【宮若市】とは?
平成18年の2月11日に旧宮田町と旧若宮町が合併して現在の【宮若市】が誕生しました。明治初期までは両町とも犬鳴川とその支流に開けた水田と周囲の山林を資源として形成された農村でした。宮田地区は明治17年に石炭採掘が開始されて以来、明治・大正・昭和の約1世紀にわたり大規模なエネルギー供給地として発展。しかし、昭和30年代から始まったエネルギー革命の影響で炭鉱が閉山。石炭産業の時代が終わりを迎えました。その後は自動車産業やIC産業などの企業立地を実現し、新たな基幹産業の時代を築き、若宮地区では農業を基幹産業とし、純農村地域として現在に至ります。
国指定史跡の竹原古墳・脇田温泉・産直販売などを中心に観光促進を行っておられます。
【宮若市】の魅力
【宮若市】は四方が山に囲まれた盆地で寒暖差が大きく、清らかな水に恵まれています。自慢の水は大変美味しく魅力の1つ。そして私が【宮若市】の魅力としてもう一つ押したいのが、市のイメージキャラクターにもなっている可愛い猫♪『追い出し猫』です。宮若・追い出し猫伝説
宮若は昔から美味しい水と実りの多い豊かな土地で、それゆえに穀物を荒らすネズミを駆除する為、猫を飼う家庭が多くありました。四百年ほど前の話…西福寺というお寺に、たいそう猫の好きな和尚さんが住んでいました。ある時寺に一匹の大ネズミが住み着き、近隣を荒らし回ったと言います。その被害は和尚さんにまで及ぶようになり、見かねた飼い猫が数百匹もの仲間を集め、大ネズミとすさまじい戦いを繰り広げます。
翌朝になると、息絶えた大ネズミと変わり果てた猫達の死骸が残されていました。そんな猫達を哀れんだ和尚さんは猫達の為に墓を作り、いつまでも手厚く供養し続けたといいます。
合格祈願・健康祈願・商売繁盛・交通安全などなど、招きたい福を笑顔の面に書き入れ、怒った顔の面には弱気退散・病魔退散・不況退散・事故退散などを書き入れ、厄を払い福を招く自分だけの追い出し猫が完成します♪
余談ですが、ご当地キャラクターとして活動中の追い出し猫『さくら』ちゃんと仲間達がとにかく可愛い!是非ぜひ一度見てみてください♪
- 猫の駅・・・『追い出し猫』伝説の舞台となった西福寺の跡地には犠牲となった猫達を弔ったとされる猫塚が残されており、その周辺を公園として整備。猫塚の前には『追い出し猫』を模ったユニークなバス停があります。宮若市内の県道30号、飯塚・福間線沿いにあるJR九州のバス停が通称『猫の駅』と呼ばれています。問い合わせ>>0949-52-3666(追い出し猫振興会)
【宮若市】の歴史
【宮若】の歴史は古く、大化元年(645年)、大化の改新によって宗像神郡として宗像大社に寄進。当時は宗像郡に属しており、辛家郷が若宮地区(水原)周辺であったと言われています。承久3年(1221年)、周辺一帯が宗像大社の神領となって、神田と呼ばれる様になります。その後<神田>が<宮田>に転じたとされています。
明治22年(1889年)4月1日、町村制の施行で現在の市域である村が発足。その時に宮田村・若宮村も作られ、平成18年に【宮若市】が誕生します。
おすすめ観光スポット
竹原古墳
国内の装飾古墳の中で、現在でも色彩豊かなまま残っている数少ない例とされる『竹原古墳』。北部九州で作られた最後の装飾古墳と言われています。古墳自体は高さ5メートルの円墳状、歴史的に大変貴重とされ、装飾部がデリケートであり現在は古墳の一部を建物の内部に保管してあります。見学には手続きが必要ですが、その価値がある歴史史跡の1つです。お問い合わせ先>>0949-52-0379
宮若市石炭記念館
一世紀にわたる築豊炭鉱産業を最後まで支えた貝島炭鉱の歴史を今に伝える『宮若市石炭記念館』。旧大之浦小学校の校舎をそのまま利用した記念館は懐かしさが溢れ。館内外には炭鉱全盛期に活躍したSLの実物があったり、炭鉱住宅の巨大ジオラマが展示されており、当時の様子を伝えてくれています。更に、町の生き字引とも言われている、館長である榎田崇さんの情熱的な話を聞かせて頂けるという充実の内容!お問い合わせ先>>0949-32-0404
犬鳴ダム
宮若市と糟屋郡久山町の境目にある『犬鳴ダム』。その底には犬鳴川・犬鳴山・犬鳴峠の名前の由来となっている犬鳴村が沈んでいます。ダムはまるで湖の様に美しく、バスフィッシングのポイントとしても人気があると言います。(一部釣り禁止区域があり)ダムから見渡せる宮若市の景観は壮大!四季を通じて宮若市の観光スポットとしておすすめします♪
お問い合わせ先>>0949-52-0141(力丸・犬鳴ダム管理出張所)
追い出し猫本舗<追い出し猫絵付け体験>
追い出し猫の由来を学んで絵付け体験ができちゃいます。表は災いを追い払う箒を持ちギョロリと睨んだ顔、裏は福を両手で招いてニッコリと笑顔で仕上げます♪お手本通りに描いても良し、自分だけのオリジナル猫で挑戦するも良し!約30分ほどで完成出来るとの事。体験では色ペンを使うので小さなお子様でも気軽に体験する事ができます♪
対象年齢:5歳以上、予約は1名からOK。受付は当日予約でも来店時に申込んでも可能です。
*10名以上の申し込みの場合は3日前までに予約が必要です。
問い合わせ先>>0949-52-3666
URL:追い出し猫本舗
脇田温泉
静かな山間の犬鳴峠ふもと、遠賀川の支流<犬鳴川>沿いに広がる脇田温泉。歴史の面影を残し、季節が彩り豊かに心身を癒してくれます。泉質は<美肌の湯>と言われている硫黄分を多く含んだアルカリ性単純泉。無色透明で適度なぬめり気が特徴です。入浴後はお肌がツルツルのスベスベに♪
春は桜を愛で、夏は新緑が美しくホタルが舞います。秋は紅葉が燃えて、冬は雪景色に暖かい温泉でホッコリ。四季折々の風景を楽しみながら、ゆったりとした時間を過ごしてみませんか?
