群馬県館林市のおすすめ観光スポット５選。行ってみたくなる市内の名所とは？

群馬県館林市は、首都圏から遠すぎない位置にある、自然が豊かな土地柄で、著名人の出身地でもあります。田山花袋記念文学館や、冬には白鳥も訪れる多々良沼、270種約40万本の菖蒲が見事な館林花菖蒲園以外にも、こんな見どころがあります。

1.つつじが岡公園

樹齢800年を超えるというのヤマツツジの巨樹群が圧巻の公園。4月から5月にかけては、色とりどりのつつじが咲き乱れ、見事な花模様を見せてくれます。

平成27年10月1日からは、「つつじが岡ふれあいセンター」がオープンし、映像なども通して一年中つつじを楽しめるようになりました。

センター内「つつじ映像学習館」では、満開のツツジの３Ｄ映像、風やミストなどの効果もありの「４Ｄシアター」、プロジェクションマッピングの技術を使った、人が歩くと花が散る「ツツジのじゅうたん」などなど、技術をもってつつじの美しさを堪能できます。

同じくセンター内「フードコート・売店」では、つつじのソフトクリームドリンクで小腹を満たしたり、しっかりお食事もできます。

2.茂林寺（もりんじ）

応永三十三年（1426年）、大林正通大和尚によって開山された曹洞宗のお寺です。このお寺は、小さいころに誰もが親しんだであろう、あの「分福茶釜」のお寺です。お寺に伝わる伝説を、巌谷小波がおとぎ話としてまとめたのが、有名な「分福茶釜」なのだそうです。

境内には21体のたぬき像がずらり。本堂北側の一室には分福茶釜も安置されているそうで、「狸のお寺」と聞けば子どもでも楽しんで拝観できそうです。とはいえ、お寺に伝わる元々のお話は、子どものころに聞いたおとぎ話とは、少し違うようです。

大林正通和尚に従いこの地にやって来て、代々の住職に仕え続けた「守鶴和尚」。その守鶴が、元亀元年(1570)の千人茶会の際、いくら汲んでもお湯がつきない茶釜をどこからか持ってきます。この茶釜は「福を分け与える」茶釜とされ、８つの功徳があるとされました。

ある日、守鶴は、ぐっすり眠っていて、貉（または狸）の正体を現してしまい、これ以上お寺にいられない、と去ってしまったのだそうです。お寺に分福茶釜をもたらした守鶴は、鎮守大菩薩として今も祀られています。

3.向井千秋記念子ども科学館

日本人女性初の宇宙飛行士である向井千秋さんは、ここ群馬県館林市の出身です。「向井千秋記念子ども科学館」には、向井さんの生い立ちや宇宙実験などを紹介する展示室や、観察・体験・応用の世界で自然科学に触れられる展示などがあります。

体験展示物「ムーンウォーカー」では、月の重力を疑似体験。プラネタリウムのドームは日本有数の大きさを誇り、「宇宙から見た星空」が再現されるなど、よりリアルに宇宙を感じることができます（プラネタリウムは別料金です）。

4.ザ・トレジャーガーデン

約80,000㎡の広大な敷地に、芝桜のガーデンや青のガーデン、水辺のローズガーデン、ブリリアントガーデンなどなど色とりどりの花が咲き乱れるエリアと、ステンドグラスも華やかな教会、レストラン・カフェやお土産物屋さんがあります。

「芝桜のガーデン」には、芝桜や八重桜、ソメイヨシノ。「青のガーデン」では、シダレヤナギとネモフィラ、青系芝桜やルピナスなどの青と緑が美しく。「水辺のローズガーデン」では、白バラの天蓋など1,500種3,000株のバラと宿根草にひたることが出来ます。

お花好きにはたまらないこちらのガーデンは、お花の時期に合わせて開園され、開園期間や入園料金も開花状況次第という、時期に合わせてお花を存分に楽しむための楽園です。

5.薬石浴　泉房

天然温泉のミストの中、15種類のミネラル豊富な薬石が敷き詰められたところへ、浴衣で横になりリラックス。岩盤浴のスタイルで、体が芯からぽかぽかと温まり、汗がたっぷり流れます。肩こりや冷え症、腰痛やむくみを解消します。

オーナーさんは、自身が癌になったことをきっかけにこの「泉房(せんぼう)」を始められたのだそうです。併設されている鍼灸マッサージ治療院では、女性限定で鍼灸マッサージも受けることができ、たっぷり体を癒した後は喫茶店でお腹も癒せます♪

---

館林市では、桜の花が咲き誇る川にこいのぼりが群れをなす「こいのぼりの里まつり」や、「お雛さままつり」など、花々や行事、お人形の美しさを楽しむお祭りもいろいろです。時期を合わせて、ぜひ行ってみて下さいね。

素材提供：トリップアドバイザー