Kentaro Ohno
男木島(おぎしま)は瀬戸内海にある島で、人口約200人ほどの小さな島です。その小さな島に、アート作品が展示されています。作品は男木島中心部、男木漁港・大井海水浴場周辺、男木島灯台までの道沿いの3カ所に分かれています。要予約ですが、地元の方が島を案内してくださるボランティアガイドもあります。 http://www.tour.ne.jp/j_special/setoislands/
男木島内の移動はすべて徒歩です。帰りの船の時間を気にしながら、散策しましょう!
1.男木島の魂
http://setouchi-artfest.jp/artwork/a042
スペイン生まれの芸術家ジャウメ・プレンサによる、港のそばにある大きなゲートのような空間作品です。 屋根には日本語やアラビア語、ヘブライ語、中国語などのさまざまな文字が組み合わされ、世界の多様さを現しています。水鏡にゆらゆらと真っ白な文字が映りこむさまが美しい作品です。夜は空に向かって光が放たれます。
■ 基本情報
- ・名称: 男木島の魂
- ・住所: 香川県高松市男木町1986
- ・開館時間: 6:30-17:00
- ・入場料: 無料
2.歩く箱舟
http://setouchi-artfest.jp/artwork/a054
東京・兵庫を中心に活動する山口啓介の作品です。ノアの方舟から着想を得て、白と水色のキノコのような構造物から5対の脚が出ており、まるでボートを
海に運んでいるようです。方舟はどこへ向かうのだろう…など、見る人によって物語を紡ぐような作品です。■ 基本情報
- ・名称: 歩く箱舟
- ・開館時間:屋外展示作品
- ・入場料:無料
3.オルガン
http://setouchi-artfest.jp/artwork/a050
東京を拠点に活動する、長崎生まれの芸術家・谷口智子の作品です。男木島の入り組んだ路地に、パイプや配管をリズムよく配置してあります。パイプ製の望遠鏡をのぞけば、瀬戸内の海が見られたり楽しい仕組みがたくさんあります。■ 基本情報
- ・名称: オルガン
- ・開館時間:屋外展示作品
- ・入場料:無料
4.男木島路地壁画プロジェクト
http://setouchi-artfest.jp/artwork/a045
金沢を拠点に活動する眞壁陸二の作品です。島で集めた廃材などに風景のシルエットを鮮やかな色彩で描き、民家の壁などに展示しています。
カラフルでハッピーな色合いは、島の景観の一部となっています。■ 基本情報
- ・名称: 男木島路地壁画プロジェクト
- ・開館時間:屋外展示
- ・入場料:無料
5.記憶のボトル
http://setouchi-artfest.jp/artwork/a051
愛知生まれのアーティスト、栗真由美による作品です。男木島の記憶を小さな瓶につめて明かりをともします。
瓶の中には、作者が島で見つけてきたモノや、島の人々の思い出が詰まっています。
約1000本ものびんが小さな明かりをともしながら、蔵に飾られるさまからは不思議な温かみが感じられます。■ 基本情報
- ・名称: 記憶のボトル
- ・開館時間:11:00-16:30
- ・入場料:300円
公共交通機関もない、ちいさな島である男木島。散策しながら楽しめる屋外作品が多いのも、男木島の特徴です。時間の流れすらマイペースな優しい島をぜひ、のんびりとアートにふれながら散策してみてはいかがでしょうか。