群馬県太田市はかつての城下町です。寺社をはじめとする見どころがたくさんあります。
今回は太田市の観光スポットをご紹介させていただきたいと思います。
大光院は愛称”子育て呑龍さま”といわれ、太田市外の方々からも親しまれている浄土宗のお寺です。
”呑龍”とは徳川家康の命で、この寺を創建した浄土宗の僧侶ですが、捨て子や間引きに会う子らの命を守るために弟子として引き取り育てたので”子育て呑龍さま”といわれたそうです。
ご祭神は弁財天で太田七福神の一箇寺になっています。また、東上州三十三観音霊場の特別札所にもなっているお寺です。呑龍様のいわれから、安産や子授けのお願いで参拝する方が多いお寺です。
有名な割には、古刹という言葉がふさわしい静かなたたずまいの寺院です。2.丸山薬師カタクリ群生地
太田市の北西部にある標高110メートルほどの山の斜面に1万株ほどのカタクリが群生しています。
”片栗粉”をご存知だと思いますが、本来はカタクリの根から作っていたものです。4月の上旬ごろには、紫色のかわいらしい花が咲き、太田市の天然記念物に指定されています。
花は、荒らされないように、柵が設けられて保護されているので、毎年多くの花が咲くことができるのでしょう。私が行った頃は、駐車場もなかったので、そんなにうるさい時代でもなく、少しの間路上駐車させてもらって眺めたのですが、車で行かれる場合はご注意ください。3.三日月村
笹沢佐保の時代小説”木枯し紋次郎”をご存知でしょうか。「三日月村」は小説の中の木枯し紋次郎の出身地・三日月村を再現した時代劇テーマパークです。三日月村自体はかなり以前からありましたが、1998年には笹沢佐保の書斎などを再現した記念館が建てられています。
同じ種類のテーマパークに”日光江戸村”がありますが、江戸村が江戸の町を模写しているのに対し、三日月村は上州の”寒村”を模写しています。規模の大小は別として、江戸時代にタイムスリップするという表現を使うのなら、三日月村の方が似合っていると思います。
「曹源寺」は曹洞宗の寺院で、新田義重により創建されました。山号を”祥寿山”と号しますが、これは義重が、京都より迎えた養姫・祥寿姫を弔うために建てたことに因んでいます。本堂である観音堂は、内部の構造から通称「さざえ堂」と呼ばれています。
さざえ堂は堂の内部がらせん構造になっていて、そのらせんを登って、降りてくる形式になっています。
らせんの通路には坂東・西国・秩父の百観音霊場の観音像が安置されており、一度に百観音霊場巡りができるというものです。らせんの登り降りが同じ通路を通らないというのが特徴で、さざえ堂は日本全国でも数えるほどしかなく、曹源寺は「日本三大さざえ堂」のひとつです。
尚、残念ですが平成29年7月末まで大規模な改修のため拝観できなくなっています。
”満徳寺”は鎌倉の東慶寺と同じ縁切寺でした。縁切寺としては東慶寺の方が有名ですが、徳川幕府に公認されたのは満徳寺の方が古かったようです。
満徳寺は残念ながら明治初期に廃寺となり、遺跡のみが残りましたが、遺跡が昭和中期に県の史跡に指定されたのを機に、本堂の復元や平成に入ってから資料館の建設が行われました。
必見は「縁切・縁結び厠」です。縁切札や縁結び札に願い事を書いて、縁切ならば白い便器に、縁結びならば黒い便器に流します。今の自分の縁に対して白黒をはっきりさせる、ということなのですね。
また、廻りには四季折々の花が咲いて、これも訪れる人の目を和ませています。
今回は太田市の観光スポットをご紹介させていただきたいと思います。
1.大光院
大光院は愛称”子育て呑龍さま”といわれ、太田市外の方々からも親しまれている浄土宗のお寺です。
”呑龍”とは徳川家康の命で、この寺を創建した浄土宗の僧侶ですが、捨て子や間引きに会う子らの命を守るために弟子として引き取り育てたので”子育て呑龍さま”といわれたそうです。
ご祭神は弁財天で太田七福神の一箇寺になっています。また、東上州三十三観音霊場の特別札所にもなっているお寺です。呑龍様のいわれから、安産や子授けのお願いで参拝する方が多いお寺です。
有名な割には、古刹という言葉がふさわしい静かなたたずまいの寺院です。
■ 基本情報
- ・名称 : 義重山 大光院 新田寺
- ・住所 : 〒373-0027 群馬県太田市金山町37-8
- ・アクセス: 東武伊勢崎線/東武桐生線 太田駅から車で約10分
