてみました☆
月山とは?
http://www.pref.yamagata.jp/cgi-bin/photolib/search.cgi
月山は海抜1,984m、世界でも珍しい半円形のアスピーデ型火山というもので、頂上の「おむろ」に月山神社があり、水を司る農業神として、又航海漁労の神として広く信仰をあつめている月読命を祀っています。
日本百名山、新日本百名山、花の百名山、新花の百名山に選ばれており、朝日連峰、飯豊連峰とともに磐梯朝日国立公園に指定されています。また山麓は月山山麓湧水群として名水百選、月山行人清水の森として水源の森百選にも選定されています。
月山はトレッキングに最適
一年中トレッキングに適しており、春は残雪の白とブナの新緑のコントラスト、夏は6月中旬から9月初めにかけて咲き誇る350種類以上もの高山植物、秋は紅葉による錦の絨毯、冬は静かなブナの原生林や動物の足跡が、あなたを楽しませてくれることでしょう。また、5mもの積雪となる冬はスノーモービルやスノーシューでの探検、バックカントリースキーを楽しむが出来ます。スキーは雪が少なくなった4月~7月まで可能で、他に例を見ない夏スキーが出来る場所のため、「夏スキーのメッカ」として全国各地からスキーヤーが集まります。
スノーシューとは、雪の上を楽に歩くための雪上歩行具のひとつで、西洋版のかんじきのようなものです。かんじきは元より泥上やそれこそ雪上を歩くための民具で、靴やわらじの下に着用するものでした。スノーシューは主にプラスチックとジュラルミンでできていて、日本の輪かんじきより大きいです。なにせ大きいので、狭いところは歩きにくく、またスノーシューそのものが持ち歩くのには不便という欠点はありますが、かんじきやスキーよりも手軽に雪の上の散策を楽しむことができます。
月山でできること
http://www.pref.yamagata.jp/cgi-bin/photolib/search.cgi
月山には他に例を見ない春から夏(4月~7月)にかけてスキーが出来るスキー場があります。他のスキー場と異なり春から夏の営業の為、本当にスキー好きな人が多く集う場所です。その為、事故やトラブルも少ないと言われています。スキー場について
スキー場の規模としてはコース数が4、ペアリフトが1本、Tバーリフトが3本と大規模ではありませんが、最も高所の姥ヶ岳山頂付近にはほとんど木々がなく、各コースが非常に広いのが特徴です。ナイター施設はありませんが、姥沢小屋への連絡道下に限定してジャンプ台も設置可能で、スノーボードも楽しめます。注意すべきことは、ペアリフトとTバーリフトが別料金だという事です。ペアリフトの回数券や一日券ではTバーリフトに乗れませんし、Tバーリフトの回数券ではペアリフトには乗れません。使うときはそれぞれリフト券を購入してください。
空は青く、雪は白く、新緑は鮮やかという環境でスキーができます。ゲレンデスキー場は、他のゲレンデ場がクローズしていく4月10日の日曜日にオープンです。もう少しですから、夏スキーをしたい方は楽しみですね。月山スキー場は山全体がゲレンデで、7月ぐらいまで滑走可能です。それぞれの目的に応じ、月山プロスキースクール、月山基礎スキースクール、月山スノーボードスクールなど数々のスキースクール&ガイドもありますよ。
夏スキーならではのこと
春から夏の営業の為、晴れた日は気温が高いことも多く、半袖のシャツなどで滑走するスキーヤーがよく見受けられます。また、雪質は残雪の為に良くはなく、遅い時期には土なども混ざります。駐車場からリフト乗り場までの道もシーズン終盤には雪道からコンクリートの舗装路に変わります。そして、シーズン終盤はリフト乗り場にも雪がなくなり、スキー板やスノーボードを手に持っての乗車となります。そのため、リフトにはスキー板置きが付属しています。
月山スキー場には、ゲレンデスキーエリアの他、スノーボードエリア、モーグルスキーエリア、ラングラフスキーコース、バックカントリースキーエリアがあります。バックカントリーとは、人の手で作られたスキー場ではなく、自然の山(この場合は月山)を滑ることです。バックカントリーは、ゲレンデスキーエリア全面で滑走可能です。ただしジャンプ台設置は姥沢小屋への連絡道下に限定で、月山特性上ハーフパイプの設置なしになります。
月山の見どころ
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-120778.html
珍しい生物に会えるかも?
