世界遺産としても知られる「知床」。その知床半島を羅臼町と二分しているのが「斜里町」です。山間部では雪が融けるのが遅いため、GWになっても除雪が追いつかず、知床横断道の開通が間に合わない事もしばしば。そんな冬の長い斜里町のお勧め観光スポットをご案内します。
川の横の斜面に道はありません。滝つぼまで行こうと思ったら、温泉の川を沢登りする必要があるんです。
流れるお湯の川の中はゆるやかな斜面ですが、温泉成分のせいでかなり滑りやすくなっており、濡れるし靴だと滑るから、と裸足で登ろうとすると必ず転びます。携帯を片手に写真を撮りながら、なんてもってのほかです。
上るのであれば沢登りが出来るような靴で、濡れてもいい恰好をして、両手はあけた状態で挑みましょう。自分は大丈夫、と思っていても前を歩いている人が転んで巻き込まれる、という事もありますので充分に注意が必要です。
車を停めて耳をすませば、流氷の鳴る音が聞こえますよ。
冬の斜里へ行ったならぜひ体験して欲しいのが「流氷ウォーク」。流氷をゴリゴリ割って進む流氷砕氷船に乗るのもいいですが、流氷ウォークなら流氷の上に乗ったり、冬の海に浮かんだり出来るんです。
洋服の上にドライスーツを着るので全く寒くありませんが、顔や手は露出していて寒いので、耳まで隠れる毛糸の帽子と、保温性の高い手袋は必須です。
「来運」と言う地域名がなんとも縁起がいいですよね。知る人ぞ知る隠れた名所でしたが「運が来て願い事がかなう」と、訪れる人も増えました。こんこんと、ではなく滝のごとくあふれだす湧水からマイナスイオンを浴びつつ、美味しいお水を頂きましょう。
知床は、道路の脇に鹿がたたずんでいたり、クマが出没したり、動物たちの生活域に人間が入り込んでいるのだという事を実感する場所でもあります。知床自然センターの駐車場には必ずと言っていいほどキタキツネがいます。エサが貰える事をわかっているんです。
簡単に餌がもらえる事を知った動物たちは野性を失い、人間の生活域に出没するようになります。人間に近付きすぎた結果、車にひかれたり、人を襲ったりしてしまいます。絶対に餌は与えず、ゴミのポイ捨てもしないようにしましょう。
自然の花畑とも言える原生花園ですが、斜里町の以久科原生花園はあまり有名ではないので、観光客も少なく遊歩道をのんびりと散策する事が出来ます。国道を1本はずれて、その美しいシルエットから「道東のマッターホルン」とも呼ばれる斜里岳や知床連山を眺めながらのドライブもお勧めです。
1.「カムイワッカ湯の滝」とは?
知床硫黄山から湧き出る温泉が川となって流れているこの場所は、斜面を登って一の滝の滝つぼで入浴します。流れる川が温泉だなんて贅沢な滝ですよね。滝つぼまで上らなくても下流で足をつけるだけでも十分に楽しめる場所です。川の横の斜面に道はありません。滝つぼまで行こうと思ったら、温泉の川を沢登りする必要があるんです。
流れるお湯の川の中はゆるやかな斜面ですが、温泉成分のせいでかなり滑りやすくなっており、濡れるし靴だと滑るから、と裸足で登ろうとすると必ず転びます。携帯を片手に写真を撮りながら、なんてもってのほかです。
上るのであれば沢登りが出来るような靴で、濡れてもいい恰好をして、両手はあけた状態で挑みましょう。自分は大丈夫、と思っていても前を歩いている人が転んで巻き込まれる、という事もありますので充分に注意が必要です。
■ 基本情報
- ・名称: カムイワッカ湯の滝
- ・住所: 北海道斜里郡斜里町(硫黄山山麓カムイワッカ上流)
- ・アクセス: 時期によってアクセス方法が変わる為、HP等で要確認
- ・営業期間:6月1日~10月下旬(予定)
- ・電話番号: 0152-22-2125(知床斜里町観光協会)
- ・料金: 無料
- ・公式サイトURL: http://center.shiretoko.or.jp/guide/kamuiwakka/
2. 流氷
