山口県防府市の観光スポット５選。1度は行きたいおすすめ場所は？

豊かな自然と深い歴史にあふれている山口県防府市。防府市の魅力がいっぱい詰まった、ぜひお勧めしたい観光スポットをご紹介します。
  
 

１．防府天満宮

日本最初の天満宮として創建されたといわれ、学問の神様の菅原道真公を祀った、京都の北野天満宮、福岡の太宰府天満宮と並ぶ日本三天神の神社のひとつです。その数なんと1100本の梅樹があり、菅原道真公が愛した梅の花が境内に咲き誇る「梅まつり」をはじめ、四季折々に様々な祭事が行われています。

境内の中は歴史館のほか、いろいろな史跡があり、高杉晋作ら維新の志士が滞在したといわれる暁天楼、防長を掌握する際に毛利元就が本拠とした大専坊跡（だいせんぼうあと）、建設を断念した五重塔の一層部分だけの楼閣様式のお龍堂である春風楼からは防府市を一望でき、茶室芳松庵では、特に紅葉時期の赤と緑の美しい庭園や抹茶のお茶会を楽しむことが出来ます。

もちろん学問の神様ですから、受験生には心強い味方の神社です。御神札・お守り・祈願絵馬・菅公鉛筆などがセットになった「受験御守」があり、見事合格した受験生がお礼として返納する「はちまき」を毎年十2月中頃に巫女たちが洗濯してアイロンをかけ「合格はちまき」として希望すると無料で頂けるそうです。

２. 毛利氏庭園・毛利博物館

旧長州藩主の毛利元昭が大正5年（1916）に建てたもので、平成23年（2011）に国の重要文化財に指定されました。邸宅の一部を毛利博物館として、毛利家にゆかりのある品々のほか、国宝や重要文化財など、約2万点の収蔵品を展示しています。

毛利邸は江戸時代の書院造の様式を継承した近代建築で、当時の最新技術を用いて建てられました。城門を思わせる表門をくぐると路傍庭園、毛利邸正面の入口となる前庭、そして中雀門（ちゅうじゃくもん）から入る内庭と続いています。内庭にはひょうたん池があり、周りの自然との調和させた造りになっています。

とにかく広い庭園には桜やツツジ、紅葉など四季折々で違った景観が楽しめます。ゆったりとした時間が流れる庭園をのんびりと散策してみませんか？。

３．大平山山頂公園

防府の最高峰（標高631.3m）である大平山山頂公園には 、「展望広場」、「芝生広場」、「遊びの広場」、「多目的広場」の4つの広場があります。山頂付近では360度の大パノラマの景色が楽しめ、春には10万株のツツジが咲き、訪れる人を楽しませてくれます。

「展望広場」の展望台からは、防府平野をはじめ、お天気が良ければ瀬戸内海の島々まで見渡すことができます。また、日中の景色だけでなく夕日や夜景も素晴らしく、元旦には初日の出を拝む人で賑わいます。
子どもたちに人気の「遊びの広場」では、アスレチック遊具や滑り台などがあり、「ちびっこゲレンデ」では子どもだけでなく大人までもそり遊びにと、一日中遊べます。

４．周防国分寺

 天平１３年（７４１）聖武天皇の勅願（詔）によって各国に建立されたうちの周防国の寺院です。創建当時そのままの伽藍(がらん:寺院の建築物)を残す境内はとても珍しく、国の史跡に指定されています。重要文化財の金堂では、本尊藥師如来坐像（重要文化財)のほか、日光・月光菩薩立像（重要文化財）、四天王像（重要文化財）など、50体以上の仏像が安置されています。

本尊藥師如来坐像は坐高が２１８センチもある室町時代制作の仏像としては珍しい大型像で、ずらっと金堂の中で並んでいる仏像郡の中でもひときわ迫力を放っています。

５．防府市青少年科学館ソラール

「ソラール」とはスペイン語で「太陽の」という意味で、その名の通り、 西日本最大級の６連装太陽望遠鏡があり、土日祝日の晴れている日には太陽の黒点やプロミネンスなどが観察出来ます。施設内には様々な実験装置や映像コーナーがあり、子どもから大人まで一日中楽しめます。

施設内の体験コーナーの他に、土日祝日にはサイエンスショー、科学教室、楽しい工作など様々なイベントが行われています。また年間を通してたくさんの企画展もあり、特に夏休みは大人気で、何度も行きたくなる科学館です。

まだまだ見どころがたくさんある防府市です。ぜひ何度も足を運んで、防府市の魅力を隅々まで堪能して下さいね。