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「寅さん」「帝釈天」で有名な東京屈指の観光地である葛飾区にある「柴又八幡神社」。この神社は、かねてより古墳ではないかと言われてきました。そして調査の結果、古墳であることが確認されました。古墳の上にあるという珍しい神社です。柴又八幡神社とは?
柴又八幡神社は、葛飾区柴又にある八幡神社です。柴又八幡神社の創建年代は不詳ですが、古墳上に鎮座する社で、江戸時代には柴又村の鎮守社であったといいます。円墳は直径30m、6世紀~7世紀の築造であることが判明しました。毎年10月に行われる例祭には、疾病除けとして「神獅子」と呼ばれる獅子舞神事が奉納されます。どんな魅力が?
昭和40年の社殿改築に伴う調査で、房州石を用いた横穴式石室と副葬品の馬具、埴輪片が検出され、古墳であることが確認されました。また、2002年の調査で、周堀内から鍔付の帽子を被った首長像と思われる人物埴輪が見つかり、帽子の形状や風貌が「寅さん」を彷彿させることから、「寅さん埴輪」として、レプリカなどが販売されたりして、親しまれております。周辺のおすすめ観光スポット
葛飾柴又 寅さん記念館
柴又公園内の葛飾区観光文化センターに併設された記念館。寅さんの世界を多彩なコーナーにより紹介しています。実際の撮影に使用した「くるまや」のセットが大船撮影所から移設され撮影風景を再現するほか、映画で使用された資料も展示されています。30分ほどで回れます。9時から17時まで。入館料500円。題経寺(柴又帝釈天)
柴又の顔ともいえる帝釈天は日蓮宗の古刹で、寛永年間(1624~44)の創建。映画シリーズ『男はつらいよ』で一躍有名となりました。彫刻の寺としても知られ、帝釈堂の外側に刻まれた彫刻は、彫刻ギャラリーとして「十二支彫刻」「法華経説話彫刻」などが公開されています。日蓮聖人が刻んだといわれる板本尊のほか、祖師堂や鐘楼、開山堂、回遊式の庭園「邃渓園」[すいけいえん]など、みどころもたくさんあります。帝釈天参道
京成金町線柴又駅から帝釈天まで続く200mほどの通りです。参道の両側には、『男はつらいよ』のモデルになっただんご屋をはじめ、せんべい屋、手づくり飴、川魚料理店など、江戸時代から続く店が軒を連ねています。門前町の昔ながらの、懐かしく風情のある街並みが楽しめます。■ 基本情報
- ・名称:柴又八幡神社
- ・住所:〒125-0052 東京都葛飾区柴又3丁目30-24
- ・アクセス:京成柴又駅から徒歩
- ・電話番号:03-3607-4560