Chris Gladis
高台寺を知っていますか?京都・八坂神社からほど近い場所にあるのですが、豊臣秀吉の妻が開いたとされる府を代表する美しい庭園があるんですよ。こちらは紅葉スポットとしても有名で、シーズンになると毎年多くの観光客が訪れています。一方、春の季節では見事な枝垂れ桜がお目見えします。期間限定で夜間はライトアップされる為、幻想的な風景を間近に眺めることができますよ。他にも座禅や茶道の体験を行うことも出来ますので、興味を持ったら足を運んでみてはいかがでしょうか。
1.高台寺とは?
http://blogs.yahoo.co.jp/rai104t/24184003.html
豊臣秀吉の正室、ねねによって、豊臣秀吉の菩提を弔うために作られた寺院になります。 秀吉との思い出深い伏見城の前庭などを移築し、死去するまでの19年間を過ごしたといわれています。 寺としてだけの美しさだけでなく庭園の美しさも高台寺の魅力です。
伏見城の一部を移築された高台寺は、壮観を極めましたが、火災に遭い、今は表門、開山堂、霊屋と茶室傘亭・時雨亭、観月台等を残すのみとなっています。霊屋には、秀吉と北政所の坐像が安置されていて、内部の須弥壇などにほどこされた蒔絵文様は、「高台寺蒔絵」として有名になっています。
http://www.2532622.com/room/search/detail.php?id=11397
2.高台寺の6つの見どころ
見どころ1:壮麗な建物
http://vinfo06.at.webry.info/201211/article_5.html
高台寺は、徳川家康からの援助も受けて作られたといわれています。そのため、伽藍は壮麗を極めたといわれています。そんな壮麗な伽藍の大半は、火災で大半を失われてしまっていますが、霊屋や開山堂、茶室などは当時の面影を残します。 高台寺にある桃山時代建築の重要文化財建造物である茶室傘亭の天井は、丸太と竹とで組んであり、から傘を現わしたという珍しいものですよ。また、ともに伏見城から移されたといわれている時雨亭も、桃山時代茶室建築の代表的なものです。
見どころ2:庭園
【東山を借景とした小堀遠州の作庭となる池泉回遊式庭園】
http://www.kyotokanko.co.jp/garden/gion/kodaiji.html
小堀遠州の作庭となる庭園は池泉回遊式庭園になります。見事な石組が特徴で桃山時代を代表する庭園として、国の史跡だけでなく名勝にも指定されています。 広大な庭は、2つの池と2つの渡廊が開山堂を中心に広がっています。高台寺の東山を借景としたその景色は、趣ある壮大な景色ですよ。また、紅葉の名所としても知られていて、その美しい庭園と紅葉のコラボレーションを一目見ようと、毎年多くの観光客が訪れます。
【臥龍廊】
http://www.kyotokanko.co.jp/garden/gion/kodaiji.html
偃月池や観月台も高台寺を代表するスポット。【秀吉遺愛の観月台】
http://kyo-sanpomichi.at.webry.info/201004/article_1.html
観月台は、書院と開山堂を結ぶ屋根つき廊下の途中にある唐破風屋根の建築物。この観月台から北政所は亡き夫である豊臣秀吉を偲びながら月を眺めたと言われていいます。見どころ3:茶室
【遺芳庵】http://blogs.yahoo.co.jp/kyoto_ldy/33946375.html
高台寺を代表する建築物として知られるのが、趣のある遺芳庵です。茶室の周囲では時間が止まったような静寂な空間を楽しむことができます。 【湖月庵】
http://tempsera.at.webry.info/201111/article_47.html
湖月庵から見る庭は季節によって、違った美しさを見せてくれます。【鬼瓦席茶室】
http://tempsera.at.webry.info/200804/article_18.html
灰屋紹益と吉野太夫の好みの茶席です。遺芳庵と共に高台寺を代表する茶席として知られています。【傘亭】
http://wasa639.blog.so-net.ne.jp/2009-12-17
千利休の意匠による茶席。伏見城から移建したものです。傘亭は竹と丸木が放射状に組まれ、カラカサを開けたように見えることからその名がつきました。
正式には安閑窟という名前です。
【時雨亭】
http://ocyaocya.blog.so-net.ne.jp/2010-05-20
時雨亭は、傘亭とは土間廊下でつながっています。桃山時代建築の重要文化財建造物でもあり、傘亭とともに伏見城から移されたといわれています。霊屋より東の山の上に位置する2階建ての茶室で、窓がたくさんついていて、開け放った階上からは、西南方面を眺望できますよ。
見どころ4:桜の高台寺
http://68971846.at.webry.info/201003/article_17.html
