静岡には美味しいグルメがいっぱいです。郷土色満載のものから、歴史ある伝統食、コンテストで優勝するなど全国に名の知れ渡ったご当地グルメも。また、地域の知恵を集めた逸品などもありますね。そんな静岡の魅力たっぷりのグルメをご紹介しましょう。ご参考になれば幸いです。
コンテストでお馴染みになりました
しおかつおうどん
・特産品大賞の実績http://blog.livedoor.jp/dogashima/archives/1507067.html
「しおかつおうどん」は、カツオを保存食として塩蔵品としたところに起源があると伝えられています。奈良の都(平城京)へも送られていたとのことです。かなりの歴史がありますね。文献では、江戸時代になって、西伊豆の田子地区で盛んに作られていたようです。西伊豆田子港がカツオの水揚げ港として栄えた町ですので、「しおかつお」が生活の中に根づいていたのでしょう。それが西伊豆地方の郷土料理として愛されてきて、現在では静岡のご当地グルメとして知られるようになりました。塩カツオをトッピングした「うどん」が「しおかつおうどん」です。
■ 基本情報
- ・名称:西伊豆しおかつお研究会
- ・公式サイトURL:http://www.shiokatuo.com/
すその水ギョーザ
・連続入賞の実績http://www.at-s.com/facilities/article/play/spa/138458.html
「すその水ギョーザ」は、静岡県裾野市のご当地グルメですね。裾野市の特産品であるモロヘイヤを使った水ギョーザで、呼び方としては、「モロヘイヤ入りスープギョーザ」とか「すうちゃんギョーザ」とも呼ばれています。もともとは、市の職員による「すそのギョーザでまちづくり」の研修発表が始まりなんですよ。それに商工会や商業団体が加わり完成しました。
写真のように、緑色になっているのは「モロヘイヤ」の粉末がギョーザの皮に練りこんであるためです。 具材には、キャベツや豚肉、ニラ、「裾野産茶葉」も入っています。B-1グランプリでも、常に上位にランクされています。今や全国に知られた存在になっていますね。
■ 基本情報
- ・名称:すそのギョーザ倶楽部 加盟店マップ
- ・公式サイトURL:http://www.susono-gyoza.jp/map.php
みしまコロッケ
・2年連続入賞!https://www.city.mishima.shizuoka.jp/ipn005525.html
「みしまコロッケ」は、箱根西麓の三島馬鈴薯(メークイン)が使われるご当地グルメですね。衣はサクサク感があり。中はメークインのしっとりとした甘さがあります。「みしまコロッケ」の基本条件は、「箱根西麓の三島馬鈴薯を使用すること」のみです。したがって、中の具材や形などは認定店によって違いがあります。そのため、各お店のアイデアを活かした「みしまコロッケ」が誕生しています。販売期間は、三島馬鈴薯の収穫との関係で6月あたりから12月あたりまでですね。初夏になったらシーズンを迎えます。B-1グランプリ2年連続入賞の実績。
■ 基本情報
- ・名称:みしまコロッケ認定店
- ・公式サイトURL:
- https://www.city.mishima.shizuoka.jp/mishima_info/croquette/shosai007995.html
浜松餃子
・B級グルメの常連http://blogs.yahoo.co.jp/milk_yuki_ichigo/13576918.html
「浜松餃子」と言えば全国に知られたご当地グルメの逸品ですね。静岡県内でもトップレベルの位置にあります。では、この「浜松餃子」の特徴をご紹介いたしましょう。先ず、円型状に並べて焼いた餃子の中央に、ゆでもやしを付け合わせる点が一つです。次に、具作りではしっかりとスパイスなどで味付け、タレなしでも美味しい点ですね。そして、キャベツたっぷりで、豚ひき肉、にんにくといったシンプルな具材となっている点です。これが、「浜松餃子」なんです。
その発祥は、昭和30年代はじめ頃と言われています。中国からの引き揚げてきた人が、浜松駅周辺で開いた小さな屋台がきっかけとも言われています。現在は、東の宇都宮・西の浜松と言われるほど餃子を愛する街になっています。
■ 基本情報
- ・名称:浜松餃子学会
- ・提供店:浜松餃子マップ
- ・公式サイトURL:http://www.hamanako.co.jp/gyoza/index.php
静岡ならではなんです
清水もつカレー
・居酒屋の定番メニューでもありますhttp://knowlocalcities.seesaa.net/article/366488019.html
「清水もつカレー」は、名前の通り食感のいいもつをカレーで煮込んだものですね。清水のご当地グルメとして愛されています。甘口もあり、辛口の味付けもあります。また、具材などのスタイルは店舗によって様々ですよ。では「清水もつカレー」とはいったいどのようなものでしょうか。ご紹介しましょう。先ず、もつが柔らかく煮込んであることがあげられます。次に、もつに肉のうまみが残っていることです。そして、もつの臭みがないことも重要なポイントです。最後に、もつにカレー味がしみこんでいるものです。
ご当地グルメにとって類似品は困りますからね。そうした意味で、各地方のご当地グルメも厳しいか緩いかは別としても、ある程度の条件を設定しているのが実情ですね。清水を訪ねられた際にはお試しくださいね。
■ 基本情報
- ・名称:清水もつカレー お店一覧
