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明治24年に初代九州鉄道の大里駅として開業し、昭和17年に門司駅として改名されました。九州の玄関駅として、関門トンネル開通により山陽本線の終点駅ともなっています。1、門司駅とは?
関門トンネルは、長いだけでなく海底となる為に蒸気機関車の運行が不可能でした。その為に機関車交換が門司駅で行われていて、九州初特別急行列車「富士」、戦後初の九州発着特急「かもめ」などは全て門司駅に長時間滞在し、列車ファンが多く見にやってきました。
山陽本線が昭和39年に全線電化されてからは、旅客列車は機関車交換の不要な交直両用電車が中心となり、旅客列車の長時間停車が減ってしまいます。山陽新幹線が開業してからは、新幹線全列車が停車する小倉駅がメインとなり門司駅は通勤・通学の利用者が殆どになりました。
2、乗り入れ路線
鹿児島本線と山陽本線が乗り入れ、山陽本線は当駅折返しの下関行き・小倉方面からの下関行きとなります。鹿児島本線は、下りが門司港発のみの「小倉・折尾・博多・中津方面」及び「小倉・折尾・博多・中津方面」上りが「門司港行き」となっています。
3、駅の周辺
駅の周辺は市街地となり、駅南口には国道3号並行し駅北口から2海側の海岸沿いを国道199号が線路に並行する形で通っているので、門司駅から車での移動も非常に便利です。
駅の北側にサッポロビール北九州工場がありましたが、2000年に閉鎖され工場跡の建物は再開発され、「門司赤煉瓦プレイス」として「門司麦酒煉瓦館」「赤煉瓦交流館 」「赤煉瓦写真館」が揃っています。
4、周辺観光スポット
門司赤煉瓦プレイス
帝国麦酒株式会社として建設されたサッポロビールの前身。大正2年に創業された頃にはサクラビールと銘打ったビールを醸造・販売し2000年まで操業していました。醸造棟(年に2回程公開)・旧組合棟(赤煉瓦写真館)・倉庫跡(赤煉瓦交流館)は国の有形文化財に登録され観光スポットとして注目されています。
「旧長崎街道」が門前にあり、江戸時代の参勤交代では、九州の諸大名がこの周辺の宿場町から江戸へとっ出立つした記録も残されています。
門司港レトロ
門司港は国際貿易港として活躍した港の為、近代建築が建ち並んでいます。国の重要文化財に指定されている木造の「J6 門司港駅舎」は当時の様子を顕著に残していて風情ある街並みを楽しめます。夜景が素晴らしく、デートスポットとしてもシチュエーションが最高なスポットですから夕刻に訪れてみましょう。
門司港駅
木造2階建のルネッサンス風建築が美しく九州では最古の駅となります。石綿スレートが葺かれた屋根に直径1mの青銅の手水と、かっての大日本帝国鉄道の名残があることで駅自体が観光スポットとなっているのです。鉄道記念館が近くにあるので、子供連れで駅に降りても退屈しません。「旧門司三井倶楽部」「旧大阪商船」「旧門司税関」「国際友好記念図書館」もオープンし、門司港レトロと合わせた都市型観光地として多くの人を虜にしているのです。
5、門司駅詳細
■ 基本情報
- ・名称:門司駅
- ・住所:北九州市門司区中町2-1
- ・電話番号:093-321-0495
- ・公式サイトURL:https://www.jrkyushu.co.jp/EkiApp?LISTID=502&EKI=91101030