Dick Thomas Johnson
東京駅のコインロッカーは、構内だけでも20か所以上あります。駅と隣接する施設内のものと合わせると、なんと40か所以上!広い構内に点在しているので、どこにあるのか探すのは一苦労です。ようやく見つけた場所に荷物を入れたあとで、もっと便利なところを見つけたり、安い料金を見つけたりすると悔しい思いをしますね。「どこにどんなサイズがあるのか?」「空き状況はどうなっているのか?」を事前に把握して、効率的に利用するための情報をまとめてみました!
東京駅とは
JR東日本の多くの在来線の起点となっている、東京の玄関口ともいわれる首都圏屈指の巨大ターミナル駅です。JR東海の東海道新幹線と東京メトロ丸ノ内線も乗り入れています。構内は多階層構造になっている上、新路線の乗り入れに伴ってホーム等の増設を続けていった結果、全てのホームが横並びに並ぶわけではなく、一部が離れた地下階に敷設されています。離れた乗り場のホームは通し番号も別枠になっており、初めて利用した人から見てその構造を把握するには複雑すぎて大変わかりにくい駅です。ロッカー利用に際しても、利用するホームとロッカーの位置をちゃんと把握するよう注意が必要です。
東京駅は、新宿駅、池袋駅についで3番目に利用者数の多いの駅です。しかも、新幹線を使って日本全国から大きな荷物を持った旅行客が集まる駅でもあります。そんな東京駅には、1階と地下1階で50箇所、約4000個ものコインロッカーがあるそうです。それほどの数がある駅は他にはありません。数が多いだけに、空いているコインロッカーを検索するためのアプリも用意されてあります。
東京駅の構内図
南北に走る線路が多数並び、上から見ると東西にホームがずらっと並ぶ駅になっています。東側の出口が八重洲口、西側が丸の内口です。2階に新幹線とほとんどの在来線のホームがあり、1階に乗り換え通路と改札、京葉線ホームへの連絡通路があります。地下1階には、エキナカショッピング街や各種サービス施設、地下階改札、総武快速線と丸ノ内線乗り場があります。京葉線、総武快速線、丸ノ内線のホームは更に地下3~4階にあります。1階と地下1階の通路は中央の1本だけでなく、複数のエキナカ店舗エリアや待ち合わせ広場、その他サービス施設が広く配置され、小さな通路がいくつも囲んでいます。改札の外にも駅の東西に抜ける自由通路があります。コインロッカーは改札の中にも外にも、階段スペースの途中にも複数点在しています。
・1階構内平面図pdf.
・地下1階構内平面図pdf.
・地下ホーム乗り換え通路平面図pdf.
・全体の構図(コインロッカーの位置は、全て記載されてはいません)
東京駅をうまく利用するには、改札内1階の中央通路を中心にどっちに行くか、を考えることだと思いますよ。コインロッカーは、東京駅のあちこちに点在しているので、どこに預けたか覚えておかないと、後で広い構内を探すことになります。なお、東京駅には、まるでホテルのクロークのような、人が対応してくれる荷物預かり所もあるので、困ったらこういう場所を活用するのもいいと思いますよ。
東京駅のコインロッカーの場所・種類
ロッカーのサイズと利用料
・標準 横340×高さ200~400×奥行570(寸法単位:mm) 300円~・中 340 × 550 × 570 400円~
・大 340 × 840 × 570 500円~
・特大 340 × 1030 × 570 600円~
※ 改札内外含め、駅コンコース内のもののほとんどは、現金だけでなくSuicaでも支払えます。
※ 特大サイズロッカーは、限られた場所にしかないのでご注意ください。
標準サイズの大きさのコインロッカーは意外と小さく、手に持てるようなカバンくらいしか入りません。小型のスーツケースなどはもっと大きなコインロッカーに入れることになります。また、昔のコインロッカーはコインを入れて鍵をかけ、その鍵を持ち出すようになっていましたが、今は暗証番号がかかれたレシートが出てきて、暗証番号で開けるようになっています。また、Suicaが使えるコインロッカーは支払いに使ったSuicaが鍵になります。
