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四国の徳島のお祭りで、道を踊りながら進む「阿波おどり」は有名ですね。なぜか、東京にも「東京高円寺阿波踊り」というものがあるらしい。一体なぜなのか、どんな阿波踊りなのが調べてみました。徳島まで行けない人は、ぜひ東京で阿波踊りを見物してくださいね!東京高円寺阿波踊りとは?
昭和32年、街おこしの起爆剤に阿波踊りが導入され、第1回大会が行われました。きっかけは、現在の高円寺パル商店街振興組合に青年部が誕生し、この誕生の記念行事として、大きな売上をもたらす呼び物のため、何かやろうと人々は奮起。神輿は高価でとても手が出ず、狭い商店街の中では盆踊りのヤグラを組むこともできず、参考として浮かんだアイデアが「阿波踊り」だったそう。正式に阿波おどりと名乗るのも憚られ「高円寺ばか踊り」に決まりました。どんな魅力が?
「高円寺ばか踊り」が行われるようになって数年後、メンバーが本場徳島の阿波踊りの師匠を探し、指導のもと一生懸命練習を積みました。 この甲斐あって、高円寺のメンバーのテクニックも急速に向上。そして、昭和38年正式に「高円寺阿波おどり」に名称を変更しました。なんと「阿波踊り留学」としてメンバーが徳島に派遣されることもあったのだとか。現在では観客動員約100万人にもなります。見どころ・おすすめポイント
友好都市と阿波踊り連 ※2015年おじや連(新潟県小千谷市)
平成16年10月23日発生の中越大震災の際、支援を頂いた交流自治体や、全国の皆様に、復興することのできた感謝の気持ちを込め、平成18年に結成。当初は市保育士が中心となり、杉並区さざんか連から講師の派遣・アドバイスを頂き練習を重ね参加してきました。 現在は、自治体連として活動していますが、年々市民参加も増え、地元「おぢやまつり」でも阿波踊りを披露し普及・PRを図っています。上州いわびつ連(群馬県東吾妻町)
杉並区との交流をきっかけに平成2年に発足した、県内でも最古参の連。鳴り物・踊り合わせて20名ほどの小さな連ですが、週一度の練習に汗を流し強い団結力をもって精進しています。近年、徐々に発表の場も増えお祭りやイベントに参加するようになりました。 ちなみに“いわびつ”とは、町のシンボルでもある“岩櫃山”に由来しています。風舞連(北海道名寄市)
平成4年に北海道名寄市(旧風連町)の、出たがり屋の阿波踊り大好き人間が集まり、高円寺阿波踊りの参加を目指し結成されました。練習に励み、阿波踊りの懐の深さに、試行錯誤の日々を繰り返しています。青梅うぐいす連(東京都青梅市)
杉並区と「交流に関する協定」を締結し、その縁で、東京高円寺阿波おどりに初参加することになりました。今後、阿波おどりを通して、地域の交流や活性化につながればと、まずは、市職員による「連」を結成しました。愛舞連(福島県南相馬市)
三市町が合併をし南相馬市となり、阿波踊りを通して、町おこしや、ボランティア活動に参加できればと、お祭り大好きなメンバーが集いました。年齢的にもさまざま、職業もさまざまのなか、みんな阿波踊りが大好きです。■ 基本情報
- ・名称:東京高円寺阿波踊り
- ・住所:東京都杉並区高円寺
- ・アクセス:JR「高円寺」駅、東京メトロ・丸ノ内線「新高円寺」駅周辺
- 商店街及び高南通りの8演舞場
- ・時間:午後5時から午後8時
- ・会期:八月下旬
- ・公式サイトURL:http://www.koenji-awaodori.com/