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飯沼山へ観光へ出かけようと思っている方に、史跡や資料館などおすすめスポットをご紹介します。白虎隊の少年隊士が自刃したことで知られるこの地には、白虎隊にまつわるスポットが点在しています。見所をご紹介しますので、ぜひ時間が許す限り、いろいろなスポットをまわってみてください。飯盛山は白虎隊の少年隊士が自刃した地として知られています。ここから見下ろした鶴ヶ城は黒煙に見え隠れして城は陥落したという話は今でも有名です。春と秋年2回は慰霊際も行われています。今やお店などが建ち並び、会津観光にはかかせない名スポットとなっています。山の由来が飯をもった形に見えるからその名前が付けられ標高は314mなので子供がいる親御さんや老人の方でも訪れやすいです。今回は白虎隊の史跡や歴史的建造物などの見どころを紹介したいと思います。
1、飯盛山
http://otonatabixxx.blog119.fc2.com/blog-entry-13.html
飯盛山は会津若松の市街からすぐ東側に位置する標高314mの山で、飯を盛ったような形をしていることから「飯盛山」と名付けられました。山へ登るのには2つのコースがあり、徒歩で登るコースと、スロープコンベア(250円)で登るコースがあります。途中急階段があるので、お年寄りや小さなお子様連れの方はスロープコンベアの利用をオススメします。
2、白虎隊記念館
飯盛山の麓にあるので、まずここで白虎隊や歴史の流れについて学んでから巡るのも良いですね!また、白虎隊以外にも戊辰戦争関係の様々な史料やジオラマ、会津藩主松平容保公、新島(山本)八重子らの会津藩関係の史料や、新撰組の近藤勇、板垣退助らの有名諸将の資料も展示しているので歴史ファンは必見です!■ 基本情報
- ・営業時間: 4月~11月 8:00~17:00 12月~3月 9:00~16:00
- ・定休日: 年中無休
- ・電話番号: 0242-24-9170
- ・料金: 大人:400円 高校生:300円 中・小学生:200円
- ・公式サイトURL: http://www.h3.dion.ne.jp/~byakko/
3、白虎隊十九士の墓
階段、またはスロープコンベアを登りきった場所に広場があり、その奥に自刃した白虎隊十九士の墓があります。またその横には戦死した白虎隊三十一士の墓も並んでいます。 http://mikmitti.at.webry.info/201212/article_3.html
自刃した隊士の遺骸は、西軍により手をつけることを禁じられていましたが、約三ヶ月後村人により密かに妙国寺に仮埋葬され、後にこの自刃地に埋葬されました。現在も年間200万人もの人々が弔いに訪れ、春と秋の年2回行われる 慰霊祭では、白虎隊を偲びその霊を慰める剣舞が奉納されます。4、ローマ記念碑
階段、またはスロープコンベアを登りきった場所に広場があり、その奥に自刃した白虎隊十九士の墓があります。またその横には戦死した白虎隊三十一士の墓も並んでいます。 http://ja.wikipedia.org/wiki/白虎隊
白虎隊の墓の向かい側の広場の奥には、ローマ記念碑があります。こちらは、白虎隊の精神に感銘を受けたローマ市から昭和3年に寄贈されたもので、ポンペイの遺跡にて実際に発掘された石柱が使用されています。また、その向かいにあるドイツ記念碑は、昭和10年にドイツ大使館付フォン・エッツドルフ氏が飯盛山を訪問した際に、感激のあまり自ら記念碑を建てたそうです。 時を超え、国境を超え、白虎隊の精神は人々の心を強く揺さぶったのでした。
5、白虎隊士自刃の地
http://minkara.carview.co.jp/userid/122416/spot/20113/
広場を鶴ヶ城方向に少し下った場所に、白虎隊士自刃の地はあります。慶応4年(1868年)8月23日。戊辰戦争の戸ノ口原の戦いで決定的打撃を受けた白虎隊二番隊は、負傷者を抱えながら飯盛山に落ち延び、最後にこの場所で城下町が炎上するのを見て自刃を決めたと言われています。 http://www5b.biglobe.ne.jp/~Primera/trip/fukushima.html
この場所は会津若松市内が一望できる絶景スポットです。白虎隊のことを思い街を見渡すと、何とも切ない気持ちになりますが、飯盛山に登ったならばここは必ず行くべき場所でしょう。6、飯沼貞雄の墓