京都を代表する枝垂れ桜として知られているのが、高台寺の桜です。桜の開花シーズンには、絵画を切り取ったような美しい桜の姿を見ることができます。 夜間はライトアップされ、昼間とは違った幻想的な桜を見ることもできます。
東山・霊山の山麓にある高台寺では、「高台寺桜」「枝垂桜」「山桜」などが、絢蘭豪華な桃山文化を象徴するかのようですよ。その桜のなかでも「高台寺桜」が古くから有名でした。江戸後期になると、方丈の前に広がる「波心庭」のシダレザクラが有名になり、4代目となる現在のシダレザクラも美しく咲き誇ります。
http://worldofrepose.blog.so-net.ne.jp/2010-03-25
見どころ5:秋の高台寺
紅葉の名所として知られている高台寺は、日中も美しい光景が広がりますが、お勧めは夜間になります。ライトアップされた幻想的で美しい紅葉を見ることができます。
美しく造られた庭園と、真っ赤に色づく紅葉は、まるで一枚の絵画のようで、見事ですよ。ライトアップ期間には、夜の特別参拝として、日没後に、再び入ることができます。昼間のすがすがしい景色と、夜の幻想的な光景を両方楽しみたいものですよね♪
http://blog.livedoor.jp/wmelon14/archives/53005060.html
見どころ6:御霊屋
【高台寺蒔絵】http://www.arch.ce.nihon-u.ac.jp/~yumoto/artcul/database/japan/jpn061fg.html
北政所の墓所、秀吉と北政所をお祀りしている所が、御霊屋です。厨子内左右に秀吉と北政所の木像を安置しています。須弥壇や厨子には、華麗な蒔絵が施されています。
桃山時代の絢爛豪華な蒔絵を施した階段や厨子が今も残っているので、見ることもできますよ。優美でありながら斬新な蒔絵で、これらの蒔絵と同様の技法や類似した意匠の蒔絵が、一般には「高台寺蒔絵」と総称されるようになっています。
3.高台寺で座禅と茶道を体験!
座禅がブーム!
http://www.kodaiji.com/zazen.html
座り方から呼吸の仕方まで座禅の一から教えてもらえるのが、高台寺の座禅体験になります。外国人の方にも人気を集めているようです。 ちなみに、胡坐と似たような座禅ですが、下の画像のように足をさらに上げなければいけません。意外にこの体勢ができない人が多いのですが、これは体が固いのではなく、内股の筋肉が緩んでいるからなのだとか! 皆様、こんな風に組めます?
ゆっくりと深い呼吸を繰り返しながら、精神を統一していくという普段なかなかできない体験で、自らの心の声にじっくりと耳を澄ませてみましょう。1グループ10名以上の団体様のみの体験になります。予約が必要ですので、ご確認くださいね。
http://himajinx.blogspot.com/2010/10/blog-post.html
茶道体験を京都の思い出に
http://m.trip.kyoto.jp/plan/suwasanotera20130701/
日本文化の神髄ともいえる茶道も体験することができます。抹茶の立て方、作法などを全く知らなくても一から教えてもらえるので、安心して参加することができます。(勿論、洋服での参加もOKですよ!)古刹でのお抹茶のお味は一味もふた味も違うはず!
日本の伝統文化の一つとして、世界的にも知られる茶道を体験できる貴重な機会になりますよ。併せて、和尚様のお話もあります。1名以上の団体様向けと、2名から6名までの少人数様向けがあります。どちらも、前々日まで予約が必要ですので、ホームページなどを確認されてくださいね。
http://3g.xinquanedu.com/index.php?action=article&id=53008
■ 基本情報
- ・坐禅体験料金:1,000円
- ・茶道体験料金:2000円
- ・体験時間:9:00~17:00
- ・体験所要時間:1時間
- ・定休日:寺の行事による
- ・申し込み方法:2週間前までに電話で確認後、FAXで
4.天満宮
http://syosaiyojohan.blog.so-net.ne.jp/2012-08-05-1
高台寺天満宮は、豊臣秀吉の夫人であった北政所ねねが、慶長十一年(1606)に高台寺を創建した際に、日頃崇拝していた綱敷天満宮の祭神である菅原道真公を高台寺の鎮守社としたものです。学問の神様である菅原道真公をはじめ、北政所が秀吉と共に天下統一、出世、長生きされた事に因んで開運・出世・健康長寿・災難厄除などにご利益があるとされていることから、毎日多くの人が訪れてくる場所です。
マニとは宝石のことを意味します。マニ車は一度回すと大蔵経という経典を読むのと同じ功徳(ご利益)があるとされています。筒の中には般若心経を写経したものが入っており、時計回り(右回り)に回すことにより、身体、言葉、思考を清め災いを取り除くことができます。
マニ車は世界中で知られている仏教徒共通の仏具で、チベットの寺院などで多く見られるものです。高台寺のマニ車の中には「般若心経」を写経したものが入れてあり、1回まわせばご利益を受けられますよ。マニ車を右手でまわしながら時計回りの方向に歩きましょう。