福招き客招き、魔除けに学業成就!?最近では色によっても御利益が違うとされ、多彩になってきた招き猫。外に出ると一つは見かけますが、その起源はあまり知られていません。発祥には諸説ありますが、その一つ、今戸神社では何を招くのか……?実際に覗いてみましょう!
今戸神社とは
隅田川べりにある今戸神社は、イザナギノミコト、イザナミノミコトの夫婦が祀られています。これが縁結びの神様である由縁。さらに應神天皇もご祭神となっており、浅草七福神の1つ(福禄寿)にもなっています。大安の日には多くの参拝者が願いを込めた招き猫の絵馬を沢山掛けていきます。今戸神社の魅力
招き猫の絵馬
今戸神社の絵馬は丸い形。「角が立たない」「円満に収まる」ようにと角をとってあるのだとか。そして赤い糸で結んであるのは「円結び」と「縁結び」をかけているのだということです。そして書かれている絵は馬ではなくペアの招き猫。参拝の思い出に絵馬に願いを書いてみるのもいいかも知れません。ここの招き猫を良くみてみると夫婦であることが分かります。縁結びのご利益があることから、招き猫もペアになっているんですよ。ここには、石の招き猫があるのでここでも是非ご利益を頂きたいもの。待ち受けにしたらご縁があった、なんて人もいるので、絵馬だけでなく、これもお忘れなく。
お守り
http://blog.livedoor.jp/michako55/archives/51934568.html
良縁の神様なので、恋に効くお守りもあります。絵馬と同じ丸い形をしていたり、ハート型など可愛い形のものが色々あります。よい縁と運を引き寄せてくれることをお守りにお願いしましょう。 今戸神社の見どころ
本殿の招き猫
http://jinja.tokyolovers.jp/tokyo/taito/imadojinja
本殿でお出迎えをしている招き猫。実際の大きさは60cm~70cmくらい。もともとはこの近くにあるビルにお正月に飾られていたものだそうです。ある日この招き猫を処分するという話を聞き、ぜひ今戸神社に下さいと申し出て、譲り受けたとのこと。はじめは水玉のバンダナをしていたそうですが、この神社の招き猫らしく手を加えたそうです。今やこの神社の「顔」となっています。 それにしても腕がながーーいですね!
沖田総司終焉の地
http://jinja.tokyolovers.jp/tokyo/taito/imadojinja
今戸神社は沖田総司の終焉の地としても有名です。沖田総司が江戸に引き上げたとき、肺の病が既に進行しており、総司は主治医である松本良順医師の医学所で治療を受けていたそうです。しかし薩長軍の江戸入りで、そこが危険な場所となったため総司を含む患者たちは現在の今戸神社に収容されたということです。松本医師はここを仮住まいとして治療にあたったようですが、治療の甲斐なく亡くなってしまったと「同志連名記」に記されているそうです。因みに命日は5月30日です。
境内の看板
境内には可愛らしい招き猫のイラストが描かれた看板が沢山あります。この看板はイラストレーターでもある今戸神社の神主さんが手がけたものです。看板を見てまわったり、写真を撮って帰る人も多いようです。招き猫をよくみると、鈴の位置が違うのがわかりますね。今戸神社は、今でこそたくさんの人がやってきますが、昔は非常に静かな場所だったそうで、もっと身近に感じてもらえるようにと看板を書いたそうです。
石なで猫
本殿の階段を降りたところに「石なで猫」があります。この石なで猫を撫でた後に携帯の待ち受けにして、毎日祈ると願い事が叶うそうです。 とにかくどこに行っても招き猫が見られる今戸神社ですが、この石撫で猫は、ご縁を求める人に大人気。しっかりパワーを頂いて帰りましょう。訪れた人たちの口コミ
歴史の長い神社だからか、訪れる人の目的はさまざま!恋に歴史に猫好きまでが集っているようです。 http://loco.yahoo.co.jp/place/g-IEg2wjjsTUQ/review
トリップアドバイザー
「今戸神社」の詳細
■ 基本情報
- ・名称: 今戸神社
- ・住所: 東京都台東区今戸1-5-22
- ・アクセス: 浅草駅から徒歩約15分
- ・受付時間: 09:00~17:00
- ・定休日: 年中無休
- ・電話番号: 03-3872-2703
- ・公式サイトURL: http://members2.jcom.home.ne.jp/imadojinja/T1.htm
地図はこちら
おごそかな建物と猫の姿のギャップが、なんだかおかしくて可愛らしいですよね。周辺には浅草寺や待乳山聖殿など、池波正太郎ファンにはたまらない東京のパワースポットがたくさんあります。併せてお出かけしてみてくださいね。
素材提供:トリップアドバイザー