日本には、世界の吊り橋10選に選ばれた”奇跡の絶景”があるのをご存知ですか!?
その名も「夢の吊り橋」。静岡県寸又峡にあるこちらの吊り橋は、東京から1泊2日で行けちゃうんです。今週末に行ける、おすすめの旅プランをご紹介します!
この旅行プランでまわるスポット
◇ 1日目
- 「新金谷駅」からSL機関車に乗ろう!
- 大井川最後の秘境地「寸又峡」
- 「寸又峡プロムナードコース」をハイキング
- コバルトブルーの絶景「夢の吊り橋」
- 「美女づくりの湯」で疲れを癒す
- レトロな宿「翠光園」に宿泊
◇ 2日目
- トロッコ列車に乗ろう!
- ダム湖に浮かぶ秘境駅「奥大井湖上駅」
- 「静岡おでん」で〆!
1日目
新金谷駅からSLに乗ろう!
東京から新幹線「ひかり」で静岡まで約1時間。そこから東海道本線と大井川鐵道を乗り継いで約30分、「新金谷駅」に到着したら、SL機関車に乗り込んで出発!車掌さんのアナウンスを楽しみながら、窓の外の景色を楽しみましょう!SLはHPからの事前予約がおすすめ。
このSLですが、機関車トーマス好きの男の子のいるご家庭に朗報です!何と、トーマス号・ジェームス号に乗ることができます!こちらは、運行期間が限定されているようで、2016年は6月11日から10月10日まで運行します。終点の千頭駅では、ヒロとパーシーもお出迎え。一緒に写真も撮れますよ!
大井川最後の秘境地「寸又峡」に到着!
SLの終点「千頭駅」から寸又峡温泉行の路線バスで、40分ほど山道を登ると「寸又峡」に到着です!いくつかの温泉宿とお土産屋がありますが、他は一帯が山に囲まれているので、本当に静かで空気が澄んでいます。大井川最後の秘境とも言われています。
お食事店・お土産店では、地元のおやつ「山いも餅」が売られていたり、お茶を使った羊羹があったり、おしゃれに「スティックチーズケーキ」があったりと、それぞれのお店が個性を出し合っています。SLにちなんだ、見た目が石炭みたいなあられもあるのだとか。トーマスと同じおやつを食べている気分になれます 。
「寸又峡プロムナードコース」をハイキング
「寸又峡」には、3つのハイキングコースがあります。清流に沿って川沿いを散策する「グリーンシャワーロード」、アカヤシオの群生地である外森山を登る「外森山ハイキングコース」、そして、夢の吊橋を巡る「寸又峡プロムナードコース」です。
今回は、夢の吊り橋を渉るため、プロムナードコースを散策しましょう!
ちなみに、「グリーンシャワーロード」は、その名の通り、頭上から陽光と共に降り注ぐようなゆらめく木の葉に心身を和ませながら、約1時間ほど散策できるコースです。もう一つの「外森山ハイキングコース」 をたどるなら、4月中旬から下旬ころがお勧め。山頂付近で、かわいらしい花を咲かせたアカヤシオを楽し むことが出来ます。
コバルトブルーの絶景「夢の吊り橋」へ!
ハイキングコースをゆっくり散策していくと、「夢の吊り橋」に到着!!本当に夢のような、コバルトブルーの絶景が広がります。全長90m・高さ8mの吊り橋、1度に渡れるのは10人までです。あるくとギシギシ音がします…。橋の真ん中で恋の願いをするとその恋が叶えられる。という、とってもロマンチックな伝説もあるんですよ!
このコースは、1周約90分ほどのコースになります。夢のつり橋はもちろん、他に「飛龍橋」「尾崎坂展望台」などの見どころもあるので、楽しんでいるうちに1周を終えてしまいそうです。見たこともないようなコバルトブルー、深い緑、鮮やかな紅葉など、自然の織りなす豊かな色彩に目を奪われっぱなしです。時期を変えて再訪し、季節ごとの美しさを楽しむのもお勧めです。
美人の湯で疲れを癒そう!