- ・電話番号: 0276-22-2007
- ・所要時間: 10分
太田市の北西部にある標高110メートルほどの山の斜面に1万株ほどのカタクリが群生しています。
”片栗粉”をご存知だと思いますが、本来はカタクリの根から作っていたものです。4月の上旬ごろには、紫色のかわいらしい花が咲き、太田市の天然記念物に指定されています。
花は、荒らされないように、柵が設けられて保護されているので、毎年多くの花が咲くことができるのでしょう。私が行った頃は、駐車場もなかったので、そんなにうるさい時代でもなく、少しの間路上駐車させてもらって眺めたのですが、車で行かれる場合はご注意ください。
■ 基本情報
- ・名称 :丸山薬師カタクリ群生地
- ・住所 : 〒373-0018 群馬県太田市丸山町301-6
- ・アクセス: 北関東自動車道 太田桐生I・C下車 車で約10分
- ・オススメの時期: 3月下旬~4月上旬
笹沢佐保の時代小説”木枯し紋次郎”をご存知でしょうか。「三日月村」は小説の中の木枯し紋次郎の出身地・三日月村を再現した時代劇テーマパークです。三日月村自体はかなり以前からありましたが、1998年には笹沢佐保の書斎などを再現した記念館が建てられています。
同じ種類のテーマパークに”日光江戸村”がありますが、江戸村が江戸の町を模写しているのに対し、三日月村は上州の”寒村”を模写しています。規模の大小は別として、江戸時代にタイムスリップするという表現を使うのなら、三日月村の方が似合っていると思います。
■ 基本情報
- ・名称 : 三日月村
- ・住所 : 〒376-2301 群馬県太田市藪塚町3320
- ・アクセス: 東武桐生線 藪塚駅から車で約10分
- ・営業時間: 9:30~16:00
- ・定休日 : 金曜日、12月25~30日
- ・電話番号: 0277-78-5321
- ・料金 : 大人 600円、小人 300円
- ・所要時間: 60分
- ・公式サイトURL: http://www.mikazukimura.com/index.php
4.曹源寺
「曹源寺」は曹洞宗の寺院で、新田義重により創建されました。山号を”祥寿山”と号しますが、これは義重が、京都より迎えた養姫・祥寿姫を弔うために建てたことに因んでいます。本堂である観音堂は、内部の構造から通称「さざえ堂」と呼ばれています。
さざえ堂は堂の内部がらせん構造になっていて、そのらせんを登って、降りてくる形式になっています。
らせんの通路には坂東・西国・秩父の百観音霊場の観音像が安置されており、一度に百観音霊場巡りができるというものです。らせんの登り降りが同じ通路を通らないというのが特徴で、さざえ堂は日本全国でも数えるほどしかなく、曹源寺は「日本三大さざえ堂」のひとつです。
尚、残念ですが平成29年7月末まで大規模な改修のため拝観できなくなっています。
■ 基本情報
- ・名称 : 祥寿山 曹源寺
- ・住所 : 〒373-0021 群馬県太田市東今泉町168-3
- ・アクセス: 北関東自動車道 太田桐生I・C下車 車で約5分
- ・電話番号: 0276-25-1343
5.太田市立 縁切寺 満徳寺資料館
”満徳寺”は鎌倉の東慶寺と同じ縁切寺でした。縁切寺としては東慶寺の方が有名ですが、徳川幕府に公認されたのは満徳寺の方が古かったようです。
満徳寺は残念ながら明治初期に廃寺となり、遺跡のみが残りましたが、遺跡が昭和中期に県の史跡に指定されたのを機に、本堂の復元や平成に入ってから資料館の建設が行われました。
必見は「縁切・縁結び厠」です。縁切札や縁結び札に願い事を書いて、縁切ならば白い便器に、縁結びならば黒い便器に流します。今の自分の縁に対して白黒をはっきりさせる、ということなのですね。
また、廻りには四季折々の花が咲いて、これも訪れる人の目を和ませています。
■ 基本情報
- ・名称 : 太田市立 縁切寺 満徳寺資料館
- ・住所 : 〒370-0425 群馬県太田市徳川町385-1
- ・アクセス:
- ・営業時間: 9:30~17:00
- ・定休日 : 月曜日(祝祭日の場合は翌日)、12月29日~1月3日
- ・電話番号: 0276-52-2276
- ・料金 : 200円(小・中学生無料)
- ・公式サイトURL: http://www8.wind.ne.jp/mantokuji/index.html