「揚げ物が食べたい!」 そんな胃袋全開のシーズン到来を記念して、編集部員たちが今すぐ食べたくなる揚げ物をそれぞれリコメンド! 糖質と油、そんな素敵なハーモニーを味わおうではないか!
京橋にある出版社にいたときに、ランチタイムによく通ったお店である。コストパフォーマンスの高い洋食ランチを出してくれるので、ありがたい存在だった。
シェフの榊原氏は、名店で『北島亭』にて修業し、渡仏後、2003年より実家である『レストラン サカキ』4代目となった実力派ゆえ味は折り紙つき。
ここでは私の好みだが「海老フライ」をリコメンドしたい。毎朝、築地で食材を仕入れる同店らしく海老も程よいサイズ感ながら味は濃厚。衣も薄く、サックサクで食べやすい。
たっぷりとしたタルタルソースを、このように海老フライに。卵、パセリまで確認できますが、色々な具材が複雑に絡まって、本当に旨い!
普段はソースをかけたいところだが、ここはたっぷりのタルタルソースで食す。付け合わせのポテトサラダも秀逸だし、キャベツもシャキシャキで旨みがある。それに合わせる特製ドレッシングは、タマネギとニンジンをすりおろして作るのだとか。
2014年版ミシュランガイドで、コストパフォーマンスが高いお店に与えられる「ビブグルマン」を獲得したのも頷けるのだ。海老フライならここ、と私は決めている。
この時期、どうしてもココロを揺さぶられてしまうのが、「カキフライ」。たとえ豚カツ自慢のお店でも「カキフライ」のメニューがあったならば、100パーの割合で頼んでしまうほど好きです。
そんなカキフライラバーの私がおすすめするのが、麻布十番の『大越』。使用するカキは小振りすぎず大きすぎない、岩手産カキ。それを熟練シェフの手業で、外はカラリと中はトロリの理想的な揚げ時間で供される。お供の炭水化物は、ごはんかパスタからの二択。好みが分かれるところだが、カキのソースを存分に楽しみたいのであればパスタがおすすめ。カキフライ定食1100円。ライスからパスタに変更も可能
揚げたてで「ジジジ」と音が聞こえるほど熱々なカキフライを、まずは特性のタルタルのみでがぶり。中からカキの旨味ソースがジュワーッと口中に広がります。二個目からはソースとレモン汁。ソース×タルタルと、味バリを楽しみながらオンザライスしてください。カキフライ5つと、味噌汁ごはんがついて1100円なり。お試しあれ!
私、唐揚げサークルに属しています。職業も年齢もバラバラのメンバーたちが、美味しい唐揚げのあるお店に集合し、最近食べたすごい唐揚げについて話し合います。怪しい会ではありません。
今までその会場となってきたお店の中のひとつ、恵比寿『吉乃坐』は本当に素晴らしい唐揚げを提供してくれます。まず、とても大きい。ファミ○キがでてきたのかと見間違うサイズです。そして、がぶりとかぶりつけば口の中に溢れでるチキンの肉汁とカリカリの食感がもう最高。巨大唐揚げにありがちな、衣を纏いすぎているチキンのパサパサした残念な感じは一切ありません。冬は熊本出身の店主が丁寧に仕込む水炊き鍋もおすすめ
ひと皿に乗る唐揚げの数は5~6個。メンバーのみんなは、その美味しい唐揚げを何個も食べたいから何度も何度も注文を繰り返しました。他にも美味しいメニューがたくさんあるので、お店の方はそうは思っていないかも知れませんが、唐揚げはこちらの立派な看板メニューだと、サークルのみんなで勝手に決めました。
ご褒美飯です。 『資生堂パーラー』のクラブクロケットはひとりで食べにいきます。注文し終えて、ふとまわりを見渡すと、私と同じように『資生堂パーラー』と対峙するおひとりさまが必ずひとりはいらっしゃいます。 柔肌にナイフを差し込むサクッっとした音と感触は誰かと話しながらよりも、やはり孤独に。徹頭徹尾、これはひとりで楽しみたい揚げ物です。セットのカリフラワーの冷製スープ
揚げものといえば、フライドポテト。おすすめなのは、代官山駅から5分ほど歩いたところにある『POMMES PROST』というベルギーフライドポテト専門店。代官山散策のちょっとした休憩にもってこいお店だ。
なんといってもここはディップの種類が豊富。ベジタブルチーズ、アンチョビマヨネーズ、明太子マヨネーズなど全14種類から選ぶことができる。なかでも僕がおすすめしたいのは、グリーンカレーのディップ。スパイシーでまろやかなグリーンカレーがポテトと相性抜群で次々と手が伸びてしまう。
この季節、少し肌寒い日でもオープンテラスでほかほかの揚げたてフライドポテトを食べながらお酒を飲むのも気持ちがいい。もちろんブランケットも用意されているので、女性は嬉しいかと。
こちらは、グリーンカレーとタルタルとチェダーチーズのディップ。紫たまねぎがアクセントになって間違いなしの美味しさ!
