トリップアドバイザー
近畿三十六不動尊の中で岩屋寺だけが尼寺となっています。大石内蔵助が隠棲し、討ち入りの策を練ったとの云われがある寺でもあり春は桜・秋の紅葉も素晴らしい!そんな岩屋寺の魅力を紹介していきましょう。1、岩屋寺とは?
比叡山三千坊の一つで天台宗のお寺として創建されましたが、現在は曹洞宗永平寺派天寧寺の末寺「神遊山金地院」が山号となります。赤穂義士・大石内蔵助が隠れ棲んだ事から、大石寺とも呼ばれるそうです。本尊の大聖不動明王は、智証大師の作で、近畿三十六不動尊第二十四番霊場として知られています。2、岩屋寺の魅力
大石内蔵助が念持仏として大聖不動明王に討ち入りの際には、祈りを奉げたそうで討ち入りが成功した後には邸宅、田畑等のすべてを岩屋寺に寄進したそうです。己の信念を貫き覚悟を決めた内蔵助の気持ちだったのでしょう。境内は木像堂があり、大石内蔵助の遺品・浅野内匠頭長矩の位牌、四十七士の位牌、遺品等が安置されているそうです。毎年12月14日は「山科義士まつり」で討ち入りの当時が再現され、赤穂浪士の魂の鎮魂の儀式とされているのです。
3、岩屋寺の見どころ
赤穂浪士
歌舞伎や時代劇で時代を超えて愛され続けている赤穂浪士の討ち入りは、吉良上野介と浅野内匠頭の行き違いによって起きてしまった悲劇が発端です。江戸城松の廊下で吉良上野介に対して抜刀をしてしまった浅野内匠頭は、当時の法によって裁かれ、切腹となります。当主をなくした浅野家はお家断絶となり、当主の遺恨を晴らそうと立ち上がったのが大石内蔵助を始めとする赤穂四十七士だったのですね。
赤穂浪士の中心的存在だった大石内蔵助に縁の深いことから、赤穂浪士ファンにとってはまさに「聖地」となっている場所です。
見事な桜
大石内蔵助隠棲跡には大きな枝垂桜が、枝を広げて美しい姿をみせてくれます。山門脇で咲く枝垂桜は大石神社の御神木と兄弟だそうです。大石神社は、大石内蔵助を祭神にした神社で「四十七士図屏風」は寺宝として残されています。境内いっぱいに花開く桜は、まるで儚い赤穂浪士のようにハラハラと舞い落ちていくのです。山科義士まつり
大石内蔵助を先頭に赤穂浪士に扮した人たちが行列を行います。討ち入り装束に身を固めた義士隊に、子ども義士隊の堂々とした行列は見ごたえがあります。「刃傷松の廊下」から「討ち入り」までを芝居で上演、女性陣による「大石音頭」「元禄花見踊り」で祭りは最高潮に達します。4、岩屋寺を訪れた人の声
大石神社の近く「岩屋寺」の枝垂れ桜も見頃を迎えていました。大きく自由に伸びる枝からこぼれる桜。日本の春。http://t.co/rIvRUTg1B7 #kyoto #京都 #桜前線2015 pic.twitter.com/l7XLSHr8ky
— 京都におこしやす (@kyoto_oideyas) 2015, 7月 17
山科義士まつりの行列に遭遇。大石内蔵助さんらの凛々しい姿を激写!
これから大石神社へも向かいます。 pic.twitter.com/LMWpt2YcxR
— 新井あずき (@busaik) 2014, 12月 14
そして、山科義士まつりの行列に遭遇。 pic.twitter.com/TFWSrHuu2g
— NAO (@naonorth) 2013, 12月 14
5、岩屋寺詳細
■ 基本情報
- ・名称:岩屋寺
- ・住所:京都市山科区西野山桜の馬場町96
- ・アクセス:JR琵琶湖線「山科」、地下鉄「山科」、京阪京津線「京阪山科」駅前より
- 京阪バス乗車、「大石神社」バス停より徒歩約10分
- ・拝観時間:9:00~16:30
- ・定休日:無休
- ・電話番号:
- ・料金:400円(12月14日義士忌当日は300円)
- ・所要時間:30分
- ・オススメの時期:山科義士まつり