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五十鈴川駅(いすずがわえき)は、三重県伊勢市中村町にある、近畿日本鉄道(近鉄)鳥羽線の駅です。伊勢神宮への最寄り駅である、五十鈴川駅。
今日はそんな五十鈴川駅を利用するにあたっての、基礎知識をご紹介したいと思います。
1.五十鈴川駅とは?
五十鈴川駅は近鉄特急の停車駅ですが、基本的には乙特急か京伊特急のみの停車で、ノンストップ特急(阪伊甲特急・名伊甲特急)は通過してしまいます。以前は車内放送で「五十鈴川・内宮前」と呼称されていましたが、2009年には、ワンマン列車と一部の特急車の車内自動放送を除いて「内宮前」の呼称は省かれていたそうです。現在も内宮への最寄駅とされていますが、駅から内宮までは徒歩30分程度(約2km)あるので、当駅から概ね15分~30分間隔で出ている、三重交通バスの「内宮」行きバスを利用すると便利です。また、伊勢二見鳥羽周遊バス「CANばす」も当駅を経由するそうです。
内宮へ行くためには最短距離の駅として知られている駅ではありますが、歩いて行くとなると時間もかかりますし、距離がありますので初めて音売れた観光客の方々にとっては難しいかもしれませんね。したがって、駅から内宮行きのバスも出ているということなので、そちらを利用するようにしましょう。15分~30分間隔で出ているということなので、時刻を調べてから行くと良いでしょう。
2.乗り入れる路線
近畿日本鉄道の鳥羽線です。五十鈴川駅は、近鉄名古屋駅から特急で1時間半です。
■鳥羽線(下り)鳥羽・賢島方面
■鳥羽線(上り)名古屋・大阪・神戸・京都方面
こちらの駅では鳥羽線の下り方面と上り方面のみが通っています。そのため始めてくる人でも駅構内では迷うことはないでしょう。特急を使うことで名古屋駅からも1時間半で行くことができますので、名古屋観光の後に行くことも可能ですね!しかし先ほども紹介した通り、ノンストップ特急は停まりませんのでご注意ください。
3.時刻表
名古屋方面へは、少ない時間帯でも1時間に6本あるので、それほど不便ではありません。賢島方面へは若干少なくなりますが、それでも1時間に4本程度あるので、便利!とはいえませんが、不便!という程でもないと思われます。
名古屋方面へ向かう上り方面の電車は1時間に6本程度ということなので、10分に1本くるという計算で良いでしょう。そのため、1本逃しちゃったということがあっても、10分待つことで次の電車が来ますので、あまり旅行の計画が狂うということはなさそうです。反対方面も15分に1本程度、電車が来ますので、心配することはなさそうですね!
五十鈴川駅 時刻表
4.1日の駅利用者数
2013年には1,681人だったそうですが、注意事項として「調査日の天候・行事等の要因によって変動が大きいので年度間の比較には注意を要する」と書かれています。確かに、伊勢神宮で遷宮のあった年などは、普段より確実に多かったりするのでしょうね。
周辺には伊勢神宮という日本の観光スポットの中でも特に有名な場所がありますので、休みの日や長期休暇などに当たると利用者数が一気に上がる可能性がありますので、いつでも2000人行かないというわけではなさそうです。もしも旅行で利用するのであれば、自分が利用する期間は他の人も利用する可能性が高いかどうかを想像しておく必要がありそうです。
5.周辺観光スポット
1.伊勢神宮
正式名称は地名の付かない「神宮」だそうです。他の神宮と区別するため「伊勢の神宮」と呼ぶこともあり、親しみを込めて「お伊勢さん」「大神宮さん」とも称されます。二十二社(上七社)の一社で、明治時代から戦前までの近代社格制度においては、すべての神社の上に位置する神社として社格の対象外とされました。伊勢神宮には、太陽を神格化した天照坐皇大御神(天照大御神)を祀る皇大神宮と、衣食住の守り神である豊受大御神を祀る豊受大神宮の二つの正宮があり、一般に皇大神宮は内宮(ないくう)、豊受大神宮は外宮(げくう)と呼ばれます。内宮と外宮は離れているため、観光で内宮のみ参拝の人が多いですが、まず外宮を参拝してから内宮に参拝するのが正しいとされています。
