秩父宮記念スポーツ博物館は、1964年に開催された東京オリンピック・パラリンピックのメイン会場・国立競技場のスタンド内にあります。ですので、国立競技場改築工事中の現在は新国立競技場の完成まで長期休館となっていますが、巡回展事業が行われています。
その中でも必見なのはあの有名な友情メダルです。ベルリンオリンピックで棒高跳びの西田修平選手と大江季雄選手が同じ記録を出したところ、規定により2位が西田選手3位が大江選手とされたため、お互いのメダルを半分に切断し入れ替えてくっつけたものです。選手同士の熱い気持ちが感じられます。
また、やぶさめ、相撲、蹴鞠など日本古来のスポーツに関する展示もあります。
古代ギリシアでは「力」と「美」は同等に重んじられたことから、前回の東京オリンピックでも「力」と「美」をテーマにした像が国立競技場に陳列されました。今でも威風堂々と立っています。
新国立競技場が完成したら是非訪れてみてください。東京オリンピックを控える2020年が待ち遠しいですね。
1.秩父宮記念スポーツ博物館とは?
昭和天皇の弟君であり「スポーツの宮様」として国民に親しまれた秩父宮雍仁親王が1953年に亡くなられた際、スポーツ関係者有志に働きにより秩父宮雍仁親王のスポーツ界への御功績を讃え、その記念として設立されました。2. どんな魅力が?
明治時代以前の昔のものから近年のものまで実際に使用されたスポーツ用具やそれに関連する品々が展示されています。オリンピック関連のものでは、近代のオリンピックの祖である2000年前の古代ギリシアのオリンピア祭典の資料も展示されています。3.見どころ・お勧めポイント
オリンピックのメダル
歴代オリンピックのメダルが展示されています。これらは選手やその遺族から博物館に寄贈・寄託されたものです。その中でも必見なのはあの有名な友情メダルです。ベルリンオリンピックで棒高跳びの西田修平選手と大江季雄選手が同じ記録を出したところ、規定により2位が西田選手3位が大江選手とされたため、お互いのメダルを半分に切断し入れ替えてくっつけたものです。選手同士の熱い気持ちが感じられます。
スポーツの歴史
日本がオリンピックに初参加すると同時に、今ではメジャーな野球やサッカーなどの近代スポーツが海外から国内に広まったのは明治時代だそうで、当時使用されていた近代スポーツの用具が展示されています。現在のものとは全く素材も形状も異なるんですよ。また、やぶさめ、相撲、蹴鞠など日本古来のスポーツに関する展示もあります。
美術品
秩父宮殿下登山像や古代オリンピックのレリーフのレプリカなど、古代のから近代までのスポーツやオリンピックに関する美術品が屋内外に展示されています。古代ギリシアでは「力」と「美」は同等に重んじられたことから、前回の東京オリンピックでも「力」と「美」をテーマにした像が国立競技場に陳列されました。今でも威風堂々と立っています。
4.口コミ
昨年の4月下旬 国立競技場が取り壊される前に閉館した秩父宮記念スポーツ記念博物館…そこに飾られていた1964年オリンピックのエンブレムのポスターをパチリ。 こんなに感慨深くこの写真を見直す日が来るとは思わなかったね…なんか切ない pic.twitter.com/dG7LmYZHVD
— ちびねこ (@ikerpepp1) 2015, 9月 3
国立競技場のスタンドの下にあった秩父宮記念スポーツ博物館(2014年閉館)を訪れた際の写真が出て来ました。なかなか楽しい場所で、競技会やイベントの未開催日はスタンド見学もできました(て) pic.twitter.com/FLedBYJWB8
— 月刊望星編集部 (@bosei_jp) 2015, 6月 7
I’m at 秩父宮記念スポーツ博物館 (新宿区, 東京都) http://t.co/gEI1Fn5LH6
— げん (@gen46) 2014, 5月 5
5.詳細
■ 基本情報
- ・名称:秩父宮記念スポーツ博物館
- ・住所:新宿区霞ヶ丘町10-2
- ・アクセス:JR信濃町駅から徒歩8分
- ・電話番号: 03-3403-1159
- ・公式サイトURL: http://www.jpnsport.go.jp/muse/home/tabid/36/Default.aspx
新国立競技場が完成したら是非訪れてみてください。東京オリンピックを控える2020年が待ち遠しいですね。