月山では、オコジョやイワヒバリなど珍しい動物が確認されており、天然記念物の天然保護区域となっています。運が良ければこうした生物に会えるかもしれません!また、雪上に動物の足跡を探して歩くスノーシューでのトレッキングもあります。また自然豊かな動物ばかりではなく、珍しい植物にも出会うことができますよ。特に高山植物が好きな方にはたまらないところです。6月中旬から9月中旬にかけては、スイレン科のオゼコウホネ、キク科のウサギギクなどをはじめ、高山性の植物350種類以上もの高山植物が咲き乱れるため、ファンにとっては嬉しい出会いの連続です。前述の通り、花の百名山、新花の百名山に選ばれていることからも、いかに月山の自然が美しいかは分かると思います。
疲れたら温泉で癒されよう!
http://www.pref.yamagata.jp/cgi-bin/photolib/search.cgi
また、出羽三山への参詣口に位置する月山スキー場の近くには、古くからの行者宿としてにぎわった志津温泉があります。一日スキーを楽しんだ後、かいた汗を温泉できれいさっぱり流して帰ることが出来ます。温泉宿の中には、宿泊プランの中に月山でのアクティビティが組み込まれているものも多く、便利です。また旅館のある位置によっても異なってきますが、露天風呂、展望露天風呂の中から、月山の雄大な自然を臨めるものもたくさんあります。お湯は、きりきず・やけど・慢性皮膚症・虚弱児童・慢性婦人症・神経痛などに効能あり。もちろん山菜料理がおいしいところも、いっぱいです!
スキーもいいけどトレッキングもおすすめ!
http://www.mokkedano.net/spot/20
夏場は350種類以上の高山植物が咲き誇る月山。八合目には弥陀ヶ原湿原(海抜1400m)があり、6月~7月には一面花畑となる。小さな湖沼が広がる湿原は、写真でも分かるようにまるで天空に浮いているよう。月山スキー場以外の月山の観光スポットとしては道の駅月山や月山神社、山形県立自然博物園などがあります。道の駅月山の愛称は、月山あさひ博物村。山形と鶴岡を結ぶ国道112号と梵字川渓谷(ぼんじがわけいこく)の間にあります。愛称の通り、地域の歴史と文化を紹介しています。また月山ワインや山ぶどう原液、山菜、民芸品、そばなどをお土産として販売しています。
参加者の声
http://www.pref.yamagata.jp/cgi-bin/photolib/search.cgi
http://snow-reports.net/jp-2009-8-gassan.html
トリップアドバイザー
トリップアドバイザー
アクセス情報・地図はこちら
- ・名称:月山スキー場
- ・住所:山形県西村山郡 西川町志津姥沢
- ・アクセス:山形自動車道月山ICから約1時間
- ・営業時間:8:00~16:30
- ・定休日:なし
- ・電話番号:0237-75-2025
- ・料金:リフト料金大人580円・子供400円(1回券)/午前券(始発~12:30)午後券(11:30~最終)大人3400円・子供2700円/Tバーリフト券200円(1回券)
- ・オススメの時期:4月~7月(早めの方が雪が多くて滑りやすいです)
- ・公式サイトURL:http://www.gassankanko.jp/pages/summer_ski.html
月山にあるスキー場をご紹介いたしました。春と夏に滑れるなんて、知らなかった方も多いのではないでしょうか?半袖や薄手の服装で、暖かい日差しを浴びながら、新緑の木々を横目に滑走するのはさぞ楽しい体験になること間違いなしですね!今回のまとめを読んで、うずうず血が騒いでしまった方は、是非山形県まで、今度季節外れのひと滑りを楽しみに行ってみてはいかがでしょうか?美しい雄大な自然や温泉があなたを待っていますよ♪