冬の北海道のオホーツク沿岸ならどこでも見る事が出来る流氷。「知床国道」と呼ばれる、斜里町からウトロにかけての国道334号線沿いは間近で流氷を見られる絶好のスポットです。灰色の空から降る雪と、うっすらと青みがかった流氷は、ここでしか見られない景色です。車を停めて耳をすませば、流氷の鳴る音が聞こえますよ。
冬の斜里へ行ったならぜひ体験して欲しいのが「流氷ウォーク」。流氷をゴリゴリ割って進む流氷砕氷船に乗るのもいいですが、流氷ウォークなら流氷の上に乗ったり、冬の海に浮かんだり出来るんです。
洋服の上にドライスーツを着るので全く寒くありませんが、顔や手は露出していて寒いので、耳まで隠れる毛糸の帽子と、保温性の高い手袋は必須です。
■ 基本情報
- ・名称: 流氷
- ・住所: 国道334号線
- ・オススメの時期: 1月下旬~3月下旬
3.来運の水
斜里町の来運という地域にある来運公園の湧水です。斜里岳に積もった雪が、何十年もの年月をかけて融けだし、湧き出ているんです。その湧出量はなんと毎分5トン。町内の水道水にもなっています。水温はずっと一定で6度前後を維持しているので、冬になっても凍らず、夏は冷たい水を楽しむ事が出来ます。「来運」と言う地域名がなんとも縁起がいいですよね。知る人ぞ知る隠れた名所でしたが「運が来て願い事がかなう」と、訪れる人も増えました。こんこんと、ではなく滝のごとくあふれだす湧水からマイナスイオンを浴びつつ、美味しいお水を頂きましょう。
■ 基本情報
- ・名称: 来運の水
- ・住所: 北海道斜里郡斜里町字来運 来運神社内
- ・アクセス:斜里市街から車で15分
- ・電話番号: 0152-22-2125
- ・公式サイトURL: http://www.shiretoko.asia/list_scenery.html
4.知床自然センター
カムイワッカ湯の滝や知床五湖など、知床に関する様々な情報が集まるのがこの「知床自然センター」です。日本最後の秘境とも言われる知床を迫力ある映像で紹介する「ダイナビジョン」や、売店、交通情報を提供してくれるインフォメーションセンターなど、ここで情報収集をしてから知床観光へ向かうのがお勧めです。知床は、道路の脇に鹿がたたずんでいたり、クマが出没したり、動物たちの生活域に人間が入り込んでいるのだという事を実感する場所でもあります。知床自然センターの駐車場には必ずと言っていいほどキタキツネがいます。エサが貰える事をわかっているんです。
簡単に餌がもらえる事を知った動物たちは野性を失い、人間の生活域に出没するようになります。人間に近付きすぎた結果、車にひかれたり、人を襲ったりしてしまいます。絶対に餌は与えず、ゴミのポイ捨てもしないようにしましょう。
■ 基本情報
- ・名称: 知床自然センター
- ・住所: 北海道斜里郡斜里町岩宇別531
- ・アクセス: JR【知床斜里駅】から車で45分
- ・営業時間: 4月20日~10月20日 8:00~17:40
- 10月21日~4月19日 9:00~16:00
- ・定休日: 12/31
- ・電話番号: 0152-24-2114
- ・公式サイトURL: http://center.shiretoko.or.jp/
5.以久科原生花園
人為的な手を加えない、自然そのままの状態で咲いた花々を楽しむ原生花園。斜里町のお隣の小清水町にある小清水原生花園が有名ですが、斜里町にも「以久科(いくしな)原生花園」があります。春から夏にかけて、オレンジ色のエゾスカシユリの群落を見る事が出来ます。自然の花畑とも言える原生花園ですが、斜里町の以久科原生花園はあまり有名ではないので、観光客も少なく遊歩道をのんびりと散策する事が出来ます。国道を1本はずれて、その美しいシルエットから「道東のマッターホルン」とも呼ばれる斜里岳や知床連山を眺めながらのドライブもお勧めです。
■ 基本情報
- ・名称: 以久科原生花園
- ・住所: 北海道斜里郡斜里町以久科北
- ・アクセス: JR【知床斜里駅】から車で10分
- ・電話番号: 0152-22-2125 (知床斜里町観光協会)