大人なら、ひとりでもフラッと立ち寄れる店の一つや二つは押さえておきたいもの。
何もデートや接待に使うような肩肘の張った店でなくていい。キッチンでパスタ鍋の放つ湯気を眺めつつ、ひとり静かに料理を待つような店。
たとえばカウンター席のあるイタリアンなんていかがだろう。今回は、中目黒エリア注目の4軒を紹介しよう。
「ブドウの搾りかすを飼料にした甲州ワインビーフのタルタル¥1,600。ライム風味のコショウやサフラン風味の塩など、遊び心たっぷりのシーズニングとともに」
疲れた夜でもタルタルと1杯のワインがあれば、それだけで今日はいい1日だったと思える。
目黒川を越えた先にある一軒家レストラン『オステリア カステリーナ』は、会社帰りに友人宅に寄るかのような気軽さがいい。
甲州ワインビーフや短角牛、イベリコ豚など、厳選肉の炭火焼きがスペシャリテ。
「昼は明るい陽射し、夜は温かな照明に照らされるカウンター」
ワインの枝や香草を巧みに使い、香り高く仕上げたリストランテ級の料理がオステリア価格でいただけるところが肉好きひとり客を魅力するポイントだ。100g単位で注文できるのもうれしいところ。
トスカーナ地方の2ツ星レストランで研鑽を積んだ荒井広太シェフとの会話がアンティパストだ。
「中目黒駅から徒歩5分ほど。駒沢通りの1本裏道に佇む『DAYS』。無垢材×コンクリートと中目黒らしいミニマル空間のすみずみに多彩な植物がセンス良く散りばめられる」
「日々の食事に気軽に使ってほしい」と店名に込めた思いを語るのは、人なつこい笑顔が魅力の若きオーナーシェフ・阿部朝陽さん。
代々木公園の名店『LIFE』で9年修行を積み、2013年10月、中目黒に念願の店をオープンさせた。
ワタリガニのトマトソースなど5種から選べるパスタプレート(1,350円/前菜2種、サラダつき)や、牛ハラミもしくは香草鶏もも肉のグリル2種から選べるメインプレート(1,550円/前菜2種、サラダ、パンつき)は、リーズナブルかつしっかりいただきたいひとり客にうってつけだ。
「牛ハラミのグリルのメインプレート¥1,550。ローズマリーやタイムなど数種のハーブで一晩マリネしたミディアムレアのグリル肉を特製バルサミコ酢ソースでさっぱりいただく。ニンニクとアンチョビベースの自家製ドレッシングも絶品」
グラス500円、ボトル2,900円~とワイン類の敷居の低さもうれしい。
これから末永く中目黒に根を張ること間違いなしの『DAYS』。
常連になるなら早い方がいい。
「店は目黒川を西郷山側にさらに入った住宅地にある。カウンターに座り、道行く人を眺めつつワイン片手に一日の疲れをゆっくり癒したい」
『フェリチェリーナ』は全席カウンターという物件を得て、2011年夏、中目黒にオープンした。
料理は食材第一、シンプルな調理法でその良さを引き立たせる。シェフの濱本直希氏が毎日築地に出向いて魚介を仕入れ、野菜は船橋や長野から無農薬野菜を取り寄せる。13席中、4席のシェフズテーブルに座れば、厨房でシェフらが立ち働く様子をつぶさに見ることが可能。
一見、しっとりとした佇まいの店だが、カウンター席で自分だけの静かな時間を満喫してみてはいかがだろう。イタリア語で“幸せ”を指す「フェリーチェ」がたしかにそこにはある。
「北海道産シマエビのカルパッチョ。塩気とパッションフルーツの甘みがエビを引き立てる」
「銚子直送金目鯛のソテー フレーゴラとアサリのスープ仕立て¥1,600。サルディーニャの郷土パスタ、フレーゴラの食感が楽しい」
思い立ったらためらわず行ける、使い勝手のよいバル。店内はカウンター中心で、グラスワインも常時10種前後そろう。
「料理は全部ワインのつまみ。好きな皿を好きな順に食べて」と、オーナーシェフ・大貫浩一さん。
メニューは野菜とチーズ、パスタ、魚、肉とジャンル別に日替わりで黒板にお目見えする。構えはラフだが、銚子から直で仕入れる鮮魚など可能な限りいい食材にこだわる。
「週に何度でも来て欲しい」と価格は1,000円前後が中心。ご近所に住む人が羨ましいほど、使い勝手と高い満足度を備えた店だ。
「カウンターの奥にはゆったりテーブル席も」
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何もデートや接待に使うような肩肘の張った店でなくていい。キッチンでパスタ鍋の放つ湯気を眺めつつ、ひとり静かに料理を待つような店。
