Maarten Heerlien
江戸時代(こだわりませんが)は山道を切り開き、川に橋をかけ何日もかけて歩いたのが当たり前でしたが、今は簡単に車やバス・電車を利用するようになりました。たまにはリフレッシュのつもりで古い建物など見学しながら江戸時代にタイムスリップしてのんびり歩いてみるのも良いものです。ここはそれを感じさせる旧街道です。須雲川自然探勝歩道とは?
元箱根から旧街道をとおり須雲川に抜けるルートで県道・町道部分を含めると6.2キロメートル.あります。須雲集落の外れには、駒形神社、初花の滝そして早雲寺境内にあった庵を移設し建立された禅寺鎖雲寺や江戸時代の石畳、一里塚、畑宿本陣茗荷屋跡などがあります。須雲川自然探勝歩道の魅力
ここの自然探索歩道を歩いていると、まさしく緑、小川など自然を肌で感じながら、途中は江戸時代の神社・仏閣・屋敷などがところどころに見え、江戸時代にタイムスリップしたような感じになれるほどです。無意識に歩いていた石畳には石の組み方、雨水などの排水方法、並木用の土手などしっかり考え、造られているのを案内板などで見るとますます魅力を感じながら、のんびり、楽しく歩けます。周辺のおすすめスポット
*ケンペル バーニーの碑・静かな杉の林の中に、ケンペルとバーニーを讃えた碑があります。・ひとつは「バーニーの碑」。バーニー本人が建てたものです。ケンペルの「日本誌」から引用された文が載っています。このケンペルの日本誌を引用して、箱根の自然を大切に後世に伝えよう!と訴えている碑で、もうひとつは「ケンペル・バーニーの碑」です。ふたりの外国人を讃えて、「ケンペルとバーニーを讃える会」が建てたものです
*二十五菩薩 磨崖仏
地蔵菩薩24体と阿弥陀如来1体それに供養菩薩1体の計26体が巨大な石に彫られており、近くには曽我兄弟の墓や元箱根石仏、石塔群があります。
*畑宿本陣茗荷屋跡
江戸時代、参勤交代の大名や公家たちが使用した宿泊所です。アメリカ総領事のハリスの通辞をしていたヒュースケンも利用したという記録が残っています。建物は大正元年(1912)に焼失しましたが、当時の趣きを残す小川や池がある庭園を見ることができます。明治時代に旧街道の杉並木から伐採し、真ん中をくり抜いた切り株があり、通り抜けると長寿をもたらすといわれています。
*箱根旧街道杉並木
元箱根から恩賜箱根公園まで約500メートルに 400本を越える樹齢400年近くの杉が連なり、夏の強い日差しや冬の寒風から旅人を守っていました。なかには幹回り4メートルの大木もあります。
■ 基本情報
- ・名称:須雲川自然探勝歩道
- ・住所:神奈川県箱根町須雲川
- ・アクセス:小田原駅・湯本駅 → 箱根町または箱根関所跡行 元箱根バス停下車
- ・営業時間:無し
- ・定休日:無し
- ・電話番号:無し
- ・料金:無料
- ・公式サイトURL:http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f7594/p28101.html