- ・公式サイトURL:http://www.tnc.ne.jp/special/gotouchi/curry/?sp_curry
波乗りバーガー
・高級魚のシイラ使用http://blogs.yahoo.co.jp/junnoke/15597363.html
「波乗りバーガー」は、御前崎発祥のご当地グルメですね。御前崎と言えば、マリンスポーツが盛んです。そこで、「ワンハンド・ワンコイン」で食べられ、しかもボリューム満点のバーガーが重要なコンセプトとなっています。使われる素材は、高級魚として親しまれている御前崎産のシイラです。シイラは、タンパク質豊富で脂肪が少ない魚と言われています。男性、女性を問わずうれしい点ですね。また、疲労回復効果のあるビタミンB1や、脂肪をエネルギーに変えるビタミンB2が豊富なんだそうです。スポーツの後に最適。
- ■基本情報
- ・名称:波乗りバーガー 提供店
- ・公式サイトURL:http://www.omaezaki-naminori.com/
富士宮やきそば
・富士宮やきそばはもはや有名http://drivegogo.blog39.fc2.com/blog-entry-364.html
「富士宮やきそば」は、ご存知の通り静岡県の代表的なご当地グルメです。全国でも多くの方が知っている焼きそばですね。それもそのはず、B-1グランプリにおいては第1回と第2回は優勝し、第3回は特別賞ともなっています。それでは、「富士宮やきそば」にはどのような特徴があるのでしょうか。先ず、富士宮やきそば専用の麺を使用する点です。麺のもつ特性は大きな条件ですからね。次に、富士宮では「肉かす」と呼ばれている油かすを使用する点です。最後に、削り粉をふりかけるのも条件になっていますよ。
この「富士宮やきそば」が、地域おこしの成功例として取り上げられ、各地のご当地グルメづくりに拍車をかけたとも言われています。それほどのインパクトがあったのですね。富士宮を訪ねられたら是非お試しください。
■ 基本情報
- ・名称:富士宮やきそば学会 お店一覧
- ・公式サイトURL:http://www.umya-yakisoba.com/contents/taberu/
静岡おでん
・黒はんぺんはお馴染み!http://blogs.yahoo.co.jp/gihama2000/11296728.html
「静岡おでん」は、富士川から大井川までの比較的広い範囲、静岡の中部エリアのご当地グルメですね。ダシを継ぎ足しながら、毎日じっくりと煮込んでいくのが特徴です。牛すじやねりもの、卵など、おでんの具材をすべて串刺しにしている点も特徴となっています。また、イワシやアジの骨ごと、すり身の「黒はんぺん」はしっかりとした歯ごたえと味わいがあってお馴染みになっていますね。その起源は、戦後まもなく静岡駅周辺にあった屋台のようです。その後、繁華街の横丁や郊外の店舗、駄菓子屋にまで定着していったのです。こちらもおすすめグルメですよ。
■基本情報
- ・名称:静岡おでん お店一覧
- ・公式サイトURL:http://www.tnc.ne.jp/special/gotouchi/oden/
意外性と驚きがあります
おもろカレー
・豚足は砂糖と醤油煮込み!http://blog.livedoor.jp/as-258314/archives/51741775.html
「おもろカレー」は、磐田エリアのご当地グルメです。この地方で、昔から親しまれてきた豚足料理が起源とも言われています。「おもろ」の意味は、豚足料理ということになります。その「おもろ」を活かしたカレーが、「おもろカレー」なんですね。下処理をした豚足を煮て味付けし、酢味噌をつけて食べたり、表面をこんがり焼いて食べられるようにしたものが磐田エリアの豚足料理。そんな「おもろ」とカレーが合体したというわけですね。現在では、市内にある飲食店が、独自の「おもろカレー」の味をだしていますよ。こちらもおすすめです。
■ 基本情報
- ・名称:おもろカレー お店一覧
- ・公式サイトURL:http://www.tnc.ne.jp/special/gotouchi/omorocurry/?sp_list
袋井たまごふわふわ
・新撰組の近藤勇のハマって食べたもの・口にするとハマったのが分かります
http://guruman.hatenablog.com/entry/2015/10/24/224916
「袋井たまごふわふわ」は、袋井のご当地グルメですね。その起源は、江戸時代まで遡ります。東海道のど真ん中にある袋井宿大田本陣で朝食の膳に出されていたと伝えられています。また弥次喜多の「東海道中膝栗毛」にも登場しています。新撰組の近藤勇の好物だったとも伝わっています。江戸時代は高級料理なんですね。そのため、これを食する人は数少なかったはずですよ。
使われる材料は、出汁とたまごだけですね。出汁をはった土鍋を火にかけ、沸騰したらよくかき混ぜた卵を流し込みます。その後、蓋をして蒸らすというものです。ふわっとした食感と、出汁の美味しさが特徴です。袋井を訪ねられた際には是非お試しくださいね。
■ 基本情報
- ・名称:袋井たまごふわふわ お店情報
- ・公式サイトURL:http://www.fukuroi-kankou.jp/wp/?cat=9
いかがでしたでしょうか?静岡の美味しいグルメの魅力が伝わりましたでしょうか。静岡を訪ねられた際の参考になれば幸いです。最後までのおつきあい有難うございました。
素材提供:トリップアドバイザー