http://blogs.yahoo.co.jp/humanleft_wisteria/33379626.html
飯沼貞雄の墓は、自刃の地の横に建てられています。白虎隊唯一の生存者である飯沼貞吉少年(のちの貞雄)は、印出新蔵の妻ハツに助けられ、のちに通信省の技師となり、仙台通信局工務部長に進み、通信事業に多大の貢献をなし昭和6年78才で仙台市にて没しました。白虎隊の実録は、飯沼貞雄氏によって晩年語られることとなるのでした。
7、さざえ堂
http://fugaku2.blog74.fc2.com/blog-entry-806.html
戸ノ口堰洞穴の近くにある仏堂です。寛政8年(1796年)実相寺の僧郁堂により建立されました。六稜三層の形がさざえの形に似ていることから、この名で呼ばれています。 堂内には上り下りするための螺旋階段があり、参拝者は一度も同じ道を通ることなく、一方通行で堂内を参ることができる世界的にも珍しい建物なので、国の重要文化財として指定されています。
■ 基本情報
- ・営業時間: 4月~12月 8:15~日没 1月~3月 9:00~16:00
- ・定休日: 年中無休
- ・電話番号: 0242-22-3163(山主飯盛本店)
- ・料金: 大人 400円 大学・高校生 300円 小・中学生 200円
- ・公式サイトURL: http://www.geocities.jp/aizu_sazaedo/
8、宇賀神堂
http://blog.livedoor.jp/kizuna4649/archives/1024156.html
宇賀神堂は、さざえ堂境内の隣接した場所にあり、寛文年間(1661~1672)会津藩三代藩主松平正容が、宇賀神を勧請し弁財天像を神像として建立した神社です。 http://susono.jugem.jp/?eid=2345
建物の中には自刃した白虎隊十九士の霊像が安置されています。霊像は明治23年(1890)白虎隊の墓碑を改修した際、大橋知伸氏、田中治八氏によって製作され、フランス様式の軍服を着ています。 9、厳島神社
現在は白虎隊自刃の地として有名な飯盛山ですが、元々は会津鎮護だった弁天様を御神体とする宗像神社(厳島神社)が鎮座している山として、人々の信仰を集めてきました。 http://susono.jugem.jp/?eid=2346
永徳年間(1381~83)石塚、石部、堂家の3家が建立したのがはじまりと伝えられているので、かなり歴史の深い神社です。とても小さな神社ですが、歴史を感じる木造の佇まいといい、何とも言えない厳かなムードを醸し出しています。10、戸ノ口堰洞穴
猪苗代湖から会津地方へ水を引く為に掘られた堰です。元和年間(1615~1624)から工事が進められ、天保3年(1832)からの3年間は、会津藩士である佐藤豊助が中心となり飯盛山の中腹からトンネルを掘りました。 http://tunnellove.cocolog-nifty.com/blog/2012/06/post-695d.html
トンネルの長さは150m。完成後は2500ヘクタールの灌漑が可能になり、会津藩にとって大きな恵みとなりました。ちなみ白虎隊は、この堰洞穴を利用し洞窟を抜けた後、鶴ヶ城の炎上を見て自刃に至りました。11、史跡旧滝沢本陣
会津藩主が参勤交代などの際に使った休憩所です。茅葺きの屋根におおわれた書院づくりの建物は、国の重要文化財に指定されており、歴代藩主の愛用した身回り品、参勤交代の道具類、古文書なども保管されています。 http://yae-sakura.jp/spot/kankou/1279
また、戊辰戦争時には本営となり、松平容保公が陣を敷き白虎隊士に出陣の命を下した場所としても知られ、白虎隊奮戦の証となる弾痕や、刀傷が数十ヵ所も残る御次之間などが当時のまま残されています。■ 基本情報
- ・営業時間: 8:00~18:00
- ・定休日: 年中無休
- ・電話番号: 0242-22-8525
- ・料金: 大人:300円 高校生:250円 中学生:150円 小学生:100円
12、飯盛山へのアクセス
【公共交通】JR会津若松駅→まちなか周遊バス「あかべえ」(4~11月運行)で4分バス停:飯盛山下下車、徒歩すぐ
または、「ハイカラさん」(通年運行)で46分、バス停:飯盛山下下車、徒歩すぐ
【車】
磐越道会津若松ICから国道49号経由5km12分
【駐車場】
周辺に多数あり
飯盛山を歩き、会津魂をたくさん感じてきてください!