「こんなコロッケ店が家の近くにあったらいいのになぁ」と思ってやまないのが、麻布十番や白金にある『楽万コロッケ店』。いつも、店の近くを通るとついつい購入して、(お行儀悪いけど)道中にパクパクしてしまう。
一番人気は和牛を惜しげもなく使った「和牛たっぷり特上コロッケ」。こちらも最高に美味しいのだが、私が愛するのが「ずわい蟹のプレミアムクリームコロッケ(¥334)」。築地で仕入れた生きたズワイガニを丸ごとボイルし、蟹身をほぐしてたんまり投入。それだけでもきっと十二分にうまいのだが、こちらではそこに蟹味噌を加え風味をプラスしている。
元来、カニクリームコロッケといえば、「カニどこ!?」とその含有量の少なさに驚くことが多いが、こちらは逆に「カニだらけ!」とうれしい悲鳴を上げずにはいられない。自家製の昆布塩を付ければ微かな風味が加わり、味わいはさらに進化。
ソースをなんてまったく必要なし。素の“あげもの”として最高クラスの逸品である。
北海道のきたあかりが、ごろんと入った「和牛たっぷり特上コロッケ」。そして、から揚げも最高に美味しいので、訪れた際には購入すべし!
【東京カレンダーの関連記事】
『レストラン サカキ』の海老フライ 副編集長 日紫喜康一郎選
海老フライ¥1,300(ライスとスープ付き)。ちょうどいいサイズが3本。そしてフライの下になみなみと注がれたタルタルソースが絶品過ぎる!京橋にある出版社にいたときに、ランチタイムによく通ったお店である。コストパフォーマンスの高い洋食ランチを出してくれるので、ありがたい存在だった。
シェフの榊原氏は、名店で『北島亭』にて修業し、渡仏後、2003年より実家である『レストラン サカキ』4代目となった実力派ゆえ味は折り紙つき。
ここでは私の好みだが「海老フライ」をリコメンドしたい。毎朝、築地で食材を仕入れる同店らしく海老も程よいサイズ感ながら味は濃厚。衣も薄く、サックサクで食べやすい。
たっぷりとしたタルタルソースを、このように海老フライに。卵、パセリまで確認できますが、色々な具材が複雑に絡まって、本当に旨い!
普段はソースをかけたいところだが、ここはたっぷりのタルタルソースで食す。付け合わせのポテトサラダも秀逸だし、キャベツもシャキシャキで旨みがある。それに合わせる特製ドレッシングは、タマネギとニンジンをすりおろして作るのだとか。
2014年版ミシュランガイドで、コストパフォーマンスが高いお店に与えられる「ビブグルマン」を獲得したのも頷けるのだ。海老フライならここ、と私は決めている。
『洋食屋 大越』のカキフライ 編集長 大槻 篤選
カキは岩手から取り寄せているものを使用。この時期(10月末〜)が一番美味しい時期とのこと。この時期、どうしてもココロを揺さぶられてしまうのが、「カキフライ」。たとえ豚カツ自慢のお店でも「カキフライ」のメニューがあったならば、100パーの割合で頼んでしまうほど好きです。
そんなカキフライラバーの私がおすすめするのが、麻布十番の『大越』。使用するカキは小振りすぎず大きすぎない、岩手産カキ。それを熟練シェフの手業で、外はカラリと中はトロリの理想的な揚げ時間で供される。お供の炭水化物は、ごはんかパスタからの二択。好みが分かれるところだが、カキのソースを存分に楽しみたいのであればパスタがおすすめ。カキフライ定食1100円。ライスからパスタに変更も可能
揚げたてで「ジジジ」と音が聞こえるほど熱々なカキフライを、まずは特性のタルタルのみでがぶり。中からカキの旨味ソースがジュワーッと口中に広がります。二個目からはソースとレモン汁。ソース×タルタルと、味バリを楽しみながらオンザライスしてください。カキフライ5つと、味噌汁ごはんがついて1100円なり。お試しあれ!
