芭蕉の「五月雨を 集めて早し 最上川」として有名な最上川の、四季折々の表情を楽しめる、そんな山形県新庄市のおすすめスポットをご紹介します。あなたならどこに行きますか?どの季節に行きますか?心の故郷に、出逢いにいきませんか。
現在も原料は敷地内で採取出来、丈夫で割れにくいのが特徴です。澄んだ青みの「なまこ釉」が『出羽の雪のかげりの色』と言われていて、使うほどに風合いが増す陶器として親しまれています。現在は六代目の正和氏が伝統を継いでいます。
現代に甦る歴史絵巻が繰り広げられる華麗な3日間には、豪華絢爛を競う山車パレード、新庄城址で行われる萩野・仁田山鹿子踊りや古式ゆかしい神輿渡御行列が宵まつり・本まつりを彩ります。人々のまつりにかける情熱と浮かび上がる夢幻の光景が、新庄の夏として心に刻み込まれます。
この本丸の断崖の中腹に矢向神社があります。平安時代前期874(貞観16)年に従五位を授けられた式内社「矢向神」とされ、源義経も「矢向大明神」を伏し拝んだとあります。紅葉の時期は、青い空、白い断崖、と赤や黄と最上川のコントラストが楽しめます。遊歩道が整備されていますので、散策してみてください。
「柳の清水」にも芭蕉の句碑があります。この地は昭和前期まで清水が湧き出ていました。芭蕉もこの水を飲んだと思われます。「水の奥 氷室尋る 柳哉」の句碑が立っています。新庄城下入口にあった清水を復元しています。
新庄城は新庄藩6万8千2百石の居城で、戸沢政盛が1625(寛永2)年に完成させた三重の堀で囲まれ、三隅に櫓を有し、本丸は正面奥に天守櫓がそびえていました。1636(寛永10)年に天守櫓は火災に遭い、その後天守は再建されませんでした。春には約350本の桜が咲き、花見客で賑わいます。
今回は歴史を中心にご紹介しましたが、他にもおまつり、おそば、ワイナリー、酒蔵、新緑、紅花などなど魅力いっぱいの新庄に遊びに行ってみてください。
素材提供:トリップアドバイザー
1.「山形県新庄市」とは?
羽州街道の宿場町だった新庄藩は、明治初頭まで本合海が唯一の交通手段であり、最上川水運の重要拠点でありました。戦国時代には最上義光の領地になりましたが、実際に最上地方の中心として発展するのは、その後新庄藩の城下町が作られてからです。その後戊辰戦争で戦火に遭うまで戸沢氏が代々治めました。2. どんな魅力が?
新庄には下記の他にも、雪国ならではの「わら細工」や「つる細工」「新庄亀綾織」などの工芸品や版木が有形民俗文化財に指定されている「隠明寺凧(おんみょうじだこ)」もあり、お土産としても、また芸術作品としても価値のあるものがたくさんあります。3.見どころ・お勧めポイント
新庄東山焼(しんじょうひがしやまやき)
新庄東山焼は涌井弥兵衛(1801年享和元年、越後国小杉村生まれ)が、1841(天保12)年に戸沢藩御用達として「新庄弥瓶窯」を設立したことに始まります。製陶のほか、石焼(磁器)も工夫をし及位村で白石を発見した1848(嘉永元)年に石焼釜と工場をつくり、更に良質の陶石を求め各地を採掘しました。現在も原料は敷地内で採取出来、丈夫で割れにくいのが特徴です。澄んだ青みの「なまこ釉」が『出羽の雪のかげりの色』と言われていて、使うほどに風合いが増す陶器として親しまれています。現在は六代目の正和氏が伝統を継いでいます。
■ 基本情報
- ・名称:新庄東山焼・弥瓶窯
- ・住所:山形県新庄市金沢1441-1
- ・アクセス:JR新庄駅から徒歩約15分
- ・駐車場:有(無料)10台
- ・営業時間:8時~17時
- ・定休日:年中無休
- ・電話番号:0233-22-3122
- ・入場料:無料
- ・公式サイトURL:(新庄市ホームページ)http://www.mogami-bussan.com/
- (山形県ホームページ)https://www.pref.yamagata.jp/
- (新庄東山焼・オフィシャルサイトホームページ)http://www12.plala.or.jp/touheian/
新庄まつり
新庄まつりの起源は、1756(宝暦6)年、前年の大凶作に沈んでいる領民を憂い、活気と希望、そして豊作を祈願するために藩主戸沢正諶(まさのぶ)が行った、城内天満宮の「新祭」とされています。毎年8月24~26日の3日間に行われています。現代に甦る歴史絵巻が繰り広げられる華麗な3日間には、豪華絢爛を競う山車パレード、新庄城址で行われる萩野・仁田山鹿子踊りや古式ゆかしい神輿渡御行列が宵まつり・本まつりを彩ります。人々のまつりにかける情熱と浮かび上がる夢幻の光景が、新庄の夏として心に刻み込まれます。
■ 基本情報
- ・名称:新庄まつり
- ・住所:山形県新庄市市内
- ・アクセス:電車/各地からJR新庄駅下車、期間中無料シャトルバス(新庄駅東口⇔東山総合公園)が運行予定。
- また新庄まつりにあわせ24日・25日は臨時列車「新庄まつり号」が運行。お帰りの際、ご利用ください。