おすすめ名産グルメ
米焼酎『若造』
【宮若市】自慢のお米をもっとアピールしたい、農家ならではの焼酎を作りたいという若手農家が力を併せて出来上がったが、無農薬・無化学肥料で作った米を仕込んだオリジナル焼酎『若造』です!毎年5月から市内の酒店で販売されますが、生産数が少なくすぐに完売してしまう程の人気があるとか。味はまろやかで癖もなく、ロックや生でも飲みやすいと焼酎ビギナーや女性におすすめの一品。
問い合わせ先>>0949-55-9090
URL:http://wakazo.jp/
赤塚商店の若宮みそ
麹屋だった初代・清三さんの技術を二代目である惣一さんと三代目・卓万さんが伝承したお味噌。家伝の室蓋製法によって<米みそ・麦みそ・合わせみそ>を手造りされています。大豆より麹が多く使われており、コクと甘みの強い『麹みそ』が特徴。調味料・添加物は一切なし。日本の食卓には欠かせないお味噌をちょっと贅沢してみませんか?赤塚商店:〒822-0101 福岡県宮若市福丸329-8
お問い合わせ先>>0949-52-0166
瀬川菓子舗のバタークリームロールケーキ
三代目の瀬川登さんが伝統の味を守り続けておられる老舗の『瀬川菓子舗』。発売以来20年以上のロングセラーを誇る大人気菓子!おすすめの『バタークリームロールケーキ』です。バターの風味が絶妙で甘さ控えめ、スポンジをシュークリームの皮で包み、焼き上げた食感は言い表せません!抹茶味やコーヒー味など、種類も豊富で他にも宮若市内の観光名所にちなんだ菓子もありますよ♪
お問い合わせ先>>0949-32-0238
URL:瀬川菓子舗
イベント
宮若納涼花火大会
宮若市本庄地区・犬鳴川河川公園付近を会場に、毎年7月に開催されている『宮若納涼花火大会』。約3000発の花火が打ち上がり、多くの人が集まる宮若市の大型イベントです。河川沿いに沢山の露店が立ち並びお祭りは一層にぎやかに♪間近で打ち上げられる花火はバラエティー豊かで迫力満点。夜空に大輪の花が咲き、来場者の歓声が華を添えます。
若宮八幡宮放生会大祭
約500年から600年前から始まったとされる若宮八幡宮の秋の大祭放生会。江戸時代から福岡市東区にある筥崎宮放生会・宗像市田島放生会と並び、筑前三大放生会と呼ばれています。現在では西暦・偶数年の10月上旬、金曜日・土曜日・日曜日に開催されています。初日のお下りは一文字笠にかみしも姿の大名行列・神輿・お供山笠などが約500人によるご神幸行列が鮮やかな江戸絵巻が現代に繰り広げられます。
電飾が施された山笠が街を練り歩き、子ども太鼓がヤマの上で披露される。祭りのクライマックスである追いせり山笠は必見ですよ♪締め込み姿の男性達が約4mもの山笠を大歓声をあげて、勇壮に押していきます。
日本一の大門松祭
宮若市脇田にある物産館ドリームホープ若宮の駐車場で行われる、恒例行事ともなった『日本一の大門松祭』。約1カ月かけてつくられるという大門松は高さが9.5m・直径5メートルにも及び、2本が対で飾られるその姿は圧巻!宮若市観光協会と市民の皆様で、近くの竹林から真竹200本・孟宗竹150本を切り出すなどして製作され。高さ・風格・美しさそのすべてを合わせて『日本一』と呼ばれています。
【宮若市】へのアクセス
車
九州自動車道→若宮ICJR・鉄道
山陽新幹線が通っていますが、市内に駅がありません。最寄り駅は<赤間駅>又は<直方駅>です。■ 基本情報
- ・名称:福岡県宮若市
- ・電話番号:0949-32-0510(宮若市役所・本庁舎)
- ・公式サイトURL:http://www.city.miyawaka.lg.jp/
美味しい水はお墨付き!豊かな水源は喉だけではなく身体も潤してくれますよ♪脇田温泉で疲れた体をゆっくりと癒し。魅力たっぷりの【宮若市】を堪能してみませんか?