『吉乃坐』の唐揚げ 編集部員 守屋美佳選
鳥取朝引き大山鶏の唐揚げ¥850。お好みで山椒塩とどうぞ私、唐揚げサークルに属しています。職業も年齢もバラバラのメンバーたちが、美味しい唐揚げのあるお店に集合し、最近食べたすごい唐揚げについて話し合います。怪しい会ではありません。
今までその会場となってきたお店の中のひとつ、恵比寿『吉乃坐』は本当に素晴らしい唐揚げを提供してくれます。まず、とても大きい。ファミ○キがでてきたのかと見間違うサイズです。そして、がぶりとかぶりつけば口の中に溢れでるチキンの肉汁とカリカリの食感がもう最高。巨大唐揚げにありがちな、衣を纏いすぎているチキンのパサパサした残念な感じは一切ありません。冬は熊本出身の店主が丁寧に仕込む水炊き鍋もおすすめ
ひと皿に乗る唐揚げの数は5~6個。メンバーのみんなは、その美味しい唐揚げを何個も食べたいから何度も何度も注文を繰り返しました。他にも美味しいメニューがたくさんあるので、お店の方はそうは思っていないかも知れませんが、唐揚げはこちらの立派な看板メニューだと、サークルのみんなで勝手に決めました。
『資生堂パーラー』のクラブクロケット トマトソース 編集部員 鮓谷裕美子選
ご褒美飯です。 『資生堂パーラー』のクラブクロケットはひとりで食べにいきます。注文し終えて、ふとまわりを見渡すと、私と同じように『資生堂パーラー』と対峙するおひとりさまが必ずひとりはいらっしゃいます。 柔肌にナイフを差し込むサクッっとした音と感触は誰かと話しながらよりも、やはり孤独に。徹頭徹尾、これはひとりで楽しみたい揚げ物です。セットのカリフラワーの冷製スープ
『POMMES PROST』のベルギーフライドポテト 副編集長 昌保博之選
ちょうどいい塩加減のできたてフライドポテト。代官山デートのちょっとした休憩に使えるお店です揚げものといえば、フライドポテト。おすすめなのは、代官山駅から5分ほど歩いたところにある『POMMES PROST』というベルギーフライドポテト専門店。代官山散策のちょっとした休憩にもってこいお店だ。
なんといってもここはディップの種類が豊富。ベジタブルチーズ、アンチョビマヨネーズ、明太子マヨネーズなど全14種類から選ぶことができる。なかでも僕がおすすめしたいのは、グリーンカレーのディップ。スパイシーでまろやかなグリーンカレーがポテトと相性抜群で次々と手が伸びてしまう。
この季節、少し肌寒い日でもオープンテラスでほかほかの揚げたてフライドポテトを食べながらお酒を飲むのも気持ちがいい。もちろんブランケットも用意されているので、女性は嬉しいかと。
こちらは、グリーンカレーとタルタルとチェダーチーズのディップ。紫たまねぎがアクセントになって間違いなしの美味しさ!
『楽万コロッケ店』のずわい蟹のプレミアムクリームコロッケ 編集部員 船山壮太選
クリームより先にカニが「俺だ!俺だーー!」と激しく主張してくる「こんなコロッケ店が家の近くにあったらいいのになぁ」と思ってやまないのが、麻布十番や白金にある『楽万コロッケ店』。いつも、店の近くを通るとついつい購入して、(お行儀悪いけど)道中にパクパクしてしまう。
一番人気は和牛を惜しげもなく使った「和牛たっぷり特上コロッケ」。こちらも最高に美味しいのだが、私が愛するのが「ずわい蟹のプレミアムクリームコロッケ(¥334)」。築地で仕入れた生きたズワイガニを丸ごとボイルし、蟹身をほぐしてたんまり投入。それだけでもきっと十二分にうまいのだが、こちらではそこに蟹味噌を加え風味をプラスしている。
元来、カニクリームコロッケといえば、「カニどこ!?」とその含有量の少なさに驚くことが多いが、こちらは逆に「カニだらけ!」とうれしい悲鳴を上げずにはいられない。自家製の昆布塩を付ければ微かな風味が加わり、味わいはさらに進化。
ソースをなんてまったく必要なし。素の“あげもの”として最高クラスの逸品である。
北海道のきたあかりが、ごろんと入った「和牛たっぷり特上コロッケ」。そして、から揚げも最高に美味しいので、訪れた際には購入すべし!
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