世界3大料理！ケバブ、シーフード、今日はどうする？イスタンブルで行ってみたいトルコ料理店

「いつか忘れて行った。こんなジタンの空箱・・・♪」庄野真代の名曲に懐かしさを感じる日本人も多いはず！トルコ料理はフランス料理、中華料理と並ぶ世界３大料理の一つです。国王が世界中から集めさせた食材で、多くの料理人に腕を競わせた結果、多彩で豪華な料理文化が誕生しました。みんなイスタンブールへ飛んで行きたくなりまーす♪♪

１　Constantine’s Ark

私のオススメ度：★★★★★

コンスタンティヌスの箱舟の意の”Constantine’s Ark”へようこそ。「ローマ帝国内のすべての人々に宗教の自由を認める！」、313年”ミラノ勅令”を出したローマ皇帝コンスタンティヌス1世の名前をとったレストランです。カッパドキアへ避難したキリスト教徒にとって神のような存在となりました。

“Constantine’s Ark”の名物　”シーフードの箱舟”　はいかがですか？野趣あふれる大胆なイカ・タコのオリーブ烏賊墨焼きです。ILK HASAT（イルキ・ハサット）と呼ばれる地元のエキストラ・バージンオリーブオイル、エーゲ海の天然塩だけ。味付けは他には必要ありません。

スタッフのチームワークは抜群！シェフのブルハンがコンスタンティン・ロブスターを調理し、プロ意識に徹した陽気なスタッフがお客様を丁寧にサポートします。うーん、行ってみたい♪

２　Fish Home Ahhir Kapı

私のオススメ度：★★★★★

店に入る前からマリンブルーの世界、ここは魚料理の老舗”Fish Home Ahhir Kapı”。イスタンブールの南ケンネディ通りから一歩入った潮風漂うレストランです。雰囲気漂う店内に足を踏み入れると、そこにはまさに西洋と東洋の折衷した異空間が広がります。

料理はシンプルなシーフードが超おすすめ。獲れたての新鮮な真鯛や魴鯡(ほうぼう)など、食材を紹介してから調理に入ります。厨房から伝わるスタッフのきびきびとした仕事ぶり。もう待ちきれません。ハイお待ち、今日はカタクチイワシの揚げ物”ハムシタヴァ”から始めましょう。

トルコの民謡はウズン・ハヴァ、こぶしを長く伸ばす独特の歌い方は日本民謡を彷彿させます。店内はトルコ民謡でいっぱい。代表的歌手Sabahat Akkirazのメロディーは耳に残りますネ♪

３　Sultanahmet Kebab House

私のオススメ度：★★★★★

1979年以来、誰もがトルコで一番食べてみたいと願う究極の炭火串焼き料理を追い求め、トルコ料理界に燦然と君臨する”Sultanahmet Kebab House”！　スパイシーなヒヨコ豆がニンジンの風味を引き立てるブハラ・ピラフがおすすめです♪　

このレストランの栄光の歩みをもっと知りたいと願うなら、アリ・ナジック（裏ごしした茄子にヨーグルト、ニンニク、バターで焼き色をつけたケバブ）もオススメ。ごま油とバター、チキンをペーストしたヒヨコ豆のディップでどうぞ。

スイーツ女子には欠かせない情報です♪　カデュフというパスタを使ったトルコの伝統菓子、キュネフェをお試しください。美食家も納得の味わい、このサイトを見たとスタッフに一言添えるとワンデザートフリーになりますよー♪

４　Karakol Restaurant

私のオススメ度：★★★★☆

トプカプ宮殿の第一庭園にはかつて多くの衛兵が待機していました。現在はどうなったでしょう？素敵なレストラン”カラコル”に大変身です！当時のインテリアそのまま、特に古いトルコタイルの床張りに胸キュン間違いありません♪

ヨーグルトソースは初めてですか？挽肉の餡をほうれん草のパスタで包み込んだオスマン風餃子にたっぷりとかけていただきましょう。ソースの白と窓越しに見えるマルマラ海のブルーが、まるでエミネギュレルの絵画の世界に手招きしているようです。

360年にコンスタンティヌス2世によって建立された叡智の聖堂”アヤソフィア”は目の前。18:00以降入場できなくなるので、”カラコル”の前に訪れたいですね！

５　Turkart Terrace Restaurant

私のオススメ度：★★★★☆

17世紀初頭アフメト1世によって建てられた世界遺産のイスラム寺院、”スルタンアフメト・モスク”はすぐ傍です。6本のミナレット（尖塔）があるモスクは世界でここだけ！世界で最も美しい言われる通称ブルーモスクを眺めながら、カップの底に残った残り粉でコーヒー占いをするカップルが幸せそうです♪

“Turkart Terrace Restaurant”では、壺の中に肉やパプリカなどを入れて壺ごと焼いて給仕されるテスティケバブ（壺ケバブ）が一番。極上のオリーブオイルに包まれたマトンがアッツアッツで本当たまりません。

五木寛之の「四季・奈津子」で　”奈津子は今、ボスホラスを渡る風”　と烏丸せつこを表したボスポラス海峡をテラスから独り占めできます。ハギアソフィア大聖堂にも手が届きそうな距離ですよー！

６　Tatbak

私のオススメ度：★★★☆☆

バーバリー、カルティエなど一流高級ブランド店やカフェが立ち並ぶニシャンタシュ、その一角でカズィアンテプ市からやってきたトルコ料理界最高峰のケバブシェフが1960年から始めたのが”Tatbak”。たった３席しかない小さなお店が、この夏現代風にリニューアルしてさらに人気店に！

馴染みのお客様は、伝統料理やケバブもさることながら、カズィアンテプスタイルの牛挽肉の薄い生地のトルコピザ、”ラフマジュン”を愛してやみません。トマトや玉ねぎ、パセリを乗せ、レモンを絞ってかぶりつくのがオススメ！お値段もお手頃です♪

「見てね。そして味わってね。」という意の”Tatbak”では、他のお店では真似のできない茄子の”ラフマジュン”も最高です。まだ支店を開いていないので、大人気の”ラフマジュン”の真空冷凍パックの販売も始めました♪

７　Bahar Restaurant

私のオススメ度：★★★☆☆

カパル・チャル（屋根のある市場）と表されるグランド・バザール。路地に6,000以上のお店が溢れる中世の大迷宮の住人たちが愛した地元の大衆食堂です。ロカンタ方式のショーケースいっぱいのメニューはトルコの香りでムンムン！

シェフの腕前は超一流。バハールでは、パンにトルコの人々が”スル・イェメッキ”と呼ぶ煮込みを詰めたお料理が恐らくイスタンブール一番という噂。日替わりのおすすめメニューはありますが、茄子のピューレをあしらったラム肉のソテーも見逃せません♪

小さなお店ですが、スタッフのさりげない心配りはとても嬉しいですネ。恋人同士で出かけても、またいつか家族になってここに戻ってきたくなる、カパル・チャルのお姉さんの独り言を聞きました。♪子どもたちが空に向かい両手を広げ～鳥や雲や夢までも掴もうとしている～♪このメロディーの舞台はいったいどこでしょう？私はいつもイスタンブールを訪れるたびケバブを愛する異邦人です。