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皆さんはさざえ堂をご存じですか?中に入るととっても不思議な体験ができるんです。この建物は非常に変わった造りで、足を踏み入れれば驚くこと間違いなし!一体どんな場所なのでしょうか? ◆まず、「さざえ堂」ってなんなの?
この「さざえ堂」。見た目もなんだか、どこか不思議な形をしていますし、とても古くに建てられたというのが見てわかるような建物です。また一見仏堂だとわからないような建物だというところが、また奇妙ですし、魅力的です。◆みてください、この外観!
http://algoneet.com/215/福島観光日記-6/imgp0445/
栄螺堂の入り口は見事な彫刻で彩られていて、立体的な龍が迫力あります! 実は、この栄螺堂、 「登っていく人と、一番上までのぼって降りてくる人が、けして出会うことがない… 」という摩訶不思議な仕組みになっています。一体、お堂の中はどうなっているのでしょうか。
当時の技術で、ここまで立体的で不思議な龍の形を彫刻で彫ってしまうというところがまず驚きだと思いませんか?また上へ登って行くと降りてくる人と出会う事がないというのは、不思議ですね。仕組みを聞いても普通じゃないお堂なのです!
◆内部はどうなってるの??
http://www.d1.dion.ne.jp/~s_minaga/sazaedo.htm
栄螺堂の正式名称は「円通三匝堂」と言います。 内部は、まるでDNAのような二重らせん構造になっていて、右回りに上るスロープと左回りに下る二本のスロープが 別々に存在するのです。そのため、最上階に上るのと、最上階から降りてくるのは 別ルートになり、栄螺堂内部では上りの人と下りの人が出会うことはないのです。
説明を聞いても「え?なんだかよくわからない!」と思ってしまう人もいるかもしれませんね。つまりは上る人と下る人が別回りで下りてくることができるような仕組みになっているからこそ、会うことがないという奇妙な出来事が起こるのです。もう少しわかりやすく次で説明しましょう。
https://flic.kr/p/21HP8G
わかりますか?図で説明すると。。
下の図でいうと、黄色が上り、水色が下りのスロープになっています。建物のほとんどがスロープで構成されており、平坦な部分は一階部分くらいしかありません。 非常に難しい構造をしており、当時の職人たちの技術の高さには驚くばかりです。 http://blog.livedoor.jp/taa2003/archives/50256729.html
コンピューターも測量機もない時代にどうやってこんなに複雑な建築を設計したのでしょうか…。 上ってくる人の道を避けるようにして、頂上で下る人が降りるような仕組みになっているため、上る人と下る人が出会わないようになっているのです。今ならばコンピューターで計算をして…とすぐ構造を組み立てることができるかもしれません。しかしこれが造られたのは200年以上も前のことなのです。
◆千住札がこれまた不気味!
http://susono.jugem.jp/?eid=2345
栄螺堂は重要文化財指定しているにも関わらず、多くの千社札と落書きが壁にのこされています。落書きなんてするのは言語道断ですが、昔、千社札は貼っても良いものだったのでしょうか。 現在は栄螺堂への千社札は禁止ですよ。
https://flic.kr/p/5nS5dq
皆さんも、是非、摩訶不思議体験をしにいってみてください。
もちろん、今ではこんなに罰当たりなことをする人はいないと思いますが…しかしこの数えきれないほどのお札の数々。見ているだけで「ここで何かあったのではないだろうか」と想像してしまい、不気味になってしまいます。