新会津伝統美食研究会 (@aizubishoku) 2014, 4月 21
13.殉難烈婦の碑
白虎隊十九士の墓のすぐ近くにある、戊辰戦争で亡くなった婦女子を祀る慰霊碑です。戊辰戦争の際、会津藩では200人余の婦女子が戦死や自決によって命を落としました。足手まといになるまいとして、自ら命を断った方が多くいたようです。元藩士であり、東京帝国大学の総長を務めた山川健次郎によって建てられたこの碑は、白虎隊だけでなく、多くの女性や子どもが犠牲になっていたという事実をひしと感じさせます。
善龍寺にある「なよたけの碑」には、会津藩家老西郷頼母の妻が詠んだ「なよたけの風にまかする身ながらもたわまぬ節はありとこそきけ」という辞世の句とともに、彼女たち233人の名が刻まれています。
14.戸ノ口堰水神社
戸ノ口堰水洞穴の近くにある小さな神社で、明治時代末期から大正時代に建てられたといわれます。白虎隊が通ったといわれる戸ノ口堰水洞穴を静かに見守る神社です。戸ノ口堰水洞穴を見学される際は、ぜひ戸ノ口堰水神社にも参拝されてみてはいかがでしょう。戸ノ口堰水洞穴は水を引くために人工的につくられた洞穴で、水がたくさん流れていますが、そうした戸ノ口堰水洞穴の水を守っているのが戸ノ口堰水神社です。
明治時代末期から大正時代ということで、白虎隊が穴を通ったあとにできたようですが、戸ノ口堰水洞穴のそばにひっそりと佇むその姿には威厳があり、歴史を感じさせます。
15.白虎隊伝承史学館
白虎隊伝承史学館では、白虎隊や新撰組などに関する資料が約5000点ほど並べられています。明治維新のさいの会津藩の様子を歴史的な資料を通して学ぶことができる、見学自由な資料館です。会津藩の歴史に興味のある方は、近くにある白虎隊記念館と合わせてこちらにもぜひ訪れてみてください。白虎隊士や当時の人々が実際に使っていた調度品が並べられていて、当時の生活の様子が想像され、会津藩を襲った悲劇をより身近で痛ましいものに感じさせます。
館長さんが自ら語ってくださるお話が興味深く、自分1人で歴史資料を眺めてみるのとはまた違った勉強になります。白虎隊伝承史学館は白虎隊記念館より人が少ないことが多くじっくりと見学できるので、お時間があればぜひ出かけてみましょう。
16.飯盛分店
白虎隊十九士の墓の下方にあるお店で、お土産屋さん、お食事処、展望台、無料で入場できる資料館などがあります。白虎隊の墓守をしている女性が始めた茶屋を起源とし、飯盛山で一番古く、歴史あるお店です。資料館では、白虎隊の自刃の絵などを見学することができます。お食事処からは、会津平野の景色を一望することができます。眼下に広がる街の景色は見ものです。旅の思い出作りの一つとして、こちらで食事を楽しんでみてはいかがですか。
希望すれば、お店の方が飯盛山の名所を案内してくださいます。飯盛山を熟知している方の解説によって、飯盛山をより深く知ることができるチャンスです(事前の問い合わせと申し込みが必要です)。
■ 基本情報
- ・名称: 飯盛分店
- ・住所: 福島県会津若松市一箕町飯盛山上
- ・営業時間: 8:00~16:30
- ・定休日: 年中無休
- ・電話番号: 0242-22-5818
- ・公式サイトURL: http://www.iimoriyama.jp/index.html
17. 會津とらぞう
飯盛山の裾に店を構える「會津とらぞう」には、お土産コーナーやお食事処、和風カフェなどがあります。観光情報などを教えてもらえ、駐車場が無料で利用できるほか、無料で荷物を預かってもらえるので、車でなく電車で旅をされている方にも便利です。お食事処では、ジューシーなサクッサクのカツと山盛りキャベツがのった「ソースカツ丼」が人気です。飯盛山観光のあとは、會津とらぞうの「ソースカツ丼」でお腹を満たしてみてはいかがですか。
甘いもの好きの方におすすめなのが、このお店オリジナルの「あいづ桜せんべい」や「クッキーシュークリーム」です。観光での疲れを甘いもので癒しましょう。
■ 基本情報
- ・名称: 會津とらぞう
- ・住所: 福島県会津若松市一箕町八幡弁天下12
- ・営業時間: 8:30~17:00
- ・定休日: 年中無休
- ・電話番号:0242-25-4188
- ・公式サイトURL: http://aizutorazo.jp/
飯盛山の見所をご紹介しましたが、いかがでしたか?ぜひお時間が許す限り、史跡や資料館などたくさんのスポットをめぐって、白虎隊を取り巻いた歴史に想いを馳せてみてください。疲れたときは、お食事処でいただける会津名物で元気をチャージしつつ、楽しい旅にしてくださいね!
ここは白虎隊が自刃したと有名なので、それにともなう観光地がたくさんあり、お土産もいっばい買えますよ。山を登った時に市内を見渡せるポイントがありますが、当時の少年隊士たちもこのような光景をみていたのかなと思うと感傷に浸ります。中腹には日本では珍しい木造建造物栄螺堂もあり、歴史的なものが多数あるので見ているだけでも楽しくなってきますね。ロケ地としても有名なので是非訪れてみてください。