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南信州の秘境駅として有名な田本駅。よくぞこんな場所に駅が!と思うほど秘境の地にある駅として、鉄道ファンだけでなく飯田線に乗る観光客に人気のスポットです。今回は、そんな田本駅について紹介しましょう。
1.田本駅はこんな駅
田本駅が位置するのは、泰阜村の田本という集落。天竜川沿いの断崖絶壁で、片側は山壁、もう片側は天竜川を見下ろせる崖というまさに絶景の場所です。
なかなかの迫力です。
出典:http://vill.yasuoka.nagano.jp/
ちょっとしたアトラクションに乗るよりスリルがあります。
出典:http://mabumaro.com/
2.駅のホームは、とにかく狭い
駅のホームは一見すると通路かと思ってしまうほど狭く、圧迫感を感じます。出典:https://www.sxl-kabaya-re.jp/blog/
3.頭上には大きな岩が!!
断崖の上に大きな岩が張り出していて、見る人を驚かせます。出典:http://mabumaro.com/
4.数分間の停車時間は撮影タイム
こんな秘境駅田本ならではなのが、数分間の停車時間。観光客の人が我先にと写真撮っていることが多く、降りる人はいなくても非常に有名な観光ポイントとなっていることが分かります。出典:http://mabumaro.com/
5.とにかく電車の本数が少ない
秘境駅故と言えばよいのか、とにかく電車の本数が少ない。それでも、こんな秘境駅に停まる電車があることを喜ぶべきか・・・。(ベンチ下にあるのはお掃除セット。各自で綺麗な駅を保ちましょうということらしい。)出典:http://mabumaro.com/
6.田本駅と言えば駅ノート
田本駅で有名なのが田本ノート。田本駅に来た人の交流ノートです。運がよければ有名人のサインに出会えるかも!? https://triipgo.com/wp-content/uploads/14/2017/03/29/W2i85G
7.田本駅に降りて歩いてみる
田本駅が秘境駅と言われる理由のもう1つは、駅から集落までの道のりにあると言ってもよいでしょう。田本駅から人の住む場所まで出ようと思ったら、大体20分。山登りを覚悟しなければなりません。まずはこの階段を上って・・・出典:http://pcitorn-nitikaku.sakura.ne.jp/
途中、二股に分かれている場所で、どちらを行くか選択して・・・。(左は「ウォーキングコース」と書かれていますが、明らかに山登り。一般的なウォーキングコースレベルの道は右です。間違えないように!)
https://triipgo.com/wp-content/uploads/14/2017/03/29/IAW0rJ
8.集落に抜ける2つのルート
田本駅から人のいる集落に抜ける2つのルートを紹介します。■阿南町(川田地区)に抜ける道
阿南町に抜ける道は天竜川をまたいで竜田橋という橋があり、絶景が楽しめます。道は比較的舗装されていて、足場が悪いと言うことはありません。15分ほどで阿南町の川田地区まで到着します。
途中竜田橋から見た風景。
出典:http://mabumaro.com/
竜田橋はバイクや自転車でも通ることができます。
http://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/000/033/20/N000/000/000/13390758514081321208…
■泰阜村(田本地区)に抜ける道
田本駅の名称になっている田本集落まで抜ける道は、高低差が200mもあり、「山道」「獣道」とも言われるほど。歩くこと15分で田本集落に着きますが、間違いなく山登りと言っていいレベル。
出典:http://blogs.yahoo.co.jp/tyaoyama
景色はとっても綺麗です。出典:http://blogs.yahoo.co.jp/tyaoyama
通れるんでしょうか、、、。出典:http://blogs.yahoo.co.jp/tyaoyama
やっと集落に到着。集落付近まで出ると、奈川商店というお店が出迎えてくれます。(このお店、現在は閉まっていて、もう少し先で焼き肉屋をしています。)
出典:http://pcitorn-nitikaku.sakura.ne.jp/
田本駅への道。誰が作ったのか、お手製の看板があります。
https://triipgo.com/wp-content/uploads/14/2017/03/29/L0T4Os
秘境と名高い田本駅。所在地の泰阜村は信号や街灯がほとんどない非常にのどかな山村です。田本駅には車やバイクが入れませんので、飯田線に乗って田本駅で降りるか、泰阜村の田本地区もしくは阿南町の川田地区から徒歩で行く形になります。(阿南町からは、途中まで自転車やバイクでの移動が可能)
しかしこの絶景はやはり圧巻。一度は行ってみたいものです。