古くからアメリカの重要な港であり、かつては海軍の造船所があったサンフランシスコ。そこにある有名な観光地のフィッシャーマンズワーフに、第二次世界大戦で活躍したアメリカ海軍の潜水艦、パンパニートが記念艦として公開されています。日本軍と戦った潜水艦の歴史を学びにいきませんか?
潜水艦パンパニートとは?
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潜水艦パンパニートは、第2次世界大戦で日本軍の船を6隻沈め、4隻に損傷を与え、6個の従軍星章を受章したアメリカ海軍の潜水艦です。戦後は1971年まで訓練艦として現役でした。1975年に記念艦として公開され、1986年にはアメリカ合衆国国定歴史建造物に指定されました。現在でも、潜望鏡やエンジン、魚雷発射管1基のほかにアイスクリーム製造機などが未だに作動できる状態に維持されています。パンパニート(パンパニト)という名前は、「ポンパーノ(Pompano)」というアジ科の魚の名前に由来します。潜水艦パンパニートの見学方法
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事前の予約・申込が無くても、当日の窓口で見学料12 USドル/大人1人(ガイド無し)を払えば見学ができます。また、事前にこちらのサイトで前売りチケットをネット購入することも可能です。前売りチケットは音声ガイド付きのツアー(およそ1時間)になっており、15 USドル/大人1人になります。潜水艦パンパニートのおすすめ、見どころ
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潜水艦の狭さを体感する
潜水艦の中に入ったことがありますか?入ったことがある人はそうそういません。現在でも丁寧に管理されているこのパンパニートに入ってみて、潜水艦の内部を体感することは、貴重な経験です。中に入ればその空間の狭さをすぐに実感できます。移動には小さなハッチをいくつもくぐらなくてはいけません。閉鎖された空間で懐中を何千㎞と移動する苛酷さを想像することができます。戦争の歴史を学ぶ
パンパニートの司令室には、第二次世界大戦時のパンパニートが通った航路が記されています。あの当時、日本列島にどれだけ近づいていたかがわかります。姿を見せずに静かに近づいてくるこの潜水艦。海上の戦争の戦略、恐怖、軍事的重要性が学べます。乗組員の生活
この艦内で何ヶ月も戦闘、訓練、生活をしてきた乗組員の生活を見てみましょう。艦内の居住区には兵員用の二段ベットが並んでいます。食事はどうしていたのだろう?シャワーは?洗濯は?実物を見れば、これらの疑問の多くに、答えが見つかります。アイスクリーム製造機
このギリギリに制限されたスペースに、当時活躍していたアイスクリーム製造機があります。きっと戦争中のささやかな楽しみだったのでしょう。極限状態を切り抜けた後のアイスクリーム。想像してみてください。このアイスクリーム製造機はいまだに現役で使用できるそうです。実際に訪れた人の声
潜水艦パンパニト、撃沈した6隻の日本艦分の6個の日の丸が付いててKAIJUカウントかよ〜ってなった
— タガネ (@TAGN) 2015, 3月 27
@nojiri_h 時間あったらフィッシャーマンズワーフの潜水艦パンパニトもお見逃しなく。手入れがとても行き届いていて奇跡的なコンディションです。
— 武井一雄 (@meza3) 2014, 5月 20
いきなりですが、パンパニトのベッド。結構広いです。アメリカ人向けだから当たり前かもしれませんが。 http://t.co/E4KHGVrbui
— ILMA Express (@ILMA_Expess) 2014, 3月 23
先日、フィッシャーマンズワーフで繋留・展示されている第二次世界大戦当時の潜水艦パンパニトhttp://t.co/PmOsJ52GEyに行ってきた。中は何もかもが狭かった。例のごとく、退役した軍人であろうボランティアのおじいさんが潜水艦の概説とQAタイムをしてくれたのだけど、
— 浅謀近慮 (@dominionjp) 2013, 12月 23
地図はこちら
基本情報
- ・名称:USS PAMPANITO (SS-383)
・住所:Pier 45 @ Fisherman’s Wharf, San Francisco, CA 94133 - ・アクセス:サンフランシスコ市営鉄道 F Market & Wharves線のジェファーソン・ストリート & テイラー・ストリート駅から徒歩6分
- ・営業時間:日曜~木曜 9:00 – 18:00、金曜・土曜 9:00 – 20:00
- ・定休日:年中無休
- ・電話番号:415-775-1943
- ・料金:大人 12 USドル、6~12歳 6 USドル、 6歳未満 無料、 学生 8 USドル、 シニア(62歳以上) 8 USドル
- ・所要時間:1時間
- ・オススメの時期:いつでも
- ・公式サイトURL:http://www.maritime.org/pamphome.htm