平安時代の武将・源頼光の四天王として知られる坂田公時が祀られた「公時神社」は、なぜか坂田公時がモデルとなった「金太郎」一色の神社です。子供にかえって「まさかり担いだ金太郎」の面影を訪ねてみるのもいいでしょう。
・開園期間 3月20日~11月30日 ・入園時間 9:00~17:00 ・標準見学時間 約40分
金時山のふもとにある小さな神社です。平安後期の武将坂田公時が祭神として祀られています。幼名はまさかりかついだ「金太郎」です。境内には大きなまさかりもありました。国道から少し入った場所にあり、ハイキングコースの入口にもなっています。無料駐車場と公衆トイレがありました。
公時神社とは?
公時神社は箱根山の外輪山である金時山山麓に立つ神社です。金太郎のモデルになった四天王(渡辺綱、坂田公時、碓井貞光、卜部季武)のひとり、坂田公時(さかたのきんとき)が祭神として祀られています。公時神社奥の院や、金太郎が使ったというマサカリを奉納した祠、金時山山頂付近には金太郎の「宿石(やどりいし)」があります。公時神社の魅力
公時神社は箱根の観光地「湿性花園」にも近く、こどもの日には「公時まつり」が行われます。また金時山登山の入り口になるなど多くの人が訪れます。酒呑童子を退治した坂田公時を祭神としていますが、明治時代に作られた童話の「金太郎」の影響で、子供のころの金太郎ゆかりの品々が多くみられるのも面白いです。公時神社の見どころ
公時まつり
毎年こどもの日には、金太郎にちなんで「公時まつり」が行われます。国選択無形民俗文化財である「湯立獅子舞」や子供ばやしが披露されます。また、こども相撲や小学生以下の登山競争、餅まき、ちゃんこ鍋サービスなどイベントも盛りだくさんで、この日ばかりは一日中子供の歓声であふれます。公時神社奥の院
公時神社から登山道を少し登ったところに公時神社奥の院があります。現在は石塔や賽銭箱などが朽ちた状態となっていますが、往時を偲ぶことができます。また、金太郎が使ったというマサカリを奉納した祠や金太郎の宿石(やどりいし)、金時手鞠石、金時蹴落石などを見ることができます。金太郎のふるさと
金時山を南足柄市方面に下りると、金太郎のふるさとがあります。「金太郎生家跡」があり金太郎が遊んだ「金太郎遊び石」や金太郎が頭にかぶせたと言う「兜石」があります。また、金太郎の産湯に使ったと言われる夕日の滝は、涌き水「金太郎の力水」を汲むことができます。金時山登山
金時山は、周囲の山よりひときわ高く、遮るものが少なく周囲の富士山、愛鷹山、駿河湾、古期外輪山、大涌谷の噴煙地、芦ノ湖、仙石原を望むことができる日本三百名山のひとつです。公時神社には大きな駐車場があるので、人気の登山ルートです。山頂までは約3km、所要1時間20分です。仙石原湿性花園
箱根湿生花園は、主に水湿地に生育している植物にスポットを当てて作られた、全国的にも珍しい植物園です。約1700種の植物が年間を通じて花を咲かせていますが、特に5~6月には高山植物の女王と言われているコマクサが可憐な花を咲かせる様は必見です。・開園期間 3月20日~11月30日 ・入園時間 9:00~17:00 ・標準見学時間 約40分
参加者の声
■ 基本情報
- ・名称、:公時神社
・住所、:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原1181 - ・アクセス:箱根登山鉄道箱根湯本駅から箱根登山バス桃源台行きで30分
- 仙石下車徒歩15分
- 箱根登山鉄道箱根湯本駅から箱根登山バス湖尻・桃源台行きで28分
- バス停:仙石案内所前下車、
- ・営業時間:境内自由
- ・電話:0460-85-5700
- ・料金:無料
- ・所要時間:30分
- ・オススメの時期:30分
- 公式サイト:(一財)箱根町観光協会http://www.hakone.or.jp/521