たとえばカウンター席のあるイタリアンなんていかがだろう。今回は、中目黒エリア注目の4軒を紹介しよう。
100g単位の注文でひとり客も安心 肉推しイタリアン『オステリア カステリーナ』
「ブドウの搾りかすを飼料にした甲州ワインビーフのタルタル¥1,600。ライム風味のコショウやサフラン風味の塩など、遊び心たっぷりのシーズニングとともに」
疲れた夜でもタルタルと1杯のワインがあれば、それだけで今日はいい1日だったと思える。
目黒川を越えた先にある一軒家レストラン『オステリア カステリーナ』は、会社帰りに友人宅に寄るかのような気軽さがいい。
甲州ワインビーフや短角牛、イベリコ豚など、厳選肉の炭火焼きがスペシャリテ。
「昼は明るい陽射し、夜は温かな照明に照らされるカウンター」
ワインの枝や香草を巧みに使い、香り高く仕上げたリストランテ級の料理がオステリア価格でいただけるところが肉好きひとり客を魅力するポイントだ。100g単位で注文できるのもうれしいところ。
トスカーナ地方の2ツ星レストランで研鑽を積んだ荒井広太シェフとの会話がアンティパストだ。
毎日でも通いたくなる居心地の良さ『DAYS』
「中目黒駅から徒歩5分ほど。駒沢通りの1本裏道に佇む『DAYS』。無垢材×コンクリートと中目黒らしいミニマル空間のすみずみに多彩な植物がセンス良く散りばめられる」
「日々の食事に気軽に使ってほしい」と店名に込めた思いを語るのは、人なつこい笑顔が魅力の若きオーナーシェフ・阿部朝陽さん。
代々木公園の名店『LIFE』で9年修行を積み、2013年10月、中目黒に念願の店をオープンさせた。
ワタリガニのトマトソースなど5種から選べるパスタプレート(1,350円/前菜2種、サラダつき)や、牛ハラミもしくは香草鶏もも肉のグリル2種から選べるメインプレート(1,550円/前菜2種、サラダ、パンつき)は、リーズナブルかつしっかりいただきたいひとり客にうってつけだ。
「牛ハラミのグリルのメインプレート¥1,550。ローズマリーやタイムなど数種のハーブで一晩マリネしたミディアムレアのグリル肉を特製バルサミコ酢ソースでさっぱりいただく。ニンニクとアンチョビベースの自家製ドレッシングも絶品」
グラス500円、ボトル2,900円~とワイン類の敷居の低さもうれしい。
これから末永く中目黒に根を張ること間違いなしの『DAYS』。
常連になるなら早い方がいい。
なじみになりたいのはこういう店! 全カウンター13席のみの『フェリチェリーナ』
「店は目黒川を西郷山側にさらに入った住宅地にある。カウンターに座り、道行く人を眺めつつワイン片手に一日の疲れをゆっくり癒したい」
『フェリチェリーナ』は全席カウンターという物件を得て、2011年夏、中目黒にオープンした。
料理は食材第一、シンプルな調理法でその良さを引き立たせる。シェフの濱本直希氏が毎日築地に出向いて魚介を仕入れ、野菜は船橋や長野から無農薬野菜を取り寄せる。13席中、4席のシェフズテーブルに座れば、厨房でシェフらが立ち働く様子をつぶさに見ることが可能。
一見、しっとりとした佇まいの店だが、カウンター席で自分だけの静かな時間を満喫してみてはいかがだろう。イタリア語で“幸せ”を指す「フェリーチェ」がたしかにそこにはある。
「北海道産シマエビのカルパッチョ。塩気とパッションフルーツの甘みがエビを引き立てる」
イタリア仕込みの味 日常使いに重宝したい『クォーレ アズーロ』
「銚子直送金目鯛のソテー フレーゴラとアサリのスープ仕立て¥1,600。サルディーニャの郷土パスタ、フレーゴラの食感が楽しい」
思い立ったらためらわず行ける、使い勝手のよいバル。店内はカウンター中心で、グラスワインも常時10種前後そろう。
「料理は全部ワインのつまみ。好きな皿を好きな順に食べて」と、オーナーシェフ・大貫浩一さん。
メニューは野菜とチーズ、パスタ、魚、肉とジャンル別に日替わりで黒板にお目見えする。構えはラフだが、銚子から直で仕入れる鮮魚など可能な限りいい食材にこだわる。
「週に何度でも来て欲しい」と価格は1,000円前後が中心。ご近所に住む人が羨ましいほど、使い勝手と高い満足度を備えた店だ。
「カウンターの奥にはゆったりテーブル席も」
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