東京都復興記念館は東京都の墨田区横網にあります。横網といえば両国国技館があるので「横綱(よこづな)」と誤読されがちですが、正しくは「横網(よこあみ)」です。江戸時代からの由緒ある地名なんだそう。
また、黒焦げになった身体に身に着けていたと思われる腕時計や当時の風俗を思わせる形態のメガネなどもあり、生々しく重い感じがします。
また、この地で亡くなり火葬された約3万8000人の犠牲者の骨が山のようになっている写真は衝撃です。高さ約3メートルにも及んだそうです。
大きな鉄をも溶かす熱さであれば人間なんてひとたまりもないでしょう。大火災の恐怖をひしひしと感じさせられます。
興味がある人はぜひ訪れてみてください。また、公園内には慰霊堂もあるので参拝されてみてはいかがでしょう。
1.東京都復興記念館とは?
東京都復興記念館は横網町公園内の北側にある博物館で、レンガ造りの古い建物です。横綱町公園は、関東大震災や関東大空襲で亡くなった方々を祀ると同時にこの惨禍を後世に残そうという目的でつくられたメモリアルパークとなっています。2. どんな魅力が?
関東大震災発生時、多くの人がまだ整備途中だった横網町公園に避難しましたが、火移りと火災旋風により約3万8000人もの命が奪われてしまいました。この悲劇と関東大空襲による戦災被害に関する資料が展示されています。3.見どころ・お勧めポイント
記念遺物
記念遺物は主に1階に展示されています。溶けたガラスビンや溶着した釘類の塊などがいくつも陳列されています。ガラス類は約700度、鉄は約1500度ほどないと溶けないんだそう。どれほど強烈な熱さだったのかうかがえます。また、黒焦げになった身体に身に着けていたと思われる腕時計や当時の風俗を思わせる形態のメガネなどもあり、生々しく重い感じがします。
絵画・写真
絵画や写真、記録資料は主に2階に展示されています。銀座周辺の航空写真や焼けた両国国技館、帝国劇場、警視庁、焼失した町並みなどを見ると、まさに言葉通り焦土と化した東京です。また、この地で亡くなり火葬された約3万8000人の犠牲者の骨が山のようになっている写真は衝撃です。高さ約3メートルにも及んだそうです。
野外展示
博物館の野外にも被災した品々がいくつか展示されています。ボディが消失し一部だけ残った自動車、熔解し塊となった電動機、鉄柱、鉄釘2万樽など、こちらもどれだけ激しい炎だったか物語っています。大きな鉄をも溶かす熱さであれば人間なんてひとたまりもないでしょう。大火災の恐怖をひしひしと感じさせられます。
4.口コミ
東京都復興記念館 震災記念堂の敷地内にあります。 関東大震災と空襲の資料が展示されています。 70年前、戦争が終わって本当に良かったと思ったでしょう。 今や敗戦、終戦どちらで呼んでも気にしません。 どちらも事実なので。 pic.twitter.com/TUEIVKiPtn
— one1 (@mochamugi) 2015, 8月 15
安田庭園の斜め隣にある公園の中にある東京都復興記念館 関東大震災の資料館で、建物自体も昭和6年建造の古いもの 東大の学生がボランティアで行なった行方不明者を探す為の名簿カードが個人的に興味深い pic.twitter.com/3rFcZ5DDmI
— ヘイキン (@hiknkbk) 2015, 3月 22
きょう3月10日は東京大空襲から70年、東京都復興記念館で戦災を学ぶ http://t.co/eOajd0Uhrb 10万人を超える市民が犠牲になったと言われる東京大空襲から10日で70年を迎えた。新… 東京関連のニュース http://t.co/OEdNP0KHwr #東京
— iNewsTokyo (@iNewsTokyo) 2015, 3月 10
5.詳細
■ 基本情報
- ・名称: 東京都復興記念館
- ・住所: 墨田区横網2-3-5
- ・アクセス: JR両国駅から徒歩10分/都営地下鉄大江戸線両国駅から徒歩2分
- ・営業時間:9時~17時
- ・定休日: 月曜日、12月29日~1月3日
- ・電話番号: 03-3622-1208
- ・公式サイURL:http://tokyoireikyoukai.or.jp/
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