chrizyshot
京都の観光スポットとして人気の高い嵯峨嵐山。世界遺産の天龍寺が有名です。ここに訪れた時には是非近くの臨川寺にも訪れてみてください。桂川沿いにある天龍寺の別院です。臨川寺は後醍醐天皇の皇子である世良親王の居所を禅寺としたものです。臨川寺とは?
嵐山を眺望できるこのお寺は建武2年(1335) 夢想国師が開山してつくられた禅宗寺院です。世界遺産の天龍寺の別院です。開山堂には、夢想国師の木像が安置されています。足利義満の筆による『三会院』の額(中門の上)をはじめ書院中の間にある狩野永徳による襖絵「水墨花鳥図」および枯山水(龍華三会の庭)の庭園など往時を偲ぶものが多く残っています。臨川寺の魅力
臨川寺の周辺を40分ほど散策すれば、世界遺産の天龍寺や、嵯峨野竹林の道、野宮神社、二尊院、化野念仏寺、嵐山や渡月橋など、京都嵯峨の自然を感じながら、たくさんの歴史あるスポットが回れるので、観光にはオススメの場所です。周辺のおすすめ観光スポット
天龍寺
1339年に足利尊氏が後醍醐天皇の菩提を弔うために建立したお寺で、世界文化遺産になっています。創建時は150余の塔頭を数えましたが、8回の大火に遭い現在の諸堂は明治時代に再建されたものです。曹源池を中心に嵐山や亀山を借景とする池泉回遊式の庭園(史跡・特別名勝)は、開山の夢窓疎石[むそうそせき]の作。3段の石滝組などを配し、南北朝時代の禅院を代表する庭園です。紅葉のスポットとしても有名です。法輪寺
713年(和銅6)行基が開創。829年(天長6)空海の弟子道昌が虚空蔵菩薩像を安置し、法輪寺と称されました。‘十三まいり’の寺として有名で、数え年13の男子、女子が智恵と福徳を授かるために参詣します。十三まいりは古来より京都で営まれてきた習慣で、かぞえ年十三歳に成長した男女が、成人の儀礼として3月13日から5月13日までの間に法輪寺に参詣し、十三歳の厄難を払い、智恵を授かりに行きます。帰りはいただいた智恵や福徳をなくさないよう、渡月橋を渡り終えるまで後ろを振り向かないという風習があります。
渡月橋
映画やテレビドラマの撮影で多用されていることもあり、観光地としての嵐山を象徴するシンボルになっています。名前の由来は、夜空に浮かぶ月が橋を渡っているように見えたことから「くまなき月の渡るに似る」と言った亀山上皇の言葉だそうです。嵯峨野嵐山周辺は平安時代に貴族達の別荘地として開け、渡月橋付近は古くから風光明媚な場所として知られた場所です。■ 基本情報
- ・名称:臨川寺
- ・住所:京都府京都市右京区嵯峨天龍寺造路町33
- ・アクセス:市バス 嵐山天龍寺前 下車徒歩約3分・JR嵯峨嵐山駅から徒歩約7分
- 京福電鉄 嵐山駅 徒歩5分
- ・電話番号:075−861−3248