香川県といえば、『うどん県』と呼ばれるほど讃岐うどんが有名ですが、うどんと同じくらい地元の人たちに愛されているご当地グルメがあります。
鶏の骨付もも肉を丸ごと一本焼き上げた『骨付鳥(ほねつきどり)』です。
骨付鳥は、香川県丸亀市が発祥といわれています。およそ60年前、丸亀で居酒屋を営む夫妻が、アメリカ映画に出てきたローストチキンをヒントに骨付鳥を考案したのだそう。スパイスをしっかり効かせ、皮はパリッと中はジューシーに焼き上げたその味は、瞬く間に評判となり、香川県一帯に、骨付鳥を出す飲食店が増えていったそうです。
今回は、高松市の商店街のなかにある、『寄鳥味鳥(よりどりみどり)』さんをご紹介します。
骨付鳥を注文するとき、まず決めなければならないのが『おやどり』と『ひなどり(わかどり)』、どちらを注文するかです。食べたことのない方は「骨付鳥は二種類あるの?」と驚かれるかもしれませんね。
『おやどり』は、しっかりとした歯ごたえがあり、噛めば噛むほど旨味がでてくる玄人好みの味です。一方『ひなどり』は、身がふっくらと柔らかくクセがないのが特徴です。初めて食べる人は、『ひなどり』を好む傾向にあるようですが、次第に『おやどり』派になっていくとか。せっかくなので、『おや』と『ひな』の両方を頼んでみました。
骨付鳥が焼き上がるのを待つ間、小鉢も注文しました。
『葉ごぼう』。
根と軸(葉柄)の部分を食用とする『葉ごぼう』は、香川で古くから食べられてきた野菜です。
特有の香りと歯ざわりがうれしい一品です。
『醤油まめ』。
こちらも、香川を代表する郷土料理です。
香ばしく煎ったそら豆をしょうゆ・砂糖などでつくったタレに漬け込んで味付けした家庭料理です。
『イイダコの煮付け』。
こちらもいわずと知れた、瀬戸内海の名産品です。素材の良さがわかるシンプルな味付け。
ビールにもよく合います。
待つこと約15分。いよいよ、骨付鳥の登場です!
まずは、『おやどり』です。
つづいて、『ひなどり』です。
『おやどり』と『ひなどり』では、全く肉質が異なるのがわかりますか?
『おやどり』は、余計な脂身があまりついておらず、どちらかというと筋肉質な印象。
『ひなどり』は、全体的にふっくらとしていて適度に脂身がのっている印象ですよね。
このまま豪快にかぶりついても、もちろん良いのですが、大体のお店では、ハサミを一緒に出してくれるので食べやすいサイズに切ってから、いただきます。
では、『おやどり』からいただきます。
「うん、これこれ!」という感じ。
こりこりと噛みごたえがあり、オツな味わい。ビールも進みます。
つづいて、『ひなどり』。
身が柔らかくジューシー、万人に愛される美味しさ。もうビールがとまりません。
骨付鳥は、胡椒の味付けがしっかり効いているので、人によっては辛すぎると感じる場合もあるのですが、ここの味付けはスパイシーですが、辛すぎずマイルドなのが特徴。観光客だけでなく、地元の常連さんが多いのもうなずけます。
最後の〆は、『とりめし』で。
刻み海苔、錦糸玉子、鶏肉が入ったシンプルなご飯です。骨付鳥と対照的に、薄味ながら鶏の旨みが効いていてほっとする美味しさ。
香川県のうどん屋さんは、朝から営業して、麺のなくなる昼間にお店を閉めてしまうところが多いので、昼はうどん、夜は骨付鳥、と両方楽しむのもいいですね。
一度食べると病みつきになる美味しさの『骨付鳥』。
ぜひ、香川に食べにいらしてみてはいかがでしょうか。
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骨付鳥は、香川県丸亀市が発祥といわれています。およそ60年前、丸亀で居酒屋を営む夫妻が、アメリカ映画に出てきたローストチキンをヒントに骨付鳥を考案したのだそう。スパイスをしっかり効かせ、皮はパリッと中はジューシーに焼き上げたその味は、瞬く間に評判となり、香川県一帯に、骨付鳥を出す飲食店が増えていったそうです。
今回は、高松市の商店街のなかにある、『寄鳥味鳥(よりどりみどり)』さんをご紹介します。
骨付鳥を注文するとき、まず決めなければならないのが『おやどり』と『ひなどり(わかどり)』、どちらを注文するかです。食べたことのない方は「骨付鳥は二種類あるの?」と驚かれるかもしれませんね。
『おやどり』は、しっかりとした歯ごたえがあり、噛めば噛むほど旨味がでてくる玄人好みの味です。一方『ひなどり』は、身がふっくらと柔らかくクセがないのが特徴です。初めて食べる人は、『ひなどり』を好む傾向にあるようですが、次第に『おやどり』派になっていくとか。せっかくなので、『おや』と『ひな』の両方を頼んでみました。
骨付鳥が焼き上がるのを待つ間、小鉢も注文しました。
『葉ごぼう』。
根と軸(葉柄)の部分を食用とする『葉ごぼう』は、香川で古くから食べられてきた野菜です。
特有の香りと歯ざわりがうれしい一品です。
『醤油まめ』。
こちらも、香川を代表する郷土料理です。
香ばしく煎ったそら豆をしょうゆ・砂糖などでつくったタレに漬け込んで味付けした家庭料理です。
『イイダコの煮付け』。
こちらもいわずと知れた、瀬戸内海の名産品です。素材の良さがわかるシンプルな味付け。
ビールにもよく合います。
待つこと約15分。いよいよ、骨付鳥の登場です!
まずは、『おやどり』です。
つづいて、『ひなどり』です。
『おやどり』と『ひなどり』では、全く肉質が異なるのがわかりますか?
『おやどり』は、余計な脂身があまりついておらず、どちらかというと筋肉質な印象。
『ひなどり』は、全体的にふっくらとしていて適度に脂身がのっている印象ですよね。
このまま豪快にかぶりついても、もちろん良いのですが、大体のお店では、ハサミを一緒に出してくれるので食べやすいサイズに切ってから、いただきます。
では、『おやどり』からいただきます。
「うん、これこれ!」という感じ。
こりこりと噛みごたえがあり、オツな味わい。ビールも進みます。
つづいて、『ひなどり』。
身が柔らかくジューシー、万人に愛される美味しさ。もうビールがとまりません。
骨付鳥は、胡椒の味付けがしっかり効いているので、人によっては辛すぎると感じる場合もあるのですが、ここの味付けはスパイシーですが、辛すぎずマイルドなのが特徴。観光客だけでなく、地元の常連さんが多いのもうなずけます。
最後の〆は、『とりめし』で。
刻み海苔、錦糸玉子、鶏肉が入ったシンプルなご飯です。骨付鳥と対照的に、薄味ながら鶏の旨みが効いていてほっとする美味しさ。
香川県のうどん屋さんは、朝から営業して、麺のなくなる昼間にお店を閉めてしまうところが多いので、昼はうどん、夜は骨付鳥、と両方楽しむのもいいですね。
一度食べると病みつきになる美味しさの『骨付鳥』。
ぜひ、香川に食べにいらしてみてはいかがでしょうか。
■寄鳥味鳥(よりどりみどり)
- 住所:高松市兵庫町1-24
- 電話:087-822-8247
- 営業時間:平日17:00~23:00(ラストオーダー22:20)
- 日祝17:00~22:30(ラストオーダー21:50)
- 定休日:土曜日
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