ハイキングコースを一周して温泉街に戻ってきたら、町営の露天風呂「美女づくりの湯」で疲れを癒しましょう!湯上がりの肌がつるつる・しっとりするのが特徴で、その名の通り「美人になれる温泉」ということで有名です。
日帰り利用/大人400円
南アルプスの麓から湧き出ているという温泉は、清流につかっているかのようなすがすがしさがあり、お肌だけでなく心身の全てを癒してくれそうです。慢性の皮膚病・婦人病等の他、神経痛や糖尿病など、様々な疾患に良いと言われているお湯。女性でなくとも、ゆったりつかって効能を受けたくなりますね。
レトロなお宿で気分は大正ロマン
大正ロマンと異国情緒が漂う、寸又峡温泉最大規模のクラシカルなお宿が、こちらの「翠光園」。食事処「はいから亭」では四季の味わいを存分に堪能できます。宿についている温泉は、「美女づくりの湯」と同じ源泉からひいているので、温泉も楽しめますよ。和洋の各お部屋は、どのお部屋も落ち着いていてクラシカルな雰囲気をたたえています。ゆるりと温泉につかり、お部屋でゆっくりと木々のざわめき、鳥のさえずりを聞いていると、時間がたつのも忘れてしまいます。くつろぎと安らぎにその身をひたせるお宿です。
2日目
トロッコ列車に乗ろう!
宿を出てバスで「千頭駅」に着いたら、トロッコ列車の旅へ出ましょう!!井川線「南アプトライン」で山の景色や長島ダムを見ながら列車の旅を楽しみます。
このトロッコの走る井川線というのは、ダム建設用の専用鉄道を観光用に利用しているものだそうで、「アプト式」と呼ばれる方式が採用されている区間があります。この方式は、日本では珍しいものだそうで、鉄道ファンならこのトロッコ列車にも大興奮してしまいそうです。
ダム湖に浮かぶ秘境駅「奥大井湖上駅」
奥大井レインボーブリッジと呼ばれるこちらの橋の真ん中には、なんと「奥大井湖上駅」という駅があるんです!ダム湖に浮かぶように奥大井湖上駅は無人駅で、その高さは70m!!まさに摩訶不思議な秘境の絶景です。駅に降り立って、レインボーブリッジを渡ることもできますよ。
橋梁を渡り、対岸の山道へと通じる階段を登っていくと、写真の様な湖の上に駅が浮かんでいる様をこの目で見ることができます。その風景の不思議なこと。秘境と呼ぶにふさわしい神秘的な雰囲気があります。 奥大井湖上駅の裏側には「レイクコテージ奥大井」という施設があるので、一度下車した後次の列車を待つにはこの施設にいるといいかもしれません。
最後の〆は「静岡おでん」
目一杯楽しんで静岡駅に戻ってきたら、東京に帰る前に1杯寄っていきましょう!静岡では、真っ黒な煮汁に、 一本一本串に刺さったタネがグツグツと煮える「静岡おでん」が有名。「青葉おでん街」で、旅行の余韻に浸りながら、はしご酒を楽しんでみて下さいね!
まるでそこだけ昭和の様なレトロ感のあるおでん街では、伝統的な屋台おでんが味わえます。ちなみに、静岡おでん(しぞーかおでん)の五ヶ条は、「1.黒はんぺんが入っている、2.黒いスープ(牛スジ)、3.串にさしてある、4.青のり・だし粉をかける、5.駄菓子屋にある」なのだとか。せっかくおでん街に来たなら、流儀に従い青のりやだし粉もかけて、静岡おでんを堪能したいですね。
他にもあります!東京から1泊2日で行ける絶景
shiho.me
今回参考にしたのがこちら!「東京ウォーカー別冊「東京から行く!奇跡の絶景に出会う旅」。夢の吊り橋の他にも、東京から1泊2日で行ける絶景がたくさん紹介されていますよ!今まさにピークの紅葉スポットも紹介されているので、参考にしてみて下さいね!東京都内であれば、国営昭和記念公園などもお勧めです。東京ドームの約40倍という広大な敷地の中に、見事なまでの緑、花々、湿地に庭園と、自然がいっぱい。レストランやカフェも充実していますから、朝から行って夕方までゆっくりしていくこともできますよ。
東京ウォーカー別冊「東京から行く!奇跡の絶景に出会う旅」
素材提供:トリップアドバイザー