隠れた桜の名所染井稲荷神社！とその周辺を散策してみよう。

けんたま/KENTAMA

都内で桜の名所と言えばやはり上野公園や皇居を思い浮かべますが、駒込にある染井稲荷神社も地元の人の間では桜の名所とこの季節では桜祭りなどが行われ、大いに盛り上がっています。しかし染井稲荷神社の魅力はそれだけではありません。

染井稲荷神社の概要

実は染井稲荷神社の周辺はあのソメイヨシノの発祥地でも知られ、多くの桜が春になるとこの周辺を彩っています。

染井稲荷神社は、豊島区駒込にある神社です。染井稲荷神社は、1600年代の創建と考えられます。当社のご神体は十地面観音石像です。染井稲荷神社の創建は定かではありませんが、北豊島郡神社誌によると「鎮座の由緒年代詳ラカニ知ルヲ得ズト雖モ、社伝ニハ霊元天皇ノ御宇延宝2年（1674）以前ノ創建ナリト云フ」とあり、また、当社の御神体裏面の刻印でも染井稲荷大明神本地、延宝2年（1674）2月吉日、染井村伊藤猪兵衛、同妻於松、西福寺祐心納之とあることから、1600年代の創建と考えられます。

猫のあしあと

染井稲荷神社とその周辺の魅力

染井通りの通り抜け

特に桜の季節がおススメですが、それ以外の時期でも楽しめる場所が有りますので東京都内でも落ち着いた雰囲気を味わう事が出来ます。

駒込駅周辺から染井霊園まで、斜め北西方向にまっすぐ伸びるのが染井通りです。この一帯はかつて染井村と呼ばれ、多くの植木屋が並んでいた一大園芸農園エリアだったそうです。有名な桜のソメイヨシノは、江戸時代にこの地域の植木職人によって作り出されたといわれているそうです。現在は基本的に住宅街ですが、ソメイヨシノが美しい散策エリアでもあります。まっすぐ歩いて行くと、左手に駒ゴルフガーデンが出てきます。その向かい側には、「わたしの庭、みんなの庭」という憩いの空間があります。庭には休憩所があって、地域の人たちの憩いの場となっています。古井戸もあって、休日にちょっと立ち止まって読書するにも良さそう。こういう空間が地域で大切にされているのっていいですね。さらに進んでいくと、染井駐在所の手前にそめいよしの児童遊園。トイレが可愛いです。染井通りから少し東に入った場所には「門と蔵のある広場」という公園があります。この土地は、染井村で明治後期まで大きな植木屋を営んでいた旧家が所有していたもので、公園内に残されている蔵も、昭和11年にその旧家が建てたものだそうです。門は、近くにあった津藩藤堂家下屋敷の裏門を移築したものとのこと。西福寺の境内に入ると、本堂の階段前に猫が寝ていました。墓地敷地の手前には、苔むした小さなお地蔵さま。境内には弘法大師の銅像も建っていました。西福寺の隣には小さな染井稲荷神社が建っていす。
染井通りに戻って、東京染井温泉Sakura、東京スイミングセンター周辺まできました。スイミングセンター向かいには、12体の地蔵尊が彫られた石碑があります。染井霊園を歩いてみます。谷中霊園同様、穏やかな風景が広がっています。霊園を抜けて右に進むと西ヶ原みんなの公園、左に進むと巣鴨地蔵通り商店街近くの白山通りに出ます。

のみちけ

ソメイヨシノの沿革など

先ほどソメイヨシノについて少し触れましたが、染井稲荷神社周辺は昔は染井村と呼ばれその頃から桜の名所として知られていました。

桜と何度も接触するうちに、急に「ソメイヨシノ」の桜が生まれたという染井村を見たくなった。江戸後期に生まれた「染井吉野桜」が、この１５０年ほどですっかり日本人の心に住み着いてしまった。現在日本で最も普及し、桜と云えばこの「ソメイヨシノ」を指していると云ってもよい。染井村への訪問は所用のついでではなく、時間をたっぷりとれるようにと構えて出掛けた。染井村のあったところは現在の駒込あたりだ。最寄の駅は駒込か巣鴨からのアクセスになる。さすがに普通の通りにもソメイヨシノが駒込駅からまずは染井霊園へと向かう。霊園は青山、谷中、多摩に八王子といずれも隠れた桜の名所が多いのである。染井村のあった今の駒込５、６丁目を通っていると、いたるところにソメイヨシノが咲いていた。しかも花見客などはほとんど見当たらない。小さな公園ではソメイヨシノの木の下で、ビニールシートを広げた三人の主婦が子供を遊ばせながらピクニック風のランチを楽しんでいた。ご近所の人たちに違いない。その風情があまりにも自然体で、写真をとることなどとても無粋に思えてしまうほどの空気感であった。ソメイヨシノはオオシマザクラとエドヒガンザクラの交配種だ。前述の８代将軍、吉宗の御用植木職人に伊藤政武という名の人がいた。伊藤家当主は代々”政武”を名乗っているが、その４代目が交配を考案しソメイヨシノを生み出した。”樹仙”と号した４代目、伊藤政武はこの駒込にある西福寺に永眠している。霊園のあと墓参するつもりにしている。思いのほか染井霊園はこぢんまりとしていた。６万平米というから霊園の中では小規模な方だろう。園内にある桜はすべてソメイヨシノだったが、総数１０７本という桜が観た目ではそれ以上のボリュームに見え、薄桃色の花がこぼれんばかりに青い空を埋めている。外人墓地や徳川家墓所の近くにあったソメイヨシノは素晴らしく、幹回り３ｍはありそうな古木で枝ぶりもまるで水墨画のよう。風で舞い上がる花びらがその水墨画に奥行きを与えている。

