甲府鳥もつ煮・町おこしにも貢献する病み付きの味！

山梨県から登場したB級グルメ、「甲府鳥もつ煮」をご存知でしょうか。普通もつ煮込みといえば牛のモツを利用するのですが、一味も二味も違うのが鶏モツを使うという点です。発祥秘話に町おこしの由縁も含まれるこの「甲府鳥もつ煮」とはどんなものなのでしょうか？

1.鳥もつ煮とは何か？？？

鳥もつ煮という名前ではありますが正確に言うと煮込みものではないので、牛モツなどでよく食べられる
「もつ煮込み」とは異なる料理です。鳥のモツと呼ばれるレバー、砂肝、キンカンなどの部位を使い、砂糖としょうゆで甘辛く煮詰めたものを鳥もつ煮と呼んでいます。

簡単なメニューではありますが、これがなんと過去にご当地グルメの祭典・B-1グランプリで優勝するほどの逸品なのです！

2.鳥もつ煮の起源

甲府鳥もつ煮の発祥というのは、実はある一軒のお蕎麦屋さんでした。奥藤というお蕎麦屋さんの店主は「鳥のもつが捨てられていてもったいない。なにか安くて美味しいものができないものか」と考えて、砂糖としょうゆで煮詰めてみたようです。するとモツの出汁もあいまって非常においしいと評判になり、甲府の特徴的なご当地グルメと変化していったのです。

最近ではB-1グランプリ(2010年度)に初出場優勝を遂げたのです！実はこの初出場で優勝というのは第1回を除いて初なのです！！！現在では「甲府鳥もつ煮」の名前を商標登録する動きもあるようで、地域一帯で町おこしのためのキーツールとして活用されています。

3.食べてみた感想は？

モツは元々クセの強い食べ物ですので好き嫌いが分かれがちです。ですが、B-1グランプリでたくさんの方々が食されてもその人気が証明されたように、クセ以上の旨みが含まれているようです。さて、そんな甲府鳥もつ煮を食べた方の感想はというと・・・

■白米との相性抜群！
■うなぎたれのような甘みがマッチする
■お酒なら焼酎が合いそう
■しっかりした甘辛味が食欲をそそる
■うまみが凝縮されている

といったような感想が多くありました！！！

しっかりした味わいは白飯との相性が非常によく、食欲を増進させてくれる味という意見が多数です。
後は煮込みものではないので余分な水分がなく、ご飯に入れてもご飯自体が塩辛くなることもないので
食べやすいというのも高ポイントの理由です。

4.地元で食べるならどこ？

甲府鳥もつ煮を食べるのであれば元祖鳥もつ煮の「奥藤 本店」さんではないでしょうか！奥藤さんは一番最初に甲府鳥もつ煮を作り出したというだけあってその人気はかなりのものです。

そして本業はお蕎麦屋さんなので、おそばとセットでいただくとこれまたおいしいのです！モツでしっかりした味を楽しみ、ざるそばで清涼感をだす。この組み合わせに虜になっている方も多いそうです。

また、奥藤さんは各地にいくつか分店も展開されておりますので、意外と元祖甲府鳥もつ煮が近くで
食べられるかもしれません！！
続いてはこちらのお店です！

こちらもお勧めのお店、とんかつ力さんです！実はこのお店、先ほど紹介した奥藤さんの先代の息子さんが経営されています！ どうも同じお蕎麦屋さんを開業すると競合してしまうからということでとんかつ屋にされたようです。種類は違えど甲府鳥もつ煮に関してはしっかり引き継がれていると評判です。

とんかつと甲府鳥もつ煮、どちらも白飯にぴったりのおかずですので、がっつりご飯を食べたいという
方にもお勧めですね！！

山梨県が誇る甲府鳥もつ煮、B-1グランプリでもその実力を発揮していますのでおいしいこと間違いなしです！ おかずとしてもばっちりですしおつまみにしても最高、ぜひ山梨県でご当地の味を楽しんでみてください！