宗像神社で宗像三女神に参拝しよう！福岡と京都の2社を詳しく紹介します！

神話の時代の出来事が神社の由来という古い神様を祭った神社が宗像大社です。福岡の宗像市にあり、日本全国にある宗像神社の総本社となっています。国宝が８万点もある神宝殿など見どころもいっぱい。京都の宗像神社は、その分け御霊をいただいた、平安京遷都直後に作られた歴史ある神社です。
 

1.宗像大社

宗像大社は、ＪＲ東郷駅からバスでバス停「宗像大社前」まで約12分、車なら九州自動車道の若宮インターから約20分、また、古賀インターから約25分のところにある神社です。ご祭神は、田心姫神、湍津姫神、 市杵島姫神の宗像三女神です。

田心姫神は 沖津宮、湍津姫神は 中津宮、市杵島姫神は 辺津宮に祭られています。この三女神は天照御大神が須佐之男命と誓約の時に、天照大御神が須佐之男命の十拳剣をかみ砕いた時に生まれたとされています。

誕生後、福岡県の宗像地方東端の鞍手郡鞍手町の六ヶ岳という山に降臨して、天孫を助けるように天照大御神から命を受けたっそうです。

季節ごとのお祭り

宗像大社は、宗像と言う名前が付く神社の総本社です。その為、お祭りもとても盛大に執り行われます。春のお祭りや夏のお祭り、秋のお祭り、そして、冬のお祭りと、四季を通じて様々な行事が執り行われています。

季節ごとに違ったお祭りがあるのですが、6月を除いて年中何らかの行事があります。宗像大社のホームページでいろいろな行事のスケジュールをチェックしてみてください。

国宝がたくさんある神宝館

宗像大社には、神宝館と言う、多数の国宝が所蔵されている施設があります。沖の島は「海の正倉院」と言われるほど奥の遺物が発掘されていて、その数は８万点に及びます。そして、その全てが国宝に指定されているほど貴重なものばかりです。

これほど多くの国宝が所蔵されているのはおそらく国内でも数少ないでしょう。銅鏡や武器をはじめ、工具、装身具、馬具、金属製雛形品、滑石製品、土器、貝製品などがあります。

その全てが展示されているわけではありませんが、「金製指輪」や「三角縁神獣鏡」、そして、「金銅製龍頭」などの貴重な国宝を見ることができます。

2.宗像神社

京都の宗像神社は、神宮丸太町駅から徒歩１３分のところ、御所の敷地内にある神社です。ご祭神は、宗像三女神で、平安京遷都の翌年、７９５年に桓武天皇の命により、藤原冬嗣が宗像大社から分け御霊を授かり創建しました。

何度物教徒の戦乱で焼失しましたが、江戸時代の１８５４年ごろに再建されたのが、現在の社殿です。境内には樹齢６００年の楠、そして、御所から拝領した「左近の桜」と呼ばれる桜の古木があります。

境内社としては、花山稲荷神社、京都観光神社、少将井神社、繁栄稲荷社、金比羅宮などの神社があります。どちらかというとこじんまりとした小さいサイズの神社が多いようです。

京都観光の神様

計大神社ですが、小さくてもそれぞれにいろいろないわれがあります。たとえば、京都観光神社は京都の観光業の方々が昭和４４年に猿田彦神を勧請したもので、歴史は浅いですが、京都の観光業の発展の御利益があったのかもしれません。

また、繁栄稲荷社は、命婦稲荷神を祭った神社ですが、、藤原基経が守護神として祀ったのですが、助けたきつねが夢に現れれて、「住む場所を賜れば、火難などの災害を除く力になる」と告げたのがそのきっかけだったとか。


宗像神社の情報はいかがだったでしょうか。神話の時代の出来事がとても興味深いですね。それにしても、剣をかみ砕くって、天照大御神のあごの力はすごいものがあります。また、その時に女神が生まれるという奇想天外な展開は、本当に人知を超えています。

素材提供：トリップアドバイザー