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腹痛を鎮めるご利益があるとして、多くの腹痛に悩まされる人達や、受験や大事な時に腹痛を起こさないようにと願う人達が、祈りを捧げる隠れたパワースポットがこの京都の高倉神社です。 この地域のおすすめ記事
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1.高倉神社とは?
京都の高倉神社は、養和元年、1181年に高倉天一大明神として創建された歴史ある神社です。所在地は京都府木津川市山城町綺田神ノ木で、長い年月の中、火災や荒廃により、元の社殿やご神宝は失われましたが、明治43年に旧神殿を拝殿とした新たな姿で復興し、平成13年に京都府の有形文化財に指定されています。2.高倉神社の魅力
高倉神社の祭神は平安時代の末期にこの地に落ち延びて亡くなった、以仁王です。平家の勢いが最高潮だった平安時代末期に平家の担ぐ安徳天皇と対抗する為に源氏が押し立てたのが、後白河天皇の第2皇子だった以仁王でした。しかし、力及ばず落ち延びた先で腹に受けた矢傷に苦しみながら亡くなったとされています。
その時に「後世、庶民の腹痛の悩みを吾れ代わって救わん」と、自分の受けた痛みと同じ痛みを後世の民が受けないようにと言い残したとの逸話から腹痛のご利益があるとされているのです。
また、以仁王に従った源氏の紋様は五葉の笹ですが、近隣住人はこの境内にある五葉の葉をつけた笹を持ち帰って「以仁王の優しい掌」としてご加護を得ていたと言われています。
3.見どころ・お勧めポイント
ヒヤソ踊り
秋の例大祭に奉納される踊りです。元々は傷で苦しんでいる以仁王を里の民人が踊りで癒そうとしたというのが起源とされていて、「癒そ」から「ヒヤソ」になったと言われていて、当時の以仁王と里の人々の純朴な交流が伺えます。
綾部市の指定無形文化財となっています。
推定樹齢600年のご神木
高さが30m以上、幹周りが5.7m程もある大杉です。600年もの間、この地に立ち続けて周囲の移り変わりを記憶しているのだと思うと、なかなか感慨深いものがあります。このご神木の他に名古木として、2本寄り添って立つ夫婦杉の優しげな姿も見る事が出来ます。色々な見どころのある鎮守の杜です。
以仁王御墓
高倉神社のごく近くに以仁王の眠るとされる陵墓があります。現在は宮内省管理となっていますが、元々はここも里の人々が造った陵墓だったとの事です。更にその近くには、最期まで王に付き従ったという筒井浄妙という勇猛な僧兵だったと伝えられる腹心の配下の墓と伝えられる塚もあり、こちらの小さな塚も宮内省管理になっているようです。
4.口コミ
受験関連のアンケートで、お腹の神様に下痢をしないように祈願するってのを見て、うちもお腹弱い子なので、気になって調べたら、京都南部の高倉神社みたい。以仁王が受けた腹部の傷かららしいけども…………内部の不調には効くのかな
— サト (@suga_mi) 2013, 1月 24
腹痛はなんでも大丈夫なようですね、心の広い神様です。5.「高倉神社」についての詳細 ・基本情報
■ 基本情報
- ・名称: 高倉神社
- ・住所: 木津川市山城町綺田神ノ木48
- ・アクセス: JR玉水駅から徒歩約23分/コミュニティーバス山城線で「神ノ木」下車して徒歩約3分
- ・営業時間: 常時
- ・定休日: 無し
- ・電話番号: 0773-42-4716
- ・料金: 無料
- ・オススメの時期: 夏の土用の丑祭、秋の例大祭(ヒヤソ踊り)
- ・公式サイトURL: http://www.kyoto-jinjacho.or.jp/shrine/12/49/index.html
源平合戦を知ろうとする時に外せないのが以仁王の存在です。そもそもの平家討伐の令旨を各地の源氏に送ったのがこの以仁王なのです。
悲運に散った以仁王の想いを感じながら日本の歴史に思いを馳せてみるのも良いのではないでしょうか。