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京都の智積院は真言宗智山派の総本山。国宝障壁画や古文書が多く伝えられています。特に庭園は、利休好みの庭として築山・泉水庭の先駆となった貴重なものです。この素晴らしい智積院の魅力を紹介していきます! この地域のおすすめ記事
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1、智積院とは?
真言宗の総本山でもあり、山号は五百佛山(いおぶさん)。長谷川等伯一門の今碧壁画で有名で、桃山時代の傑作とも言われています。東山随一の名勝庭園と、長谷川一門の傑作が一同に見ることが出来、伝統が深くありながら新しい風を感じられるのも魅力です。ご本尊が、2体あり地上と地下をイメージした密教らしい寺院建築が何とも言えない世界観を生み出しているのです。2、智積院の行事
1、青葉まつり
毎年6月15日に行われる青葉まつりは、新緑の美しい季節に行われます。真言宗の宗祖・弘法大師空海と中興の祖・興教大師覚鑁の誕生を祝う行事で、この日だけ障壁画等が公開されることから多くの人が集まります。名勝庭園が無料で拝観できるのもこの日だけです。
2、総本山施鬼会
8月12日物欲を餓鬼と考え、醜い心を清らかにする布施修行と三宝の供養を行います。他人を思いやり、分かち合うことが人間らしく人の役に立つことであるとの考え。弘法大師から受け継いだ作法で金堂で法要が行われます。
3、智積院のみどころ
1、金堂
本尊の大日如来が安置されています。智積院の本堂にあたりますが、1882年に火事で焼失したものを1975年に、再建築されています。本尊の大日如来は、藤原様式で作られたものであるのも見ごたえがありますよ。
2、妙王殿
密教の護摩道場と祈祷所でもある明王殿は、不動明王から不動堂とも呼ばれています。麦つき不動とも呼ばれる、本尊の不動明王は紀州の根来寺から伝来したとも言われているそうです。京都十三佛霊場第1番、近畿三十六不動尊霊場場第20番札所。
3、名勝庭園
中国の廬山を模したらしいのですが、千利休がこよなく愛した事から「利休好みの庭」と言われています。築山は阿弥陀ヶ山麓を思わせ、江戸好みとも呼ぶようですね。青葉のまつりの日は無料で拝観する事ができ、紅葉の季節はまた違った表情を見せます。
4、大書院と庭園
江戸の三大名墨家の運鞘僧正により修築。平安期の寝殿造りの釣殿に似た作りで池が縁に入り込んでいます。書院からは庭園を眺める事ができ、躑躅の美しい5月から6月は華やいだ景観を楽しめます。こちらにあるのは複製で、宝物庫には長谷川等伯が描いた祥雲禅寺の障壁画「楓図」「桜図」「松に秋草図」「松に黄蜀葵図」「雪松図」「松に立葵図」が展示されています。
5、紅葉が美しい
金堂に向かう道や鐘桜付近の紅葉が非常に美しく見せてくれます。緑と赤のコントラストが芸術的で、写真や絵におさめたくなるほどで、玄宥僧正背後の紅葉も見事。京都は桜の名所が多いのですが、紅葉も見事で圧巻の美しさです。
4、智積院を訪れた人の声
本日の京都は 寒さが戻ってきました。
しぐれて、寒暖を繰り返し
季節が進んでいきます。
梅の花の開花が進む 智積院にて pic.twitter.com/8Vw5cOv7wC
— 京からす (@KYOKARASU) 2015, 3月 5
おはようさんでございます。鼻むずむず。(梅まつり開催中:智積院) pic.twitter.com/6aKVhXxokK
— 傍目八目 (@7dogitune) 2015, 3月 5
皐月 – 智積院 / Chisyaku-in Temple #photo #beautifuljapan https://t.co/hAx1gEZdNM
— Alexander Shiroki (@Shiroki_Alex) 2015, 2月 28
5、智積院の詳細
基本情報
- ・名称:真言宗総本山智積院
- ・住所:京都府京都市東山区東大路通り七条下る東瓦町964番地
- ・拝観時間:9:00~15:00
- ・休日:12月29日,30日,31日
- ・電話番号:075-541-5361
- ・料金:一 般 500円、高校生 300円、中学生 300円、小学生 200円
- ・オススメの時期:桜開花、紅葉時期、青葉まつり時期
- ・公式サイトURL:http://www.chisan.or.jp/