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延喜式の神名帳に武蔵国多摩郡八社の筆頭に記載されている古社。延喜式神名帳に記載された神社は全国で2861社もあり、その筆頭になっていることからも古いだけでなく歴史があることも解るもの。こちらには文化財も多く、また「五日市祭」の「六角神輿」は見ごたえがあります。1.「阿伎留神社」とは?
現在の宮司は70代目だそうで、鎌倉以前の創建とされています。平将門征討の勅命を受けた田原藤太が戦勝祈願にこの阿伎留神社を訪れたとも伝っていて多くの武将からも崇敬が厚い神社です。
徳川家康の寄進状が残っているのですが、この他に源頼朝・足利尊氏・北条氏康等の名だたる武将の寄進状な残されていることでも解るように勝機・開運・出世の御利益があります。
2. どんな魅力が?
毎年9月28日、9月29日、9月30日の3日間に行われる例大祭「五日市祭」が有名です。百貫以上の「六角神輿」を先頭とした中神輿が続き、各町内の神輿と街中を練り歩きます。桧原街道の両脇には露天がズラリと立ち並び、この時だけは人がごった返す大騒ぎになるそうですよ。
3.見どころ・お勧めポイント
阿伎留神社例大祭
五日市祭とも呼ばれるこの祭りは、毎年曜日は関係なく9月28、29、30日に行われます。百貫を超える六角神輿が町内を練り歩く非常に迫力があるお祭りで、市民が一体となり盛り上げてくれます!!「中神輿」は中学生が担いで歩き、各町内の子ども神輿や囃子も元気で見ているだけで元気になってしまいますね。
2015年阿伎留神社神輿渡御300年祭
多くの武将から崇敬が厚い神社ではありますが、江戸時代には徳川家康から10万石の御朱印が寄せられたそうで、祭礼は徳川家康公の没後100年記念に神輿を新調した事から始まったとされています。今年は神輿渡御300年となる為に、記念行事が行われるとか。現在の「六角神輿」は新しくされたもので、当初からのものは寺宝として大切に保管されているとか!!
今年は、例年よりも盛り上がりそうですね!
文化財多し!!
源頼朝・足利尊氏・北条氏康・徳川家康等の名だたる武将の寄進状だけでも凄いのですが、この他にも子文書などがこちらには寺宝として保管されています。狩野谿運久信筆の年中十二祭神事絵巻は、江戸末期の作だそうで当時の祭の様子が美しい彩色で描かれています。江戸時代の年中行事がすべてここに描かれているので、今に至るまでの暮らしぶりもここから伺えるんですね。
また、武州南一揆文書のなかでも関東公方「足利持氏」の下した恩賞状は歴史的資料としての価値が高いもので在郷武士団がどのような活躍をしたのかもこの文書からみえてくるもの。秋川沿いの少し山手にある神社ですが、機会があれば訪れていただきたいのです。
4.口コミ
どことなくガンダムを彷彿とさせる阿伎留神社 pic.twitter.com/AIWVvL884t
— 夏至 (@gfrstwy) 2015, 9月 6
今年 阿伎留神社例大祭 300周年。 ぜってーやべーって やっべっぞ 盛り上がり方やっべっぞっ
— 萩原 颯真 (@souna0707) 2015, 8月 7
因みに阿比留草文字は各地の神社において神璽や守符や奉納文などに用いられている神代文字の一つで、阿伎留神社には神符の発行に用いられた阿比留草文字の版木が残されている。また伊勢神宮には神代文字によって記された多数の奉納文があり、その中で最も多く用いられている文字は阿比留草文字である。
— かおり シャーマン・アート・セラピスト (@kaori_garden) 2015, 7月 8
5.詳細
■ 基本情報
- ・名称: 阿伎留神社
- ・住所: あきる野市五日市1081
- ・アクセス: JR五日市線武蔵五日市駅より檜原方面へ徒歩13分
- ・電話番号: 042-596-0560(宮司 阿留多伎)
- ・オススメの時期: 阿伎留神社例大祭
今年は神輿渡御300年祭ともあり、地元でも注目されています。平日のお祭りとなりますが、立ち寄れる人は是非立寄って直にご覧下さい!!