Tomoaki INABA
おっとりして感受性が豊かそうな女性の習い事としてイメージがある「いけばな」。その「いけばな」の中でも池坊流は華道の主な流派として有名です。その池坊流の発祥の地は、京都の六角堂ですが、何と聖徳太子によって建てられたお寺なのです。
更にこのお寺、良縁のご利益や女性心をくすぐる可愛らしい御守りなど、女性にとっては特に行きたくなりそうな所なのです。
良縁を祈り、可愛らしいおみくじで幸せな気分になり、綺麗な生け花を見て感性を磨く、と女子力アップの素が沢山。そんな六角堂を紹介します。 この地域のおすすめ記事
- (07/13)建仁寺は京都最古の禅寺!「座禅体験」のススメ
- (07/15)京都で人気な町家ランチスポット
- (07/15)「三十三間堂」に行けば自分に激似
- (01/31)「京都駅ランチ」のお勧めスポット
- (02/08)「平安神宮」に行こう!
1.六角堂(紫雲山頂法寺)とは?
聖徳太子が建てた、六角形の本堂のあるお寺。通称「六角さん」。聖徳太子はお守りとして如意輪観音の像を持っていました。政敵の物部氏に勝利したお礼として、像を安置しようと建てたのです。六角形の形には、眼・耳・鼻・舌・身・意の六つによって生じる欲望に囚われないよう円満になろうという願いが込められているそうです。
また、いけばな(池坊流)発祥の地でもあり、行事として華道展も開催されています。
2.六角堂のご利益は縁結び?
縁結びの六角柳
「六角柳」と書いて「ろっかくどう」と読むよう植物辞典では記されています。平安時代初期、妃を探していた嵯峨野天皇が夢で「六角堂の柳の下を見よ」とお告げを聞いて行ってみた所、絶世の美女がいて妃として迎えた、という言い伝えがあります。この言い伝えによって「縁結びの柳」として広く知れ渡り、 良縁を願っておみくじを結ぶ拝観者が後を絶ちません。女性に人気、鳩みくじ
六角堂の境内には平和のシンボルである鳩が多く見られます。六角堂では鳩が大事にされてきましたが、このおみくじには幸福の意味が込められています。見ているだけで手のひらに載せ、愛でたくなるような可愛らしい鳩です。引いた鳩おみくじは六角柳に結び、鳩は持ち帰って好きな場所に飾ると良縁のご利益がありそうです。ちなみに時期によっては期間限定カラーの鳩みくじもあり、つい何回もおみくじを引きたくなりそうです。3.六角堂の見どころ
いけばな発祥の地
元々聖徳太子が沐浴に使用していたとされる池です。この池の側に僧侶の住む家(坊)を建てた事から、「池坊」が名称として定着しました。池坊の祖先は、花のお供えを習慣としており、代々「いけばな」の名手として知れ渡るようになりました。こうして世の中に「いけばな」が広がったのです。池坊会館が六角堂の側に建てられ、池坊流華道(いけばな)の展示会・連絡会・講習会などの拠点となっています。
へそ石
六角堂の東門を入ったところの敷石の中央にある、円い穴のある石。奇抜な形が特徴です。もともとはこの石のある位置が京都の中心地とされていたため、『へそ石』と呼ばれてきました。春のいけばな展
春に六角堂そばの池坊会館にて開催される池坊流華道(いけばな)の展示会。全国の池坊流華道家が生けた力作が1000作品以上観られます。花、器、そして空間から伝わる美を多く堪能できる大規模な華道展です。2015年の開催日時等は下記の通り。会 場:池坊会館・WEST18 7階 (京都市中京区烏丸六角上ル)
日 時:4月10日(金)~13日(月)
10:00~18:00 (但し11日は17:00まで13日は16:00まで)
入場券:当日券500円(高校生以下無料) 一部無料部分有り
4. 六角堂訪問者の声
http://e2jin.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/post-8ea5.html
5.六角堂の基本情報
基本情報
- ・名称 (正式):紫雲山頂法寺
- ・住所:京都市中京区六角通東洞院西入堂之前町248
- ・アクセス:京都市営地下鉄「烏丸御池」駅5番出口から徒歩3分
- 阪急京都線「烏丸」駅21番出口から徒歩5分
- ・拝観時間:6:00〜17:00(納経時間 8:00〜17:00)
- ・電話番号:075-221-2686
- ・料金:境内自由
- ・公式サイトURL:http://www.ikenobo.jp/rokkakudo/about.html