Marufish
広島湾に浮かぶ厳島(いつくしま)は一般に「安芸の宮島」ともいわれる日本三景の一つです。海と空の青、山の緑をバックに真っ赤な朱塗りの大鳥居。それはまるで竜宮城を訪れているかのような神秘的な風景です。厳島神社とは?
嚴島神社の創建は593年と伝えられています。平安時代後期には、平清盛の援助を得て、現在の廻廊で結ばれた海上社殿が作られました。本殿以下37棟の本宮(内宮)と、対岸の地御前に19棟の外宮が設けられており、完成までに長い年月がかかりました。嚴島神社の社殿は海水に浸っているため、床柱は腐食しやすく、また長い歴史の中で何度も自然災害や火災に見舞われてきましたが、そのたびに篤い信仰心を持っている人々に支えられて修理再建されてきました。現在も神々しい姿を見せてくれているのは多くの方から愛されているからです。
厳島神社でできること
フェリーで行く小旅行気分
JR宮島口駅に着くと、厳島神社のある宮島に渡る連絡船・フェリー乗り場はすぐ目につくはずです。約15分間隔でJR連絡船と宮島松大汽船が運行しています。 約10分の船の旅を味わうと、宮島・厳島神社へ到着します。干潮満潮で異なる楽しみ方を味わえます
干潮時、大鳥居の下まで歩く事ができ、迫力ある大鳥居を間近で見る事ができます。満潮時には、写真でよく見かけるような海に浮かぶ大鳥居を見ることができます。まさに厳島神社へ来た!という写真を撮ることができます。厳島神社の見どころ
大鳥居(おおとりい)《重要文化財》
海面にそびえる朱塗りの大鳥居は、奈良の大仏とほぼ同じ高さの16m、重量は約60tと壮大です。主柱は樹齢500~600年のクスノキの自然木で作られています。この巨木探しは困難で現在の主柱の巨木を探すのに20年近い歳月を要したと言われています。根元は海底に埋められているように思われがちですが、実は、松材の杭を打って地盤を強化し、箱型の島木の中に石を詰めて加重するなどをしているので、鳥居の重みだけで立っています。本殿(ほんでん)《国宝・平安時代》
本殿の正面は緑青塗りの引き違いの菱形の格子戸がはめられています。そんな本殿の中には市杵島姫(いちきしまひめ)・湍津姫(たぎつひめ)・田心姫(たごりひめ)の宗像三女神が祭られています。神社の屋根には定番の千木と鰹木を持たず、桧皮葺の屋根に瓦を積んだ化粧棟というスタイルを取り入れた寝殿造りが特徴的です。能舞台(のうぶたい)《重要文化財・江戸時代》
国内で唯一の海に浮かぶ能舞台で、重要文化財に指定されています。厳島での演能は、永禄11年(1568年)の観世太夫の来演が始まりとされており、現在の舞台と橋掛及び楽屋が建立されたのは延宝8年(1680年)のことです。通常の能舞台には床下に置かれる共鳴用の甕(かめ)がありますが、この能舞台は海上にあるので、足拍子の響きをよくするために舞台の床を一枚の板のようにしているという特徴があります。春の桃花祭神能がこの舞台で演じられるほか、茶道表千家と裏千家家元が隔年交互に執り行う献茶祭もここでお茶が点てられます。参加者の声
http://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1022438-d320235-Reviews-Itsukushima…
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基本情報
- ・名称:廿日市市 環境産業部 観光課
- ・住所:広島県廿日市市下平良一丁目11番1号
- ・アクセス:JR宮島口よりフェリーで約10分 運賃/片道大人180円 小人90円
- ・拝観時間:開門6:30 閉門日没
- ・電話番号:0829-44-2020
- ・料金:大人/300円 高校生/200円 中・小学生/100円
- ・所要時間:2時間程度
- ・オススメの時期:早朝は人が少ないのでゆっくり参拝できます。
- ・公式サイトURL:http://www.miyajima-wch.jp/jp/itsukushima/