yamauchi
東京の山手線の駅から近い場所にありながら、大自然を満喫できる!ステキな公園を紹介します。荒川区にある「西日暮里公園」。都心の喧騒から離れて、圧倒的な緑・・・森林浴の世界が広がっています。木々に囲まれながら、静かに散歩するのに最適な公園です。西日暮里公園とは?
西日暮里駅から坂を上がった高台にある西日暮里公園。すぐ近くには諏方神社があり、多くのお寺が点在しています。この辺りは江戸時代に「ひぐらしの里」として、高台からの見晴らしや寺社巡り、虫の鳴き声を楽しむ虫聴きなどで親しまれていました。園内には常緑広葉樹と、落葉広葉樹に囲まれた散歩道があり、季節ごとに移り変わる木々の様子を楽しめます。どんな魅力が?
公園の東側には見晴らしを楽しめる展望コーナーがあります。電車が好きな子どもにとっては、たくさんの電車を眺められる絶好のスポットです。園内にある遊具はブランコや鉄棒といたってシンプルですが、クスノキやケヤキなどの樹木が立ち並んでおり、緑の中の散歩をゆっくりと楽しんだり、蝶やセミなど昆虫の観察もできます。周辺のおすすめ観光スポット
円通寺
1200年以上前、坂上田村麻呂によって開かれたと伝えられる古寺。幕末の上野戦争で戦死した彰義隊隊員をこの寺の住職が供養した縁から、もっとも激戦地だった寛永寺の総門(黒門)が境内に移築されています。多数の生々しい銃弾の跡が残る黒門は、戦いの激しさを今に伝えています。観光スポットとしてはあまり有名ではないですが、ひっそり隠れた歴史が見られる場所です。素盞雄神社(すさのおじんじゃ)
平安時代 延暦14年(795)創建、素盞雄大神と飛鳥大神を御祭神とする神社です。荒川区内でもっとも広い氏子区域となる南千住・三ノ輪・三河島・町屋 六十一ヶ町の鎮守です。境内には、当社創建の起源となった瑞光石[ずいこうせき]や、母乳の出ない婦人がその樹皮を煎じて飲み、絵馬を掛けて幼児の無事成長を祈ったと伝わる子育て銀杏、松尾芭蕉『奥の細道』旅立ちの句「行はるや鳥啼魚の目ハなみだ」を刻んだ芭蕉碑などがあります。碩運寺(せきうんじ)
飛鳥山と三ノ輪橋を結ぶ王子電気軌道(現・都電荒川線)が開通した翌年の大正3年(1914)、碩運寺の住職が井戸を掘ったところラジウムを含む鉱泉が発見されました。そこで境内に「寺の湯(のちの不老閣)」を開業。ここを核に周辺には料理屋、芸妓屋、待合のいわゆる三業地が形成されました。時を同じく「あらかわ遊園」が開園して、尾久周辺は郊外の一大歓楽地として発展した場所なのだそうです。■ 基本情報
- ・名称:西日暮里公園
- ・住所:東京都荒川区西日暮里3-5-5
- ・アクセス:JR、東京メトロ千代田線、日暮里・舎人ライナー「西日暮里駅」徒歩5分
- ・電話番号:03-3802-311