Wei-Te Wong
龍谷大学が創立370周年を記念して世界文化遺産である 西本願寺の向かいに開設した仏教総合博物館。仏教の誕生から現代の仏教までの流れまで、身近にありながら難しく思われがちな仏教の世界を分かりやすく伝えてくれます。 この地域のおすすめ記事
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1.「龍谷ミュージアム」とは?
龍谷ミュージアムは親鸞の750回忌にあたる2011年に開館しました。世界遺産・西本願寺の正面に位置します。仏教を総合的に紹介する日本初の「仏教総合博物館」です。仏教の誕生から現代の仏教までの流れを幅広く紹介する平常展に加え、魅力あふれるテーマの特別展や企画展なども開催しています。2. 「龍谷ミュージアム」の魅力
インドで誕生した仏教は、北方ルート及び南方ルートを経由して、中国・朝鮮半島を通って日本へ伝来しました。そのルーツとなる釈尊の生涯から、各地域における仏教伝播の様相、日本における仏教の広がりや歴史を、実物展示を基本としつつさまざまな手法を活用して、わかりやすく紹介します。3.見どころ・お勧めポイント
シルクロード最高の仏教美術を復元
体感展示の大きな目玉は、ベゼクリク石窟大回廊の復元展示です。中国・新疆ウイグル自治区トルファンのベゼクリク石窟で約1000年前に描かれた仏教壁画が、原寸大で再現されています。細い回廊に甦ったのは、過去仏(過去の仏)を中心に、前生の釈迦などを描いた「誓願図(せいがんず)」です。実際にベゼクリク石窟寺院の回廊に入ったかのような体験ができます。
ミュージアムで新たな学びを
「実物が持つ力は特別です。1世紀のガンダーラ仏像は、教科書に載っていても実物を見た人は少ないでしょう。若い人は、本物から強い印象を受けます。興味がなかったものにも目を光らせ、自ら背景を調べ始める学生もいます。ミュージアムは、教育にとって最も大切な‘学びの気持ちを湧き立たせる’ことができる場所のようです」と、副館長はおっしゃっています。ミュージアムシアター
ミュージアムの3階では、世界最高レベルの超高精細な映像作品が上映されています。平常展では、『伝えゆくもの~西本願寺の障壁画~』、『よみがえる幻の大回廊 ~ベゼクリク石窟~』を観ることができます。作品の上映後には堀川通側に設置されているスクリーンが天井に収納され、世界文化遺産である西本願寺境内が一望できる展望室となります。
4.口コミ
龍谷ミュージアムに玄奘展を見に。三蔵法師さんですよ。悟空、悟浄に八戒もいます(^ ^) pic.twitter.com/0SZPOg2j2L
— 桃太郎のもと (@momotaromoto) 2015, 8月 22
いてもたってもいられなくて、龍谷ミュージアムさんの「玄奘」展へ。玄奘さんがとても身近に感じられる、バランスのとれたよい展示でした。日向一夫さんの絵も素敵。玄奘さんに是非見てもらいたいです。 pic.twitter.com/7D81XW1M2Q
— clubtiffin (@88_510510) 2015, 8月 11
5.詳細
■ 基本情報
- ・名称: 龍谷ミュージアム
- ・住所: 〒600-8399 京都市下京区堀川通正面下る(西本願寺前)
- ・アクセス: ○ JR・近鉄・地下鉄烏丸線「京都」駅から徒歩約12分 ○ 地下鉄烏丸線「五条」駅から徒歩約10分
- ・開館時間: 午前10時~午後5時 ※入館受付は午後4時30分まで
- ・定休日:毎週月曜日 ※祝日は開館(翌日は閉館) その他ミュージアムの定める日
- ・電話番号: 075-351-2500
- ・料金: ○平常展入館料 一般 … 500円、シニア … 400円、大学生 … 400円、高校生 … 300円、中学生以下無料 ※団体割引あり。特別展・企画展の入館料はその都度設定
- ・公式サイトURL: http://museum.ryukoku.ac.jp/index.php
現在は、企画展「玄奘」開催中。「西遊記」の三蔵法師でもお馴染みの僧。龍谷ミュージアム前館長さんのつぶやきも人気です。