1階
・北通路 4ヶ所・南通路 3ヶ所
・丸の内側東京ステーションホテル沿い通路 2ヶ所
・地下1階連絡階段途中 1ヶ所
・改札外(北自由通路1・八重洲出口外4) 5ヶ所
東京駅の中央通路にはコインロッカーはありませんが、北と南の通路にはコインロッカーがあります。特に北側の通路にはたくさんあるので、東北新幹線や北陸新幹線などを利用する方でしたら、こちらの方が便利かもしれません。また、八重洲口の北側の日本橋口近くには、佐川急便の手荷物預かり処があります。ここでは、移動に邪魔な荷物を宿泊先まで送ってくれるサービスをやっています。
地下1階
・びゅうスクエア通路 2ヶ所・手荷物預かり所通路 3ヶ所
・総武快速線乗り場通路 2ヶ所(地下2階通路にも1ヶ所)
・京葉線乗り場通路 2ヶ所(地下2階通路にも2ヶ所)
・改札外(丸の内側10、八重洲側1) 11ヶ所
地下1階にあるコインロッカーのおすすめの場所は、グランスタ内にある荷物預かり所の通路です。ここには、たくさんのコインロッカーが並んでおり、利用する人も多い場所です。グランスタでのお買い物や食事の間、ここに邪魔な荷物を預けるという人が多いのでしょう。また、グランスタにはクロークルームもあり、荷物をまとめて預けることができます。さらに、宅配も受付しています。
八重洲一番街
・1階 10ヶ所・地下1階 4ヶ所
八重洲側でおすすめのコインロッカーのある場所といえば、大丸デパートの八重洲一番街にあるコインロッカーです。東京駅でお土産を探すなら東京駅に直結した大丸デパートが最適です。そして、ここで買い物するなら邪魔な荷物はコインロッカーに預けるのがいいと思いますよ。なお、大丸デパート3階には、手荷物預かり所があって、宅配での発送も受付してくれます。
ロッカー空き状況がわかるサイト
東京駅公式サイトが案内するロッカー状況サイトは
東京駅コインロッカーなび
東京駅一番街コインロッカー利用状況-コインロッカーなび-
※ PC、携帯3キャリア、スマホ対応
※ 空き情報のサーチは、全てのロッカーを網羅していません。
構内平面図にあって、なびに出てこないロッカーも、若干あります。
東京駅にあるコインロッカーは、Suicaが使えるタイプが多いのですが、このタイプは空き情報のサーチで検索可能です。ただし、Suicaが使えないタイプもまだ残っているのですが、このタイプは検索はできません。なお、Suicaが使えるコインロッカーは、私鉄のPASMOやJR西日本のIcocaといったICカードも利用可能です。また、コインロッカーなびは、東京駅の他に、舞浜駅や阪急梅田駅にあるコインロッカーの空き状況確認もできます。
■ 東京駅基本情報
- ・名称: 東京駅
- ・住所: 東京都千代田区丸の内1丁目
- ・電話番号: JR東日本お問い合わせセンター 050-2016-1600
- ※ JR東日本では、各駅での電話対応は行っていません
- ・JR東日本東京駅公式サイト: http://www.jreast.co.jp/estation/station/info.aspx?StationCd=1039
- ・TOKYO STATION CITY公式サイト:http://www.tokyostationcity.com
東京駅のコインロッカー情報は、いかがでしたか?荷物を預けて身軽になることは、観光を楽しむうえでは、とても大切なことです。駅の構内と周辺だけでも、たくさんのお店や施設があるので、着いたら直ぐにでも見て回りたいですよね。ホテルのチェックインまで時間があると、「重いスーツケースをガラガラと引きずりながら移動する」なんてことに、なってしまいます。せっかくなので、手ぶらで思いっきり旅を満喫する為にチェックしておいてください。