青梅市は、東京都の多摩地域にある市です。美しい自然にめぐまれ、由緒ある史跡と豊かな文化財をもつ都市です。今は東京23区の各区に、その土地の歴史を知る「郷土資料館」が設置されているようですが、ほかの地域の「資料館」とは違い「博物館」といわれるだけに、その展示物に感動さえします。無料で見学できるので、四季折々の多摩川の清流と豊かな緑の風景を楽しむとともに、気軽に行ってみてはいかがですか?
青梅市郷土博物館とは?
東京都青梅市の「釜の淵公園」の敷地内にある博物館。昭和49年に開館されました。青梅地方の歴史に関する資料や、機織り機などたくさんの生活用具のほか、地元で発掘された土器などが数多く展示されています。教養の宝庫で、資料を提供する場でもあり、いこいの場でもあります。さまざまな企画展も開催されています。どんな魅力が?
青梅の歴史、かつての人々の生活の様子が、とても分かりやすくされています。博物館には戦時中、青梅市柚木町に墜落した「B29のエンジン」も展示されており、当時の状況を知るうえで貴重な資料といえます。すぐそばには、茅葺の古民家で国の重要文化財である、旧宮崎家があり、いろりがたかれ、民具類が置かれています。周辺のおすすめ観光スポット
金剛寺
JR青梅駅から徒歩15分の場所にあるお寺です。平将門が承平年間(931~938)に創建したとされる真言宗の古刹。将門が願いを託して庭に植えたと伝わる「誓いの梅」は、熟さずに青いまま実を落とすそうで、これが青梅の名の由来になったとか。境内には、如意輪観音像(重要文化財)、四脚門の表門などの文化財や枝垂れ桜があります。塩船観音寺
杉の大木に囲まれて立つ真言宗の古刹。大化年間(645~650)の創建といわれ、広い境内には国の重要文化財である茅葺きの仁王門や本堂、阿弥陀堂などが点在します。花の寺としても有名で、特に本堂裏のすり鉢状の斜面を覆う1万7000本のツツジは見事です。4月中旬~5月中旬にはつつじまつりが開催されます。また、6月下旬になると、参道のアジサイが見ごろになります。5月3日に行われる火渡り荒行も一見の価値があります。昭和レトロ商品博物館
JR青梅駅から徒歩5分。昭和時代に消費された、様々な商品のパッケージを展示したユニークな博物館です。建物は大正末期に建てられた木造2階建ての家具店で、1階部分が展示スペースになっています。館内は菓子、飲み物、雑貨、文具、薬などの箱や外袋をはじめ、歴代のグリコのおまけや雑誌の付録などでいっぱい。懐かしい駄菓子屋の店先を再現したスペースもあります。入口横には喫茶室が併設されています。博物館は、入館料350円かかりますが、駅に近いので、ぜひ寄ってみて下さい。■ 基本情報
- ・名称:青梅市郷土博物館
- ・住所:東京都青梅市駒木町1-684
- ・アクセス:JR青梅線 青梅駅 下車 徒歩15分
- ・営業時間:午前9時00分~午後5時00分
- ・定休日:毎週月曜日(この日が休日の場合は、最初の平日)、年末年始
- ・電話番号:0428-23-6859
- ・料金:無料
- ・公式サイトURL:http://www.ome-tky.ed.jp/shakai/kyodo/index.html