郡上踊りで有名な郡上八幡は、清流と名水の城下町とも呼ばれています。郡上八幡城に、名水うなぎや郡上あゆなど、名物や魅力もたくさん。今日はそんな旅行しに行きたくなる郡上八幡の見どころをご紹介したいと思います。
1.郡上八幡博覧館
大正時代に建てられた、旧税務署の外観をそのまま残した建物です。内部は郡上八幡の「水とおどりの城下町」のキャッチフレーズにそって、「水」水の恵みを活かす町、「歴」歴史の町郡上八幡、「技」伝統工芸と現代の技、「踊」郡上おどりの町、「企」企画展示と、テーマ別に展示がされています。こちらの見どころは、なんといっても1日4回行われる「郡上おどり」の実演です。日本三大民謡の一つにに数えられ、『かわさき』をはじめとした十曲十種のおどりの全てが、国重要無形民俗文化財の指定を受けているという「郡上おどり」。それを聞いて「是非一度は見てみたい!」と思われた方。夏に郡上に行けなくても、こちらでなら本物の郡上おどりを見ることが出来るので、安心ですよ!
2.宗祇水(別名白雲水)
「日本名水百選」の第1号に指定されたことで有名になった湧水です。郡上八幡のシンボルであり、 由緒正しい史跡なので、テレビで見たことのある方も多いのでしょう。いつも観光客で賑わっています。水の湧き出る水源から下流に行くにつれ、飲料水→野菜を冷やす為の水→食べ物を洗う為の水→洗濯をする為の水と使いみちを分けています。その掟が今でも続いているので、歴史的・文化的にも価値ある場所といえますね。
飲んで見ると、夏でもひんやりとして、とても柔らかな口当たりの水です。柄杓が置いてあり、誰でも飲めるようになっていますので、訪れたら是非飲んで見ると良いですよ。
3.やなか水のこみち
繁華街の新町から角を曲がったところにある、とても風情のある路地です。道に敷きつめた玉石は、町の名前に因んでなんと8万個も使っているのだそう。長良川と吉田川の自然石を丁寧に敷き詰めて、真ん中には平たい石を敷いて、歩きやすくしてあります。現在では人気の観光スポットとなっていますが、江戸時代には旦那衆やお侍が、こっそり人目を避けながら遊郭へ抜けてゆく、艶っぽい路地だったのだそう。あっという間に見終わってしまうくらいの、短い通路ですが、両側の古い家の雰囲気や、夕方になると行灯に火が灯る様子など、とても風情のある懐かしい風景に出会えますよ。
4.郡上おどり
400年にわたって城下町郡上八幡で歌い踊り続けられてきた「郡上おどり」。「郡上おどり」は「見るおどり」ではなく「踊るおどり」といわれており、誰もが、つまり観光客も地元の人もひとつになって、踊るのが醍醐味です。日本一のロングランの盆おどりで、7月中旬から9月上旬にかけて33夜にわたって踊られます。会場はひと晩に1カ所ずつで、ひと夏で市街地を一巡します。城下の町並みの中や辻の広場で踊る日もあれば、神社の境内が会場になる日もあったりするので、もし行かれる場合は予め会場をチェックしておく必要があります。
そして開催時間は平日と日曜日が大体8時から10時半、土曜日は8時から11時までが基本ですが、特別な催しがある場合は変更される場合があります。毎日やっている訳ではありません。「折角行っても今日は休みだった!」という事がないように(私はありました。ショックでしたよ)場所だけでなく、時間もしっかり調べてから行った方が良いですよ!
5.郡上八幡城
古名では、積翠城、郡城、虞城とも呼ばれおり、戦国時代末期の永禄2年、遠藤盛数によって築かれたのが郡上八幡城のはじまりです。現在の天守台の石垣のほとんどの部分は、天正16年頃の大改修の際に築かれたものですが、天守台すべての石垣が岐阜県の史跡文化財の指定をうけています。城郭は防禦の為に築かれたものなので、石段も急で不規則に築かれています。「登りづらい石段」は、わざとそのように作ったという事なんですね。再建城とはいえ、日本最古の再建城ですから、司馬遼太郎が「日本で最も美しい山城であり、隠国(こもりく)の城。」と記しているというのも納得です。
お城の白亜の外観と、青空のコントラストは実に見事。どこから撮っても絵になります。四季折々の自然と合わせると、どの季節に行っても美しいですね。天守閣に上れば、町の中央を流れる吉田川に沿って、遠くまで続く町並みを見下ろす事も出来ます。
12月20日から1月10日までは冬季休館だそうなので、ご注意を。
基本情報
■ 基本情報
- ・名称: 郡上八幡観光協会
- ・住所: 岐阜県郡上市八幡町島谷520-1
- ・電話番号: 0575ー67ー0002
- ・参考サイトURL: http://www.gujohachiman.com/kanko/
郡上八幡のオススメ観光地、如何でしたでしょうか。まだまだ魅力たっぷりの郡上八幡に、皆さん是非足を運んでみて下さいね。