- ※市内は交通規制がかかります。駐車場には限りがありますので、公共交通機関をできるだけご利用願います。
- 車/東根I.C.から尾花沢新庄道路で約50分、又は山形北JTCから尾花沢新庄道路で約70分、又は仙台から約120分、大崎から約90分、酒田から約60分、秋田から120分
- ・駐車場:国道13号沿いの新庄駅東口駐車場または東山総合公園駐車場をご利用ください。
- ・営業時間:8時半~21時(日によって異なります)
- ・電話番号:0233-22-6855(新庄まつり実行委員会)
- ・料金:有料観覧席 が設けられる予定あり
- ・公式サイトURL:(新庄市ホームページ)http://www.city.shinjo.yamagata.jp/
- (新庄まつりホームページ)http://shinjo-matsuri.jp/
八向楯(やむきたて・国指定名勝)と矢向神社(矢向大明神)
中世の城(楯)である八向楯は、最上川右岸の八向山山頂に築かれたお城で、本丸・二の丸・三の丸を薬研(やげん)掘りの二重の深い空濠で区切られている強固な楯です。木戸周防が大正年間(1573~1592年)に築いたといわれてます。本丸の南側では高い断崖で、崖下は最上川の激流で浸食がかなり進んでいます。この本丸の断崖の中腹に矢向神社があります。平安時代前期874(貞観16)年に従五位を授けられた式内社「矢向神」とされ、源義経も「矢向大明神」を伏し拝んだとあります。紅葉の時期は、青い空、白い断崖、と赤や黄と最上川のコントラストが楽しめます。遊歩道が整備されていますので、散策してみてください。
■ 基本情報
- ・名称:八向楯(やむきたて・国指定名勝)・矢向神社(矢向大明神)
- ・住所:山形県新庄市本合海
- ・アクセス:JR新庄駅から山交バスで約25分バス停:本合海郵便局前下車
- ・電話番号:0233-22-2111(新庄市商工観光課)
- ・オススメの時期:通年楽しめますが、紅葉の時期がきれいです。
- ・公式サイトURL:(新庄市ホームページ)http://www.city.shinjo.yamagata.jp/
- (山形県観光情報ポータルやまがたへの旅ホームページhttp://yamagatakanko.com/
芭蕉乗船の地と柳の清水跡(市指定史跡)
松尾芭蕉は、弟子の曾良と1689(元禄2)年に新庄入りをしています。「芭蕉乗船の地」は、清川に向けて舟で下った地です。有名な「五月雨を 集めて早し 最上川」の句碑と、芭蕉と曾良の陶像が立っています。陶像の後ろの桜は、まるで2人の笠のように咲きます。「柳の清水」にも芭蕉の句碑があります。この地は昭和前期まで清水が湧き出ていました。芭蕉もこの水を飲んだと思われます。「水の奥 氷室尋る 柳哉」の句碑が立っています。新庄城下入口にあった清水を復元しています。
■ 基本情報
- ・名称:芭蕉乗船の地・柳の清水跡(市指定史跡)
- ・住所:新庄市本合海(芭蕉乗船の地)・ 新庄市金沢新町(柳の清水跡)
- ・アクセス:JR新庄駅から山交バスで約25分バス停:本合海郵便局前下車(芭蕉乗船の地) /JR新庄駅から徒歩20分(柳の清水跡)
- ・電話番号:0233-22-2111(新庄市商工観光課)
- ・オススメの時期:桜の時期(芭蕉乗船の地)
- ・公式サイトURL:(新庄市ホームページ)http://www.city.shinjo.yamagata.jp/
- (山形県観光情報ポータルやまがたへの旅ホームページ)http://yamagatakanko.com/
新庄城址(最上公園)(市指定史跡)
約250年間、戸沢氏の居城だった新庄城は、戊辰戦争で攻められ市街地ごとなくなってしまいました。その後は新庄学校、郡会議事堂が本丸跡に建てられました。現在は最上公園として護国神社、天満神社、戸沢神社になっています。また、二の丸には市民文化会館、ふるさと歴史センターが建っています。新庄城は新庄藩6万8千2百石の居城で、戸沢政盛が1625(寛永2)年に完成させた三重の堀で囲まれ、三隅に櫓を有し、本丸は正面奥に天守櫓がそびえていました。1636(寛永10)年に天守櫓は火災に遭い、その後天守は再建されませんでした。春には約350本の桜が咲き、花見客で賑わいます。
■ 基本情報
- ・名称:新庄城址(最上公園)(市指定史跡)
- ・住所:山形県新庄市堀端町2-1
- ・駐車場:有、無料
- ・電話番号:0233-22-2111(新庄市商工観光課 観光交流室)
- ・オススメの時期: 春の桜の季節に春まつり・カド焼きまつりの時期
- ・公式サイトURL:(新庄市ホームページ)http://www.city.shinjo.yamagata.jp/
- (山形県観光情報ポータルやまがたへの旅ホームページ)http://yamagatakanko.com/
今回は歴史を中心にご紹介しましたが、他にもおまつり、おそば、ワイナリー、酒蔵、新緑、紅花などなど魅力いっぱいの新庄に遊びに行ってみてください。
素材提供:トリップアドバイザー