20年ごとに、内外両宮の正宮の正殿を始めとする、別宮以下の諸神社の正殿を造替して神座を遷し、宝殿、外幣殿、鳥居、御垣、御饌殿など計65棟の殿舎といった全社殿を造替する他、装束・神宝、宇治橋等も造り替える「神宮式年遷宮」。およそ1300年間行われており、平成17年から第62回式年遷宮の各行事が進行中で、同25年(2013年)には正遷宮(神体の渡御)が行われました。
日本の神宮の中でも特に有名な場所が、この「伊勢神宮」です。近年では外国から来た旅行客の方々にも人気のスポットとなっているようです。よく伊勢神宮に参拝した人の話を聞くと、「とても神秘的で、神聖な場所に入ったという感じがした」などという感想が多いです。それほど大事な場所ですので、マナーなどはしっかり守るようにしましょうね!
2.おかげ横丁
伊勢神宮内宮前にあるお蔭参り(お伊勢参り)で賑わった、江戸時代末期から明治時代初期の門前町の町並みを再現した、おはらい町の中程にある伊勢志摩を代表する観光地です。伊勢特有の町並みである妻入の建物や、伊勢河崎の蔵、桑名の洋館などを忠実に再現、あるいは移築した28の建造物の中に、お土産物屋や食べ物屋など、様々なお店が入っています。お蔭参りで賑わった頃の町並みという統一したテーマの元で造られているそうです。
五十鈴川に架かる新橋のたもとにある赤福本店では、赤福餅だけでなく、季節限定で「赤福氷」や「赤福ぜんざい」も食べられます。豚捨の揚げたてのコロッケも美味しいですよ。
江戸時代末期から明治時代初期の町並みを再現した場所ということもあり、一気にタイムスリップしたかのような印象を受けるでしょう。江戸時代末期から明治時代初期と言えば、古くからの日本の文化から新しく西洋の文化が入ってきた、文明開化の時代でもあります。そのため、その貴重な期間の時代の様子を体感することができそうです。
3.猿田彦神社
伊勢神宮内宮のすぐ近くにある神社です。猿田彦大神と、その子孫の大田命を祭神とするそうです。日本神話で猿田彦神がニニギの先導をしたということから、交通安全・方位除けの神社として信仰されています。 本殿は「さだひこ造り」と呼ばれる特殊な妻入造で、欄干や鳥居には八角形の柱が使用されているそうです。5月5日の御田祭は、三重県の無形民俗文化財に指定されており、神饌として飛魚を献上する風習があります。 境内には、天降りの際に猿田彦神と応対した天宇受売命を祀る佐瑠女神社(さるめじんじゃ)が猿田彦神社の本殿に向かい合うように建っており、芸能の神として信仰されているそうです。お伊勢さんに行ったら、少し足を伸ばして立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
この周辺で有名な場所と言えば伊勢神宮が上がりますが、猿田彦神社もパワースポットとして有名な場所なのです。日本神話に出てくる猿田彦神が祀られているということですね。伊勢神宮のすぐ近くにあるということで、伊勢神宮にお参りした後にアクセスしやすいので、ぜひこちらの神社にも参拝していくことをオススメいたします。
6.基本情報
■ 基本情報
- ・名称: 五十鈴川駅
- ・住所: 三重県伊勢市中村町325
- ・営業時間: 5時20分~23時38分
- ・電話番号: 旅客案内テレフォンセンター(8:00~21:00/年中無休)
- 大阪:06(6771)3105 名古屋:052(561)1604
- ・公式サイトURL: http://www.kintetsu.co.jp/station/station_info/station19006.html