柱や窓を額縁に見たててお庭を絵画のように鑑賞する「額縁紅葉」。自然をそのまま1枚の絵のように観るなんて、京都ならでは楽しみ方かもしれません。今回は「額縁紅葉」が美しく見られるスポットを7か所ご紹介します。京都は今が紅葉が見頃です。是非「額縁紅葉」をその目で確かめて感動に浸ってみませんか。
四角い窓は「迷いの窓」と呼ばれ、人間が生まれてから死ぬまでの「人間の生涯」を表しているといいます。四角なのは生老病死の四苦を表現しているそうです。
丸い窓は「悟りの窓」と呼ばれ、「禅と円通」の心を表し「大宇宙」を表現しているそうです。窓に向かって座り、静かに庭園を見ていることで気付きが生まれ、悟りの境地へと導かれるという意味が込められています。
さらに源光庵には、「伏見城の戦い」で、徳川家康の家臣・鳥居元忠一派が討死した痕跡が残る床板が、供養のため天井におさめられている「血天井」があります。天井に手型や足型がはっきりと残っているんですよ。
東山にある雲龍院は、泉涌寺の塔頭の中でも別院の本山という高い寺格を持っています。また、現存する日本最古の写経道場の場として、写経が本堂の龍華殿で体験できることでも有名です。
奥へ行くと「悟りの間」があり、ここには、四角い「迷いの窓」と丸い「悟りの窓」があります。「迷いの窓」は人生における苦しみを象徴し、「生老病死四苦八苦」を表していると言われ、真円を描いてる「悟りの窓」は禅における悟りの境地を表しているということです。
この興聖寺にある竜宮造りの三門「竜宮門」から眺める琴坂の風景が、白い額縁に入った絵画のようだと言われています。
1.源光庵(悟りの窓と迷いの窓)
Kyoto-Pikture
JR東海の「そうだ、京都 行こう」のCMで一躍有名になった源光庵。本堂には丸窓と四角い窓があり、この窓越しからの風景がまるで額縁に入った絵画のようだとこの額縁紅葉を観に来る観光客で秋は大混雑します。四角い窓は「迷いの窓」と呼ばれ、人間が生まれてから死ぬまでの「人間の生涯」を表しているといいます。四角なのは生老病死の四苦を表現しているそうです。
丸い窓は「悟りの窓」と呼ばれ、「禅と円通」の心を表し「大宇宙」を表現しているそうです。窓に向かって座り、静かに庭園を見ていることで気付きが生まれ、悟りの境地へと導かれるという意味が込められています。
さらに源光庵には、「伏見城の戦い」で、徳川家康の家臣・鳥居元忠一派が討死した痕跡が残る床板が、供養のため天井におさめられている「血天井」があります。天井に手型や足型がはっきりと残っているんですよ。
口コミ
源光庵に来ております 美しい… pic.twitter.com/1Nwvq2FAsJ
— ゆりえ (@yuri_fin) 2015, 10月 30
今年秋のJR東海のCMで紹介された鷹峯の源光庵にて。堂内撮影禁止になっていた分、ゆっくり迷いの窓と悟りの窓の眺めを楽しめました。 紅葉は終わりかけでしたが、キレイでした(⌒‐⌒) pic.twitter.com/i0OcaZ02Pv
— 名所・旧跡ガイド (@allabout_meisho) 2014, 11月 30
ご注意
紅葉の季節の窓からの紅葉の撮影が混雑緩和のために禁止になりました。残念ながら、自分の目に焼き付けるしかないですね!■ 基本情報
- ・名称:源光庵
- ・住所:京都市北区鷹峯北鷹峯町47
- ・アクセス:市バス 鷹峰源光庵前下車徒歩約1分
- ・拝観時間:9:00~17:00
- ・電話番号:075-492-1858
- ・拝観料:400円
- ・公式サイトURL:https://kanko.city.kyoto.lg.jp/detail.php?InforKindCode=1&ManageCode=1000055
2.雲龍院(蓮華の間の色紙の窓)
東山にある雲龍院は、泉涌寺の塔頭の中でも別院の本山という高い寺格を持っています。また、現存する日本最古の写経道場の場として、写経が本堂の龍華殿で体験できることでも有名です。
Kyoto-Picture
蓮華の間という部屋には、庭に面した障子に4つの小さな窓が開いていて、部屋の一画に座るとこの4つの窓から椿・灯篭・楓・松がそれぞれ見えます。それが障子で切り取られた小さな額縁絵のように見えます。奥へ行くと「悟りの間」があり、ここには、四角い「迷いの窓」と丸い「悟りの窓」があります。「迷いの窓」は人生における苦しみを象徴し、「生老病死四苦八苦」を表していると言われ、真円を描いてる「悟りの窓」は禅における悟りの境地を表しているということです。
口コミ
雲龍院はお庭が素敵すぎた(*´ー`*)お庭を見ながらのお抹茶と御菓子は美味でございましたー(о´∀`о)悟りの窓は、ぜひ紅葉の秋にみてみたい!ここは私のお気に入りスポットベスト3に入るかも!! pic.twitter.com/iUmkTRTSUv
— くまごろう (@kumagoroukunn) 2015, 9月 9
雲龍院の夜間拝観に行ってきました。紅葉は少し過ぎたかな。けっこう人がいましたがうまい具合に団体に被らなかったので、ゆっくり見られました。 pic.twitter.com/bVPgHUUqvq
— ゆきざね (@yukizane32) 2014, 11月 23
■ 基本情報
- ・名称:雲龍院
- ・住所:京都府京都市東山区泉涌寺山内町36
- ・アクセス:JR奈良線・京阪本線東福寺駅から徒歩約15分
- ・拝観時間:9:00~16:30
- ・電話番号:075-541-3916
- ・料金:400円(お抹茶付900円)
- ・公式サイトURL:http://www.unryuin.jp/
3.法然院
哲学の道からちょっと横道に反れたところにある法然院はの総門をくぐると緩やかな石畳の参道があります。その先にあるのが茅葺き屋根の山門。緑の苔に覆われている屋根は大変趣きがあり、この山門が額縁の役割を果たし、向こう側の風景を一枚の絵のように見せてくれます。口コミ
2015京都紅葉リアルタイム写真速報 2015年10月22日12:50頃撮影の法然院の紅葉です。 独特の雰囲気がたまりません。思わず深呼吸したくなりました。 https://t.co/3g9m1C6rDF pic.twitter.com/BzTu0EkG4V
— 京都プレス || 地域密着型情報サイト (@kyotopress1) 2015, 10月 22
本日のおまけ。法然院。紅葉目当ての観光客が大勢訪れており、撮影が難しかった。 pic.twitter.com/RYjrBBPnC0
— 小吹隆文 (@kobukitakafumi) 2014, 11月 21
■ 基本情報
- ・名称:法然院
- ・住所:京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30
- ・アクセス:市バス「浄土寺」下車徒歩約10分
- ・拝観時間:6:00~16:00(閉門)
- ・電話番号:075-771-2420
- ・入場料:境内無料
- ・公式サイトURL:http://www.honen-in.jp/
4.興聖寺
興聖寺は宇治市宇治山田にある曹洞宗のお寺です。興聖寺の参道は、脇を流れる谷川のせせらぎが琴の音に似ていることから「琴坂」と呼ばれており、坂を覆う紅葉の季節の美しさは格別です。この興聖寺にある竜宮造りの三門「竜宮門」から眺める琴坂の風景が、白い額縁に入った絵画のようだと言われています。
口コミ
興聖寺の紅葉