東京のさくら模様

9月の秋祭り「ふくろ祭り」

9月になると豊島区内の染井稲荷神社などで一斉に秋祭りが行われますので、この周辺も大変盛り上がります。

9月豊島区内の神社のお祭りのシーズンになる。9月8・9日は、椎名町駅前の長崎神社、雑司が谷の大鳥神社、上池袋の子安稲荷神社、高田の高田氷川神社の4つの地域。9月15・16日は大塚の天祖神社、池袋本町の池袋氷川神社、駒込6丁目の染井稲荷神社、駒込1丁目の駒込山王日枝神社、最後は9月22・23日に池袋の御嶽神社。　9月22・23日の池袋の御嶽神社の祭礼の神輿は、同日行われる｢第40回ふくろ祭り」で神輿パレードを行う。

いけぶくろねっと

染井稲荷神社(駒込・巣鴨)周辺のグルメスポット

この周辺も美味しい食事を楽しめるお店が有りますね。

GANCON NOODLE（ガンコンヌードル）

この地域では一押しのラーメン屋さんです。

店主は某雑誌でラーメンの記事を書いていたライター。ライター時代にラーメン店を1,000軒以上も取材したそうです。その後、自分でもラーメンを作ろうと奮い立ち、3年間修行してから出店。見た目は普通のラーメンながら、食べてみると店主のこだわりが感じられます。素材の旨味を最大限まで引き出した1杯は、食べ終えたあとに確かな満足が得られるはずです。

駒込駅周辺でおすすめの美味しい人気ラーメン店

■ 基本情報

・名称： GANCON NOODLE（ガンコンヌードル）
・住所：〒114-0015 東京都北区中里1-3-3 板橋ビル101
・アクセス：ＪＲ駒込駅東口徒歩1分、ＪＲ巣鴨駅南口徒歩15分
・営業時間：火～土11:00～21:00、日・祝日11:00～19:00
・定休日：月曜日、第1火曜日、第3火曜日
・電話番号： 090-4431-0069
・料金： 800円

プルジャダイニング

本格的なネパール料理が食べられるお店です。

「プルジャダイニング」さんは、かつて池袋にて非常に人気にあったらしいネパール料理店「味屋」さんのママさんが腕をふるうお店なのだそうです。ダルバート（ネパールの定食）類のほかにも単品のカレーやネパールの家庭料理たちがのっています。quchoはもともとは苦手なマトン。普段は好んでは注文しないマトンカレーですが、こちらのママさんの調理なら食べれるはず！ということで注文しました。こちらのカレーは本当にさらっさらのスープ状です。いただきます！おいし～い(*^_^*)！清涼感を感じるスパイス使い（クローブとか多めですかね？）で、マトンの臭みは皆無。いくらでも食べれそうな美味しさです。そして、びっくりしたのがマトン。骨付き肉等がはいっているのですが、触るとホロッホロに崩れるくらい、柔らかく処理されています。マトンが苦手な方でも、「え？これがマトン？？？」とびっくりするくらい抵抗なく食べれると思います。そして、このインディカ米もすごく美味しいんですよ。美味しかったです！ごちそうさまでした！コチラのマトン料理は、本当に全く癖を感じさせない処理がされているようなので、ネパール料理にチャレンジしてみたい方以外にはもちろん、マトンに苦手意識がある方にもおすすめしたいです。

くーちょ日記

■ 基本情報

・名称：プルジャダイニング
・住所：東京都豊島区巣鴨１丁目３６−６
・アクセス： JR巣鴨駅から数分。巣鴨から大塚方向の線路沿い左側、１つめの橋の居酒屋の隣です。
・営業時間：11:00～14:30、 17:00～23:00(LO)
・定休日：第１・第３火曜日
・電話番号： 03-6912-1867
・料金：夜￥1,000～￥1,999、昼～￥999
・公式サイトURL： https://twitter.com/HcCkN5xEqli2jBP

古奈屋

カレーうどんでも種類を選べるのは魅力的で、牛すじも美味しそうなお店です。

“古奈屋”は、手打ちうどんが趣味だったご主人が、前職を辞めて、1983年に巣鴨でオープンしました。うどん学校に通うことから始め、試行錯誤を何年も続けた結果、一番こだわってきた“カレーうどん”が10年後にブレークしたんだそうです。基本メニューは、大きく分けて、カレーうどん系、カレーごはん系、普通のうどん系があります。季節メニューとしては、秋なので、４種のキノコカレーうどん／カレーごはん／かきあげ、があるようです。“古奈屋”は、今日で２回目なので、やっぱりカレーうどんが食べたくなります。メニューの写真を見て、隊長は“キーマカレーうどん”（1,280円）にしてみます。隊員は、すごくお腹が空いたので、“牛すじカレーうどん”（1,350円）に五穀ごはん小（100円）を付けてみます。前回の池袋店訪問時は、隊長が“旬野菜カレーうどん”、隊員が“チョリソーカレーごはん”にしたので、メニューにかぶりがなく、違った味わいが楽しめそうです～♪しっかり煮込んだ牛すじと糸こんにゃくは醤油系の味付けですが、スープの鰹節ダシとうまく重なって、調和が取れています。自家製のうどんは、もちもちした弾力が特徴で、コシや風味はそれほどないのですが、カレースープとの相性は良好です。逆に、そんなに主張が強くないところが、個性的なカレースープとの組合せ上、より良いのかもしれません。いや～、美味しいです。あまりに美味しくて、汁まで全部飲んじゃいました～！今日は美味しかったので、満足です～♪ごちそうさまでした～！

池袋グルメ探検隊

■ 基本情報